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悪い意味でヤバかった幣立神社

 最近私は古代信仰の場所として、熊本県の山都やまと町と宮崎県の五ヶ瀬町に注目しています。
 そのエリアのど真ん中に幣立へいたて神社があるため、この辺りに古代縄文の大きな集落や、もしくは後の世に古代王国があったのではないかと考えています。
 そこで今回阿蘇周辺を含めて全体を見てきたのですが、タイトルの通り幣立神社があまりにもヤバかったので、まずはここだけを記事にしたいと思います。

 最初に言っておきますが、幣立神社は間違いなく古代から信仰されていたであろう重要な場所です。これはほぼ間違いありません。
 だからこそ今回私は調査に出向いたのですが。。
 では何がヤバいかと言うと、現在の神社の「有り様」です。

 幣立神社に着いて最初の大きくて立派な鳥居をくぐるとき、ふと脇にある神社の名前に目がいったのです。
 「幣立神宮!?」
 そこには幣立神宮と大きく書いてあります。ここって神宮だっけ??
 神社だったはず。
 まさか、勝手に名前を変えてるんだろうか??

 既に相当ヤバい臭いがします。

 そして階段を上って社殿に出たとき、「あ!?」っと声が出ました。
 なんだこれは。

 中央にお社があるのですが、その脇には「伊勢神宮内宮」とあります。
 さらに別の場所には「伊勢神宮外宮」の文字。
 そして他にも所狭しと大物の神々の名前を出して祀ってあり、多くの神社を参ってきた者であれば一瞬で理解できると思いますが、見たこともないほど「異様」な状況になっているではありませんか。
 まるで神道しんとうを元にした新興宗教のようにも見え、もしくは昭和の地方観光地にあったような怪しすぎる観光スポットというか、かなりヤバいと感じました。

 どうしたんだこれは。
 何があったんだ。

 前述したように、間違いなくここ幣立神社は、由緒ある古代からの信仰の場所であると思います。
 問題はいつの時代からこんなことになってしまったのか、です。

 ここでは、狭い場所に無理やり詰め込まれた神々が激怒しているかのような、強烈な不協和音と危険なエネルギーをはっきりと感じます。
 もちろん日本は信仰の自由が保障されているので、どんなスタイルを持ったとしても自由ではあると思いますが、地域の住民や氏子うじこはどのような気持ちなのでしょう。
 強く捻じれたプライドと欲望が渦巻くような印象を、少なくとも私はこの神社にはっきりと感じました。

 私は途中で参るのを中止しました。

 この神社に何か悪いことが起きなければいいけどなぁ、大丈夫かなぁ、と思いながら社殿の東にある御神木へと向かった私は、再び「あ!?」っと声をあげました。
 予感的中というか。。
 なんと御神木がへし折れたようで、根元付近から切断されているではありませんか。
 しかも御神木の切断面からはまだ新鮮な樹木のにおいがしており、つい最近、何かがあったようです。
 台風?落雷?焦げ目のようなものは見当たらず、しかし写真で見ていた御神木の主幹はバッサリなくなっているのです。
 周辺の樹木も大きく背が高いのに、なぜこの木だけがこんなことになっているのでしょうか。いったい何があったのでしょう。

 これが私が見てきた幣立神社です。
 何度も述べているように、ここは古代からの信仰の場であり、神聖な場所であることは間違いありません。
 信仰のスタイルも自由です。

 しかし、

 みなさんには幣立神社へ行くことをおススメしません。
 それだけははっきりと伝えておこうと思いました。

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