試行錯誤の通過点。
山道(といっても人間の道ではない)に
置きっぱなしのカメラがある。
赤外線センサーとストロボをプラケースに詰め込んだ
簡易自動撮影装置だ。
自分が撮っている写真の、
わずかな援護射撃にもなれればと
置いてみたんだけど、
これがなかなかうまく行かない。
風で揺れる葉に反応してシャッター切りまくったり
雨で跳ね返った土砂で、レンズが泥だらけになったり。
この写真は、
クマがカメラの位置を動かしてしまった後に
たまたまアナグマが写ったもの。
本当はこの下に動物の通り道がある。
もちろん、狙ったアングルではない。
先日、久しぶりにこのカメラの確認に出向いたところ
カメラが倒れて、空しか写っていなかった。
倒したのは、強風か、クマか、
ひょっとすると悪意ある人間かも知れない。笑)
豪雨が何度もあったから、
上を向いたレンズのところから入り込んだ水気で
さすがにボロボロになっていた。
ストロボは元気だったけど
レンズが結露し、ボディもちょっと変…。
そろそろ引退か…。
これは一号機。
現在は三号機を製作中。
しかし、むつかしいものです。
目標とする写真はまだまだ撮れそうにない。
でもとても面白い世界。
※9/20fb投稿より転載。
いただいたサポートは、旅費や機材など新しい撮影活動の資金とさせていただき、そこで得た経験を、またこちらで皆様にシェアしていきたいと思います。