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シンギュラリティ・ソサエティの行動哲学
当日になって出かけて行くと、そこはマイクロソフトがパソコンメーカーやソフトウエア開発者向けに開いているカンファレンスの会場で、その大きさは2000人近い観客が入れるほどでした。
私がドキドキしながら出番を待っていると、司会者が「今日は特別に、私たちが開発中の次世代OSを初披露します」とアナウンスをし、本当に驚きました。「まだ中身の伴わない、張りぼてのプロトタイプなのに、どうしよう」と心の中でつぶやきながら壇上に上がったことを今でも覚えています。
入念な準備が奏功し、デモはスムーズに動き、笑いを取る部分ではきっちりと笑いが取れ、満場の拍手で終わりました。
シンギュラリティ・ソサエティではAI、自動運転車、MaaS、ドローン、AR/VR、Web3などをテーマに活動をしています。
活動において最も重要なことはアイデアを形にし、それを具体的な形に仕上げることです。完璧でなくても、そのアイデアを具体的に使える形にし共有することがとても重要です。形にして動かすことにより、さらなるアイデアが生まれ、また課題も見えるようになります。
ベースとしての議論は重要ですが、議論のための議論はよい成果が生まれないことが多いです。まずはそんな方法でも良いので具体的に動かせる形にすることにフォーカスをしています。
行動指針
アイデアを共有して行動しよう
何かを考えているだけでは、それは存在しないのと同じです。
なにかアイデアがあれば、それが例えくだらなくても、突拍子もなくてもアウトプットしましょう。誰かにひっかかるかもしれませんし、それが引き金となって別のアイデアがでるかもしれません。議論の出発点になります。
ダメそうに見えるアイデアでも数年後に輝くかもしれません。
多くのアイデアは既出で、検証済みです。他人に共有することによりそのことも確認できます。
他人のアイデアを否定することはやめましょう。どんなアイデアでもその中にある良い点を見つけるようにしましょう
出したアイデアは良ければ、実現に向けて動きましょう
議論よりプロトタイプ
議論のための議論は無駄です。アイデアがでたら、まずは簡単なプロトタイプを作りましょう。
プロトタイプはプログラム/ソフトウエアでなくても、他人が検証できるものなら何でも良いです。ダンボールでも、手書きでも、そのアイデアを検証できることが重要です。
プロトタイプは本質的な機能のみに絞りましょう。単機能で検証できれば十分です。
完璧よりも動くもの
完璧になるまでリリースしないとなると、いつまでも世にでません。サグラダ・ファミリアは、いまだ建設中です。
10%でも完成したらすぐに共有してフィードバックをもらいましょう。 その時点で協力者やアイデアがでてくるかもしれません。
適材適所のテクノロジー
エンジニアは、目的と手段を間違えがちです。アイデアの検証は、なるべく簡単な方法で行いましょう
最先端の技術を試したいのであれば、それを目的として検証しましょう。
熱い人、探しています
ソサエティでは多くのプロトタイプやサービスを開発/運営しています。
特にテーマであるMaaS, AI, Web3関連や、開発効率が10倍にもなるFirebaseを使ったプロダクトは、議論や実装過程で多くのノウハウを学ぶことができました。
コロナ禍ではFirebaseを活用し、飲食店向けの支援サービスを二ヶ月で立ち上げるなど、迅速な開発や運営も行っています。MaaS分野では大学、自治体と共同でサービスを開発し、実際に運営をすることにより、社会実験かつ社会貢献を行っています。
またハッカソンを通して、多くのエンジニアとプロトタイプを作ってきました。
現在は、半年間のオンラインハッカソンであるbootcampを開催して、多くの参加者がオンライン/オフラインで議論しながら、様々なサービスやソフトウェアの開発をしています。
SSにおいて、アイデアをベースにプロダクトを作りたい人、SSのテーマ分野での技術的支援や成長を希望する方、次回以降のbootcampをチェックしてください!!
The best way to predict the future is to invent it.