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詩(ポエム)の作品集

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(練習ではない)心が何かを感じて書いた詩を集めました。
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#別れ

詩『ワカレノウタ』

『ワカレノウタ』

千の言葉より
万のやさしさより
たった1つの
返事が欲しいよ

怒り狂うのも
怒鳴りぶつかるのも
分かり合いたい
愛情があったから

その、ぬくもりが
その、ほほえみが
冷たい肉体になったとしても

あの、よろこびが
あの、想い出が
遥かな山や海に沈み消えても

この、身体は
この、たましいは
あなたに貰って
受け継いだもの

ねえ、さようなら
ねえ、ありがとう
やっぱり言えね

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詩『誘拐犯』

『誘拐犯』

差しだす指はチカラ無く
まるで下手な紙ひこうき
ここは時空を飛び越えそうな
漂流している病室さ

泣き出すなんて早すぎる
廊下に出れば通常さ
死とは原爆どっか~んじゃなく
すれ違う他人、さりげない

夜空を引き裂き朝をしばり
死神とどけ、脅迫文
あなたの為にと戦いたくて
なんにも出来ずに壁になる

詩『世界の終わり』

『世界の終わり』

電話いっぽんで、世界は終わる
精神は崩壊し、呼吸が出来ない

生まれたときから、そこにいて
今日まで私の、家でした

うろたえている
逃げ出そうとしてる

私の心が気絶した
必死に死んだ、ふりしてる

残り少ない階段が
世界の終わりを、告げている

今年の残暑は
少し長いといいな…ど思う

父の好きな
「かっぱえびせん」を
買いたいな

【父に捧げる詩】

詩『はんぶんこ』

題名『はんぶんこ』

インコのかあさん死にました
たぬきのかあさん亡くなった
ドジョウのかあさん逝きました
王さまのかあさん御隠れに?

晴れの日、雨の日、あるように
ふつうにあふれる訃報でも
ひとごとだったらその場だけ
泣いたらすっきりしちゃうのに

あのねぇ、そのねぇ、
わかるかなぁ、
だまって笑顔で聞いている
あなたのそんざいそのものが
わたしの命の…はんぶんこ

だれもが出会ってまたわかれ

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詩『夕暮れ』

詩『夕暮れ』

栞を抜く
最後のページを閉じて
本を置く

ゴト
バタン
スー

子供らが
次の本を探していると
人影が

笑いかけ
その手を押さえて首をふる
「もう、ないよ」

人生は
とつぜん続きを止められる
夕暮れだ

夕焼け小焼け…を歌ってみたら
むかしは希望があふれてた
今は悲しいサヨナラだ

そして星がふえるたび
わたしのさんぽが長くなる

詩『宇宙』

詩『宇宙』

部屋の電気を消したなら
そこは宇宙の切れ端だ
宇宙遊泳さながらに
酔ってただようチリとなる

酸素ボンベの友も捨て
酒の残りが死ぬ時間
からだ半分ぶった斬る
そんな別れが泣きじゃくる

部屋のテレビをつけたなら
そこは地球の異星人
無重力かとおもうほど
ギモン持たない流木だ

死ねば夜空の星になる
ブラックホールの墓へゆく
わが身おんぼろロボットで
ごみのベッドで月を見る

きみに会

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