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戦争・ウクライナ・タイタニック・ディカプリオ
世界が混沌としてきました。
ウクライナの戦争においてプリゴジンの反乱までは予想通りの展開だったのですが、その後が読めません。
私が読めないということは、ロシア自体が非常に難しい混乱に陥っているということで、今後どのような展開もあり得るということです。
この戦争で私が一番不思議に思ったのは、ロシアが初戦の勢いのままウクライナを制圧できなかったことではありません。
侵攻開始直後のあのとき、最初から私はプーチンに何かあったのではないかと思っています。そして指揮系統が劇的に乱れた。
それはさておき、この戦争で不思議なのは、誰も本気で戦争を止めたがっているように見えないことです。
そしてこの戦争のきっかけと、それまでのいきさつが、一切情報として流れてこないこと。マスコミも一切触れません。
ロシアの行動を止めることが可能だと言われた安倍氏が戦争直前に倒れ、同様にトランプ氏が失脚したこと。
さらにウクライナがロシア本土を攻撃してはいけないという、謎のルールを全世界が認めていること。
なんじゃこりゃ?!
ところで、タイタニック号の沈没観光ツアーの事故で、にわかに映画「タイタニック」が注目を浴びています。
私はこの超大作「タイタニック」が、どうにも好きではありません。
単なる好みの問題なのですが、お約束過ぎる展開や、何よりも主役のレオナルド・ディカプリオ(以下ディカプリオ)の演技があまりにも稚拙で、どうにも鼻につくのです。
映画「タイタニック」は私の嫌いな映画、ナンバーワンかもしれないのです。
ところが私の好きな映画は、何と同じくディカプリオ主演の「ブラッドダイヤモンド」なのです。ナンバーワンと言っても良いくらいです。
「タイタニック」から10年近くが経過していますが、ディカプリオの演技が非常に優れていて、あの「鼻につく」演技は、彼の個性へと変化していました。かなりの努力をしたのであろうと、感心しました。
彼は間違いなく、一流の役者です。
映画「ブラッドダイヤモンド」は、全ての人に見て欲しい映画です。
この映画は、この世界から何故戦争や紛争が無くならないのか、それを非常にわかりやすく描いているからです。
エンターテイメント性を失うことなく、観客を飽きさせることもなく、実にバランスよく、わかりやすく作られた傑作中の傑作だと私は思っています。
またロードムービー的な要素も多く、場所を次々と変えながら、目まぐるしく状況が移り変わり、それでいて雑なストーリーにならず、ひとつの信念に従って作られた映画であることがわかります。
是非知らない人は、今だからこそ、この映画「ブラッドダイヤモンド」を見て欲しいと思います。
世界が平和でありますように。