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「もしも大和田 暁が社長だったら?」を全力考察してみたら、持ち前の政治力の高さが常軌を逸するレベルで、親亀小亀土下座に繋がるスペシャリストだった!!!

もしも『半沢 直樹』の大和田 暁(常務)が社長(CEO)だったら。どのようなマネジメントスタイル、コミュニケーションを用いて組織統制していくのか?が気になったので全力で考察してみた。

ついにアニメの世界から飛び出してリアル世界のドラマや映画などでも『もし社長』を表現していきましょう!!第1弾は『半沢直樹』のラスボスである大和田常務(その後、取締役、その後、辞職)大いに盛り上がっていきましょう!!!

・物語の要約

『半沢直樹』は、銀行員の半沢直樹が理不尽な上司や不正に立ち向かうストーリー。特に「倍返しだ!」のセリフが象徴するように、困難な状況でも屈せず、徹底的に敵を打ち負かす姿勢が爽快。強い正義感と報復の精神は、視聴者に大きなインパクトを与えました。2013年/2020年の大ヒットドラマ。

・名シーンや名言

同作には後世に残る名シーンや名言が多数出てきますが

半沢 直樹「やられたらやり返す、倍返しだ!!」
(名言!流行語になるレベルに流行りましたな!)
大和田 暁「お、し、ま、い……DEATH!」
(第二期での名言、ってかドヤ顔と変顔が凄すぎる、香川照之は天才だ!)
半沢 花「生きていればなんとかなる」
(奥さん役の上戸彩が抜群の存在感で夫を癒す姿は奥様の鏡!)

と挙げればキリがない名言ばかり。
第一期が2013年に放送されたのですが、当時新卒で入った会社の4年目だった奥田。
サラリーマンど真ん中生活だっただけに、半沢直樹の下剋上なスタンスに感銘を受けました!
『現実的にそんなん出来るわけないやんけ!』とツッコミながら全話見ておりました!

・大和田 暁とは?

大和田暁は東京中央銀行の役員(一期:常務、二期:取締役)であり、半沢直樹の宿敵である。
冷酷かつ狡猾な策略家で目的達成のためなら手段を選ばないサイコパス。計算高い性格と高い知能を駆使して、銀行内部で権力闘争を繰り広げます。社内政治界のスペシャリスト。

・マネジメント/コミュニケーション/組織統制スタイル

権威主義:自らの権力を最大限に活用し、部下に対して厳格な管理を行う
結果重視:結果を出すためには手段を選ばず、冷酷な判断を下す
一方向的:指示や命令を一方的に下すスタイルが多く、部下の意見を取り入れない
ハラスメント:暴言、暴力なんのその。相手を屈する為なら全力でねじ伏せる
厳格な統制:組織内の権力構造を厳密に管理し、自分の支配下に置くことを重視
競争の煽動:部下同士を競争させることで、個々のパフォーマンスを引き出そうとする
(外発的マネジメント一択の強烈なリーダーシップ)

・代表的なシーン

大和田の圧倒的な政治力が垣間見れる事例を見てみましょう!
(第二期:箕部と大和田と中野渡との会食シーン)

挙げた名シーンを語る前に、第一期の名シーンに触れておく必要があります。
第一期の最終回で、銀行の取締役会にて半沢は、大和田(当時・常務)の不正を暴露し、
涙ながらに大和田に土下座を迫りました。
大和田は悔しさに歯を食いしばりながら膝をつき、最終的に土下座をします。
(その際の演技がもう凄すぎて!見ていない方はYoutubeへGO!
そんな経緯があって第二期に繋がります。

半沢が「伊勢志摩ステート」から箕部幹事長(柄本明)に多額の金が流れている証拠を掴みます。
しかし、その証拠は中野渡頭取(北大路欣也)と大和田が箕部に渡してしまう・・・。
中野渡、大和田、箕部の会食の席に突入した半沢。
不正の公表と謝罪を強く訴えるものの
中野渡:「帝国航空の担当を外れてもらう。出ていきなさい」
箕部は半沢に土下座を要求し、大和田は「半沢くん、やりなさい。幹事長のお言葉ですよ」と強く促す。
大和田は抵抗する半沢に対して「土下座をしろっ!」と17回も連発し叫び上げ、
最後には馬乗りになって半沢に土下座をさせようとする。(もはやギャグ!)
半沢は膝をつき、両手を床につけるが、最後には大和田をはね飛ばし、土下座を拒否します。
そして半沢のクリティカル名言。
半沢「三人まとめて1000倍返し」を言い放ちます。

と、ものすごいストーリーですが、元々大和田は産業中央銀行出身であり、
中野渡派閥ではありません。第一期では自らの不正が暴露され常務から取締役に降格。
そのような中で自らの再出世を賭けて中野渡派閥に。
取締役降格という穏便人事だったとはいえ、大和田にとって中野渡も宿敵の1人。
そのような人物を前にしても、変わらない圧倒的威圧マネジメント、存在感を見せつけるムードメイキング、
脳裏に刻みつけるエンターテイメント演出をやり遂げてしまう彼には脱帽である。

・もし大和田 暁がCEOだったら?

もし彼が組織のトップになったらどんな組織運営になるのだろうか。
権威、権力、トップダウン、結果主義、懲罰マネジメント、厳格統制・・・
トップ1人が統制するレッド組織と、軍隊に見られるアンバー組織を融合したような組織。
上司の意見は絶対を超えて大和田の意見が全て、という組織。
通常、組織は大きくなると階層に分かれて役割権限責任が付与されて成立する。
大和田の組織でももちろん階層による組織マネジメントが行われるだろうが、それは緩やかな階層であり、実質の権限は全て大和田が握る形になるだろう。こわ!
トップ1人によるカリスマ経営になるが、そこにリスペクトはなく恐怖によるマネジメントだろう。
退職をしようものなら、次の転職先にまで圧力を掛けてきそうで怖すぎる。
そういった意味では大和田洗脳された社員が集い、人知を超えたエンゲージメントを発揮するかもしれない。
絶対に結果は出すだろうから、思考停止している人にとってはむしろ幸福度が高いかもしれない。

・ミッション・ビジョン・バリュー

では最後に大和田 暁の思想をミッション・ビジョン・バリューで表現するとどうなるでしょうか。

ミッション(Mission)
出世する

ビジョン(Vision)
経済界のドン

バリュー(Value)
お、し、ま、い……DEATH!
私は常務だ
部下の手柄は上司のもの、上司の失敗は部下の責任

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