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竹富町の民俗芸能を聴きに。

ちょっと長いタイトルになるけど
『竹富町制施行70周年記念講演
 沖縄県竹富町島々の民俗芸能 世乞い』
を観に国立劇場に行ってきた。

知人が出演するということで家族で押しかけた。
しかしこの大きな劇場が満員…。島の祭祀の力、おそるべし…。

実は僕自身は15歳の時より何度も八重山に通っていて、
父親は70年代から。さらに妻とも島で出会っているので
とても縁がある。
知人の出演者は、僕ら夫婦の結婚式で歌と踊りを披露してくれた人。

今年三歳になる息子は、昨年初めて島へと連れて行っている。
つまり我が家の三代目。
島では、サバニにも乗せてもらった。ずいぶんと思い出深かったらしく、
ステージ上に「〇〇にいにいは?」と目を走らせる。
民俗芸能は3歳児にはまだ早いかと思っていたけど
しきりに見入っていたのが印象的だった。
※写真は休憩時間中のもの、公演中は撮影は禁止のようでした。

ゆるきゃらに驚喜していたのも意外。ずっと付きまとってた。
こどもって好きなんだね、こういうの。

島の声音に耳を傾けながら、
たくさんのことを思い出して懐かしくなった。

今でこそ、釣りや写真撮影などで訪れる人も多くなったけど
島ももちろん、人々が暮らす場所。
その営みとの関りを感じてこそ、本当の意味で
初めて島に少しずつ近づいていけるような気がしている。
これは北も南も、西も東も変わらない。

島も変わっていく。
同世代の島の人たちも、島を背負って生きていく年になった。
そんな彼らと、わずかだが繋がっていられることが嬉しい。
ささやかながら、応援したいと思う。

北に通うようになって、すこし遠くはなったけど
僕自身の人生を作ってくれた場所だし、
ずっと関わっていきたいなと、思いを改にした
国立劇場での夜でした。


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Sinh
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