はだだいせん【2023年統一地方選挙】若者のミカタ立候補予定者インタビュー
日本若者協議会では、将来視点で行動する”若者のミカタ議員”を2030年までに日本全国で4000人誕生させることを目的に、「若者立候補育成プロジェクト2030」を実施していますが、2023年に行われる統一地方選挙で、若者が望む政策の実現を目指す若者(39歳以下)を、若者のミカタ立候補予定者として認定し、当選に向けて支援したいと考えています。
現時点で認定している「若者のミカタ立候補予定者」は、下記になります。https://youthconference.jp/archives/6297/
今回は、日本維新の会から、札幌市議選に出馬予定のはだだいせんさんのインタビューを紹介します!
インタビューは、2023年2月下旬に行いました。
はだだいせんさんプロフィール
平成元年生まれ札幌市出身。サラリーマンの家庭に生まれ育ち、高校時代は弁論部に所属。大学時代は札幌市議会でインターンシップを経験し、政治家として公のために仕事をすることを決意した。卒業後、ホクレン農業協同組合連合会の職員を8年間経験。その過程で政治が変わらなければ何も変わらないという数多くの壁に直面した。今は日本維新の会に所属し、札幌市中央区で活動中。
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————どうして政治家を目指されたんですか?
高校時代に所属していた弁論部の活動で地元札幌市の「子ども議会」に参加しました。当時の市長にこどもの立場から提言をする経験をさせていただき「政治はこういう風になっているんだな」と興味関心を持ったのがきっかけです。大学時代には現職の市議会議員の事務所でインターンシップを行い、私もいつか政治家という立場で公のために仕事をしたいという思いが強くなりました。
その後、農業団体に就職しました。職員として仕事をする中で「政治の壁」にぶつかることが多々ありました。現場で色々頑張っていても政治でなければ乗り越えることができない課題を肌で感じました。6年間の会社員生活を経て、政治家を目指そうと決意し立候補いたしました。
————どのようなところに「政治の壁」を感じたのでしょうか?
政治は法律をつくることが大きな仕事の1つです。農業の分野では時代に合わない制度や古い規制が今でも多く残っています。私はITやロボットといった新しい技術を農業現場に取り入れていくスマート農業を担当していました。例えばドローンを使って自動飛行で農薬散布を行うことなど、技術は既に確立しているものの法律が追いついていません。ドローンにおいては「人が操縦しなければならない」「人が見ていなければならない」という規制が残っており、省人化のために導入したはずが逆に人手が余計にかかってしまう状態になっていました。スピード感を持って規制やルールを時代に合わせた形で変えていかない限り、良い技術があっても普及が進みません。
————農業分野以外にも、波田さんはこれまで社会福祉審議会、食育推進会議まちづくり推進会議と幅広く政策について知見を深めて来られたと聞いています。今回、市議会に挑戦する上で訴えたい政策を教えてください。
農業団体で働く中で、今の農業に強い危機感を抱いています。日本の食料自給率は37%まで下がり、農業生産現場は努力しているが改善されていない状況が続いています。食料自給率を高め日本の農業を強くするためにも、消費者が国産品を選び将来の食を守っていかなくてはいけません。学校給食や農業体験を通じて地元産品と関わる機会を増やし、消費者の意識を変えていくこともやりたい政策の1つです。
また社会福祉審議会に参画し、高齢化社会における社会福祉のあり方についても議論を重ねてきました。私には認知症の母親がいます。認知症は今後右肩上がりに増加する傾向にあるものの、今の政策が高齢化社会に対応できていない部分があります。自分の専門分野の1つとしてより充実に向けて取り組んでいきたいです。
—————波田さんは小さな頃から政治行政に関わり、今回立候補していると思います。この「政治参加」分野について考えを聞かせてください。
小中学生や高校生が政治に関心を持つきっかけとして「こども議会」は自治体ができる取り組みの中でも影響力の大きい一つであると思います。札幌市は既に取り組んでいますが、他の自治体でもぜひやっていくべきだと強く思います。
そして政治への挑戦を応援する環境整備も必要であると思います。私も今回挑戦させていただきますが、若さゆえの大変さがあります。ベテランの方と比べると経済的に弱いところが多いです。今回挑戦する札幌市議会には68名の議員が在籍されていますが、20代の議員は1人もいません。30代と合わせても実は1人しかいません。財政面に限らず、若者の政治参加を応援する仕組みづくりを行なっていくことが重要であると思います。
—————話題は変わりますが、どうして今回日本維新の会から立候補しようと考えたのでしょうか。
端的に言えば「しがらみのない政治」を実現できるところに大きい希望を感じたからです。今の政治は本当にしがらみだらけだと思います。例えば他政党であれば企業団体や労働組合といった支援団体があり、選挙の時にはその団体の皆さんの力を借りながら戦うことが通常です。ただし票やお金をもらった団体に対して上から順番に予算を割り振る傾向になってしまうなど大きなデメリットもあります。
日本維新の会は唯一支援団体を持たない政党です。しがらみがないからこそ新しい政治を実現できる政党であると思います。本当に自分のやりたいことを信念を貫いて実現できる政党が日本維新の会ではないかと思います。
—————最後に北海道札幌市にお住まいの方に向けてメッセージをいただけますでしょうか。
今の札幌市議会には68人の議員がいますが、20代30代の議員は1人しかいません。誤解のないように申し上げると、私は若い議員が単純に増えれば良いというわけではないと思っています。大事なことは「バランス」であると思います。民主主義という観点からも、若い人たちの声が札幌市政に反映されていないことは大きな問題であると思います。子育ての充実度が政令指定都市の中で最下位である現状を見ても、若い世代の議員が少し増えて、同じ世代の皆さんの声を代弁して市政に届けていくことが重要であると思います。
私も頑張りますが、ぜひ一緒に頑張っていきましょう。
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