Jリーグとプロ野球の撮影ルール
ついに中韓からの越境大気汚染が押し寄せてきました。
旧正月前後の1ヶ月間は隣国の経済活動が活発になり、流れてきた膨大な量の大気汚染が日本を覆います。特に九州から沖縄までが激しく、沖縄に青い空を期待して行ってみたら東京の方が青かった、なんてことすらあるので要注意です。
私が移住先に宮崎を選んだのは、宮崎が九州沖縄エリアで最も越境大気汚染が少ないエリアであると判断したことも大きな理由です。
それでもこの時期は大気汚染が激しく、風景撮影のPM2.5限界値である15㎍/㎥を大幅に超える日が続きます。空は茶色系に白濁。
そんなこんなで、ここ1、2年ほど、この時期は風景撮影を辞めてプロ野球のキャンプを撮影してきました。
今日はその前哨戦で、Jリーグ「ファジアーノ岡山」宮崎キャンプを撮影してきました。
いきなりサッカーになったのは、いつの間にかJリーグの撮影が可能になっていたことを知ったからです。
たしか2年ほど前に調べたときはスマホなどはOKだけど、基本的に全面禁止だったと覚えています。
サッカー人気低迷もあってSNSの宣伝効果を馬鹿にできないと判断したのでしょうか、公式ページを見ると写真はオッケー、SNSも営利目的外ならオッケーになっているではありませんか。
これにはびっくり。もちろん写真撮影禁止となる場合は限定的にあるでしょう。今回ファジアーノ岡山のキャンプ現地では、セットプレー時以外は写真OKと書いてありました。
これはいいね。スバラシイ英断です。
一方でプロ野球は少々窮屈なルールへと改変がありました。
ボールインプレー中の写真撮影はOKだけど、SNSへ挙げるのは禁止になってしまったようです。どうやら不当に金儲けをしているバカが多数いるようで、そのための措置となったようです。これは残念だけど仕方ない。
それ以外の写真撮影に関しては、今まで通り営利目的外であればSNSはOKでした。これは寛大な措置です。
それにしてもJリーグとプロ野球とで、撮影可能基準が逆転してしまいました。
写真撮影というのは撮る楽しみもありますが、見てもらう楽しみも無視できない重要な要素で、莫大な金額と労力を投じて撮影を楽しんでいる人は多数存在します。こういった人たちの影響力は相当なものでしょう。
また、文化というものは縛りがあると次第に廃れます。縛りが多ければ多いほど廃れていくのです。
これははっきりと歴史が証明しており、また如実に効果が現れます。
遊び方を自由にするといろいろな人たちが集まってきて盛り上がります。逆に遊び方を限定し指定すると一気に過熱した空気が冷めていくのです。
繁栄には自由で開かれた雰囲気がとても大切なのですが、一方でその脆弱性を突いて不当に儲けようとするカネの亡者のターゲットになってしまい、文化が破壊される可能性もでてきます。
難しいところですが、私は撮影規制は可能な限り無いほうがスポーツ文化の繁栄につながると考えています。ルールを破った者には個々に厳しく対応し、それを広く知らしめることで抑制できるのではないかと思います。
またルールをわかりやすく明確にして、多くの人に知ってもらうことも大切だと感じます。
今後数年でJリーグとプロ野球の明暗に差が出るかどうか、とても興味深い実験になるのではないでしょうか。
今回は初めてサッカーを撮影するので、実験的で無難な撮影を試みました。相変わらず連写は使わず、単写で撮影しています。
撮影ターゲットが限定される野球の方が簡単かな?と思っていたのですが、実際にサッカーを撮影してみると常時動いている被写体の方が次の動きを予測出来て楽だと感じました。
焦点距離は35mm換算の800mmでぎりぎり。多少画質が劣化しても1.4倍のエクステンダーを付けて1120mmまであったほうが良いと思いました。
まぁ使っているのがマイクロフォーサーズなので、1120mmで撮影しても余裕で手振れ補正が効くため、一脚は不要です。
それにしてもファジアーノ岡山、なんとJ1に昇格したんだねぇ。
これにはびっくり。今日の練習試合がJ1昇格後の記念すべき最初の試合なのかも。
スタッフと故郷岡山の話でちょっと盛り上がったり、楽しかったです。
相手は宮崎産業経営大学。宮崎産業経営大学の10番の動きは素晴らしかった。
楽しい一日でした。
※使用カメラ&使用レンズ
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS