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新月下旅舟
2025年2月1日 18:13
『拝啓、父上様』 一国一城 築いて生きて あなたは死ぬまで つわもの…でした コンプラ重視の 現世となり ぬめっとうなぎで わたしは生きる 素朴で口下手 付き合い下手で そのくせ見栄張り 負けん気…強い お酒が何より 大好きでした 酔ったら十八番は 昭和の演歌 時には旅した あの町へ行き おみやげお墓に 供えに来ます 幸せばなしは 少ないけれど あなたを越えたい… 長
2024年9月28日 01:34
『おやじさん』負けてみじめなその背中馬鹿にしていた過去があるどんなヤツにも裏がある強いばかりじゃ生きれないあなたのあなたの弱さの、その強さやっとわかったこの歳でおやじおやじよおやじさん感謝(れい)のひとつも言わなくて母と一緒に怒ってた安くばらまく愛もある重く踏ん張る愛もあるあなたのあなたの無口な、その思いじっと伝わる今になりおやじおやじよおやじさん酒
2024年9月24日 03:52
『ワカレノウタ』千の言葉より万のやさしさよりたった1つの返事が欲しいよ怒り狂うのも怒鳴りぶつかるのも分かり合いたい愛情があったからその、ぬくもりがその、ほほえみが冷たい肉体になったとしてもあの、よろこびがあの、想い出が遥かな山や海に沈み消えてもこの、身体はこの、たましいはあなたに貰って受け継いだものねえ、さようならねえ、ありがとうやっぱり言えね
2024年9月23日 07:38
『永遠のいろ』例えば数万年後の地球人も絶滅した海で黄色い花はなにを思って見つめてる?賑わう真夏の喧騒も波に焦がれる砂となりうたかたなれどなにも無いよりいいだろういのちは奇跡と言うけれどそらの青さのようなもの永遠なんて過去が未来のいろをぬるしずくが花から落ちてゆくつらい別れをしたように死後っていろがやさしくなるのは、君のせい
2024年9月18日 01:23
『誘拐犯』差しだす指はチカラ無くまるで下手な紙ひこうきここは時空を飛び越えそうな漂流している病室さ泣き出すなんて早すぎる廊下に出れば通常さ死とは原爆どっか~んじゃなくすれ違う他人、さりげない夜空を引き裂き朝をしばり死神とどけ、脅迫文あなたの為にと戦いたくてなんにも出来ずに壁になる
2024年9月16日 05:01
『ラストレター』もしも命が尽きるならあなたは笑って行くでしょうそれが楽しい日のように未練を残さず死ぬでしょう馬鹿で優しい人だからなんにも分からず行くでしょうだけど私に微笑んで心配するなと言うでしょう九月に小雪が舞うように私の心は凍えてる残暑厳しい猛暑日はあなたが愛した母でしょう
2024年9月15日 02:38
題名『死のカウントダウン』 ついに父は、 カウントダウンが、 始まりました。 もうすぐ、 終了のゴングが、 鳴り響きます。 すべてが、 終わります。 もう、自分も、 死んだ方がいいのかな? 夢も、愛も、 夜空の星より遠いです。 まぁ、死ぬのは怖いから、 自分からは、 決して、 死にませんけどね。笑 人生は、 くそ、つまらない
2024年8月20日 02:15
『世界の終わり』電話いっぽんで、世界は終わる精神は崩壊し、呼吸が出来ない生まれたときから、そこにいて今日まで私の、家でしたうろたえている逃げ出そうとしてる私の心が気絶した必死に死んだ、ふりしてる残り少ない階段が世界の終わりを、告げている今年の残暑は少し長いといいな…ど思う父の好きな「かっぱえびせん」を買いたいな【父に捧げる詩】
2024年6月16日 06:03
題名『パパ』パパは たかいな おおきいなパパは つよいな かしこいなたかい たかいが じょうずだなちょっと こわくて やさしくてパパは ちゅうしゃも なかないなパパは おさけも つよいんだまけず ぎらいで こどもだなママに よわいの スキすぎてパパが はじめて ないていたパパの かあさん おそうしきいつか ふたりで さけ…のもうぐちを あさまで きいたげる