ルーリード/偏平足/ぼやき(20211208)
ずっとむかしに武田百合子さん著の「富士日記」の調子がとてもフィットして、
それについては短いメモに留まる日もあれば、
生活の向こうの思索にふけることもあって程よい読み応えがあったと記憶する。
ただし自分がそのようなことをするには
きっととめどなく書きすぎてしまう、
思案してはすこしのきっかけで行き詰まってしまうなどがあるので、
それでも自分のためだけに何かを書きとどめてみたいということは、
長年の構想だった。
これから「Die Drei Stimmen(三つの声)」と題して
最後に日付をくわて、
そこにはつらつらと流涎のように書くのではなく、
タイプしているその日頃に考えとどめていた三つの関心を
できるだけ、手短に書くことをさだめていきたい。
生活の上で接する具体的な人物~建物名(Etc)はすべて仮称、ニックネームを徹底してぼかしていきたい。
(ただし猫は実名スーとなる。)
隔週にまとめると長すぎるので、なるべく毎日細かくポストしていく。
例文として以下のように始める。
ルーリード/偏平足/ぼやき(20211208)
ルーリードについて熟慮と短慮に差異のない人という意見があった。
彼のたくさんのオムニバスがリリースされる中で、
Metal Machine Trioでのライブアルバムや、これからHudson River Meditationsなどにふれてみたいが、
サーストンムーアがカバーしたヴェルヴェッツを聴いたころ、
そのボーカリゼーションがなにもかもルーリードそのものだったことで、
1960年代をボブディランが私物化したような発言があるように、
ルーリードこそがニューヨークそのものだったのだとはっとして納得してしまう。
*
自身の身体的特徴は他人より異なる点もいくつかあるのだけれど、足元は偏平足となっている。
土踏まずがない身からすると土踏まずのある足こそ異様に見えてきたが、ほとんどの人にはある。
それでこの頃、冬の木に足音を注意されて、どうやら
人より踏む面積が多いため、その重みと音にちがいが出てしまい
横暴に歩いているのだと勘違いされていた。あまり直しようもないことなのでかなり傷ついた。
*
音楽のことだけは早いなと言われたことがあるが、
実は音楽のこともかなりノロい。
ほとんどがそれに関する業務連絡がノロいが、
だいたい全部覚えているのでまだそっとしてほしい。鍵盤を弾いて寝るつもり。
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