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自己注射についてーLUNA トランスジェンダー外来にてー

LUNA医療クリニック横浜/元町では、
遠方の患者さんなど限定ではありますが、自己注射OKとしています。

しかし!様々な条件があります。
①初回は当院受診、血液検査、自己注射手技を確認する。
自己注射方法について時間をかけて直接対面で説明、指導。
※自己注射手技が難しい方は、自己注射は行えません。

②2回目の自己注射の時はオンラインor 対面診察で自己注射手技を確認する。

③薬剤は短期間型のテストステロン療法(エナルモン)、エストロゲン療法(プロギノン10mg)のみ
※サスタノン、ネビド(セルノス)は自己注射不可

④3か月に1回は対面(オンライン)診察を行う

⑤遠方の方のみ(自宅近くに病院がなく困っている。寮から出られない。など)

医療従事者でも自己注射なんて怖い!という人がいます。

無料スタンプ STAMPOより抜粋

もし、自己注射やりなさい!と言われても。
私はホルモン療法の自己注射はしたくないです….
テストステロンでもエストロゲンの自己注射は怖いです…..


俺は【男】だから、針なんて怖くない!

患者さんの声より

【男】だから針を怖がっていてはいけないんだ!

患者さんの声より
無料スタンプ STAMPOより抜粋

針が「怖い」「怖くない」に、性別は関係ありません。
男性でも女性でも、「針が怖い」は、それは人それぞれです。


Needle phobia(Trypanophobia)
ニードル フォビア、針恐怖症、先端恐怖症
という言葉があります。

オーストラリアのジェンダークリニックの外来診察を見学した時。
医師が患者さんに質問していました。
「あなたはニードルフォビアではない?大丈夫?
注射が怖かったら、他の薬の処方もできるから教えてね」
と、確認していたことを今でもよく覚えています。


上記の恐怖があると、まず自己注射はできません。
医療機関でもホルモン療法の注射が難しい場合があります。
その場合は、注射製剤以外を提案しています。


LUNAクリニックでは、遠方の方のみ。
何度も自己注射の手技が可能か確認、
医療廃棄物の取り扱い方法まで確認した上で
自己注射OKとしております。


医療従事者が注射しても、
注射による合併症(血腫、感染、しこり)が起こることがあります。

針が怖い場合は、無理に注射は薦めません。
他のホルモン療法の治療方針を提示することもできます。
是非ご相談ください。

無料スタンプ STAMPOより抜粋

私は、採血も注射も苦手です。
入院したらどうなるのでしょうか...


海外のトランスジェンダーのホルモン療法は、国によって自己注射がメインの国もありますね。

日本でも自己注射を取り扱う病院・クリニックもあるかと思います。

定期医師診察、血液検査を行いながら、安全・安心の状況下で自己注射を行っていただきたいと思います。

皆様が健康でありますように。


イラスト素材


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