![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/159061809/rectangle_large_type_2_5468365090f44adddc3d5e0d3f3b6723.png?width=1200)
自己注射についてーLUNA トランスジェンダー外来にてー
LUNA医療クリニック横浜/元町では、
遠方の患者さんなど限定ではありますが、自己注射OKとしています。
しかし!様々な条件があります。
①初回は当院受診、血液検査、自己注射手技を確認する。
自己注射方法について時間をかけて直接対面で説明、指導。
※自己注射手技が難しい方は、自己注射は行えません。
②2回目の自己注射の時はオンラインor 対面診察で自己注射手技を確認する。
③薬剤は短期間型のテストステロン療法(エナルモン)、エストロゲン療法(プロギノン10mg)のみ
※サスタノン、ネビド(セルノス)は自己注射不可
④3か月に1回は対面(オンライン)診察を行う
⑤遠方の方のみ(自宅近くに病院がなく困っている。寮から出られない。など)
医療従事者でも自己注射なんて怖い!という人がいます。
![](https://assets.st-note.com/img/1729680618-R3ACkehaSFLIEqy08Q1i5spG.png)
もし、自己注射やりなさい!と言われても。
私はホルモン療法の自己注射はしたくないです….
テストステロンでもエストロゲンの自己注射は怖いです…..
俺は【男】だから、針なんて怖くない!
【男】だから針を怖がっていてはいけないんだ!
![](https://assets.st-note.com/img/1729680767-5T4V3asxQjSn8wPKBMUOdmI2.png)
針が「怖い」「怖くない」に、性別は関係ありません。
男性でも女性でも、「針が怖い」は、それは人それぞれです。
Needle phobia(Trypanophobia)
ニードル フォビア、針恐怖症、先端恐怖症
という言葉があります。
オーストラリアのジェンダークリニックの外来診察を見学した時。
医師が患者さんに質問していました。
「あなたはニードルフォビアではない?大丈夫?
注射が怖かったら、他の薬の処方もできるから教えてね」
と、確認していたことを今でもよく覚えています。
上記の恐怖があると、まず自己注射はできません。
医療機関でもホルモン療法の注射が難しい場合があります。
その場合は、注射製剤以外を提案しています。
LUNAクリニックでは、遠方の方のみ。
何度も自己注射の手技が可能か確認、
医療廃棄物の取り扱い方法まで確認した上で
自己注射OKとしております。
医療従事者が注射しても、
注射による合併症(血腫、感染、しこり)が起こることがあります。
針が怖い場合は、無理に注射は薦めません。
他のホルモン療法の治療方針を提示することもできます。
是非ご相談ください。
![](https://assets.st-note.com/img/1729681374-kG9UmDKsLRV8CJeu0TxZaF6W.png)
私は、採血も注射も苦手です。
入院したらどうなるのでしょうか...
海外のトランスジェンダーのホルモン療法は、国によって自己注射がメインの国もありますね。
日本でも自己注射を取り扱う病院・クリニックもあるかと思います。
定期医師診察、血液検査を行いながら、安全・安心の状況下で自己注射を行っていただきたいと思います。
皆様が健康でありますように。
イラスト素材