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無職シングルマザーのお部屋探しについて

こんにちは。シングルマザー下宿を6年運営しており、賃貸仲介業にも14年携わっているシングルズキッズ株式会社 代表の山中です。
1月~3月に向けて、お引越しシーズンとなりました。ひとり親家庭の方、お引越しについてよくいただく質問についてお答えして参ります。

Q.「無職だと、部屋は借りられない?」


【通常の賃貸について】

・基本的には就労していないと借りにくいです。

・無職でも家賃の何年分、と貯金があるのであれば、通帳を出せばOKなことも。
物件は少なく探すのが大変、選べないかもしれません。養育費や手当を考慮していただける場合もあるので収入について正直に伝えてみましょう。
(不動産屋が見るのは、家賃が払えるか、トラブルを起こさないか、というポイントです)

・基本的には保証会社利用。無職の場合、おそらくプラス連帯保証人も必要になるかもしれません。
・仕事が決まっていれば内定通知書でも審査は可能

・難しい条件の中もしも探すならば、管理会社が大家さんから直接預かっている物件や、大家さん直接やり取りの方が交渉はしやすいです。
・良い物件を見つけたら、お問合せを。営業メールはしつこいので、捨てアドレスのようなものを使うのがおススメ。

住居確保給付金(要件があったり自治体によりますが世田谷区、板橋区は親子二人で6.4万円)という家賃補助の制度や、ハローワークで10万円もらいながら就労サポートを受ける制度など利用できたら、入居審査ではプラス材料になる場合もあります。
”お住まいの市区町村” + ”住居確保給付金" と入力し調べ、該当するかどうか電話でお問合せしてみましょう。

▽住居確保給付金

▽ひとり親家庭の方への就業支援



生活保護を受給するのもひとつの手です。貯金がないこと等基準がありますが、住宅扶助費が出るので、その範囲内の住宅で探す形になります。(一部転宅費用も出ます)
生活保護+子どもOKな物件を探さなければいけないので、エリアによっては数が少ない可能性あり。そして、現在の居住実態について調査が入る可能性があるので、現在の住所で受けられる要件なのか(同居親族や資産も見られる)、一時的でも住まいを確保しなければいけないかもしれません。

とはいえ、まずは相談してみましょう。
役所に行くと、門前払いされたというケースも聞きますので誰か同行してくれる友人や知人、支援団体があると◎

良心的な地域の議員さんがいれば、相談し、窓口同行してもらったケース
も。
→誰かに紹介してもらうか、ネットで調べて直接連絡、相談して対応してくれる人もいると思います。子育てに力を入れている議員さんが◎



国土交通省が提供している賃貸住宅専用の検索ができるサイトでもひとり親家庭向けの住宅を探すことができます。

▼セーフティネット住宅情報提供システム

・探しているエリアで「子育て者(一人親)」にチェックをして検索


※※親御さんや親族の代理契約という手もありますが、私はオススメしていません。何かあったときに名義人の許可等が必要でトラブルになりかねない、手当や生活保護等を受ける際に名義人でないと受けられないかも。


【施設について】
DV避難や経済困窮など、状況や要件に該当すれば母子生活支援施設(18歳未満の子どもを養育している母子家庭、または何らかの事情で離婚の届出ができないなど、母子家庭に準じる家庭の女性が、子どもと一緒に利用できる施設。価格が安かったり、専門スタッフさんがいて一時保育や学習支援を行っているところも。)
やシェルターの利用ができることがあります。
行政の窓口に行ってお問合せをしてみてください。
子ども家庭支援センター・女性相談(婦人相談)窓口等

※時期や場所によって空きが無い場合も。
こちらも誰か同行してくれるなら、同行者を探しましょう。精神的余裕が変わると思います。


【公団について】
・公団は安くておすすめですが、なかなか空きがない、場所が遠い、抽選に当たりづらい、という話は聞きますが、早いうちから、住所を置いているエリアの公団を調べ、時期がきたら申込を。要件もあったりするのでよく調べてみましょう。

▼UR賃貸住宅
https://www.ur-net.go.jp/chintai/?utm_source=google_lis&utm_medium=cpc&utm_term=kw_10&utm_campaign=main&gclid=CjwKCAiA7IGcBhA8EiwAFfUDsVw_8oNY9RSW87u3aTS3Udi_daD6HZakC7KIyaQuaOYokHisq2cZAhoCAM0QAvD_BwE&fbclid=IwAR2R3-LT9xGxyRy0sdb1S9Y5xSQ92oYo1zBWo_wn8BQlkEe6b38gE8UaUZw

▼ひとり親世帯入居サポート|東京都住宅供給公社
https://www.to-kousya.or.jp/chintai/hitorioya/index.html



【シェアハウスについて】

寛容なところが多い印象
・弊社のシェアハウスはご事情をお伺いし、無職でも貯金や養育費、給付金等あるのであればOKすることもあり(連帯保証人や保証会社もナシ

・メリットは家具家電がついていて普通の賃貸より初期費用が安い、同じ境遇の方と話したり情報交換ができる、孤独を感じにくくなる
人やにぎやかな環境が好きな子どもは、一緒に遊んだりお風呂に入ったりと、とにかく楽しそうですし、ケンカもありますが社会性を学ぶ場にもなります。

・デメリットは他人と共同生活なので、ストレスになりがち(そこを楽しめる方は、まいっかと思える方は◎)、価値観の合わない人がいる可能性があったりします。
ママも子どもも、人やハウスとの相性だと思います。
しっかりルールがあるのか、大家さんや管理会社の理解はどうか、事前に内見したり、体験宿泊して確認することがオススメ。

他にもメリットデメリットはたくさんあり、ハウスのカラーにもよるのでシェアハウスは慎重に選ばれた方が良いです。
また、もしも合わなかったときや、狭くなったときの引越し先として、近隣の賃貸物件相場もチェックした方がよいでしょう。何度も引越ししたり、保育園や学区を変えるのは大変です。

シェアハウスの選び方はまた別途記事にします。

・さまざまなタイプがあり、
お探しの場合は以下サイトをご参考に

▼全国の母子ハウスが探せるサイト”マザーポート”
https://motherport.net/
*群馬・埼玉・名古屋・兵庫のハウスは玄関も水回りの別で普通のアパートタイプもあり、シェアが苦手な方にもおすすめ

▼ひつじ不動産のファミリー向けシェアハウスコーナー
https://www.hituji.jp/comret-family

▼弊社シングルズキッズ株式会社のハウス
https://singleskids.jp/
*水回りと玄関が一緒のハウスが中心です。

▽LINEで気軽にお問い合わせもできます!
https://lin.ee/VvOi5N6


なにより早めに情報収集+行動が大事です!
DVがあったり、調停を目前に、いっぱいいっぱいでつらい方はまずは行政の窓口へ相談、友人、親族、職場の人、頼れる人やNPOなどの支援をとにかく頼りましょう。
「ひとりでなんとかしなければ!」と背負いこみすぎなくて大丈夫です。
あなたはひとりではありません。そして必ず道はあります。

お部屋探しはご縁なので、よきご縁に巡り合えるようしっかり準備していきましょう。


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