Youtubeで楽しむグラゴル・ミサ「原典版」
東京交響楽団は2023年10月14日、15日に、ヤナーチェクの「グラゴル・ミサ」を演奏し、合唱で東響コーラスが出演します。
ヤナーチェクのグラゴル・ミサは、1927年の初演に際して演奏を容易にするために改訂が行われ、これまではその版が「演奏会用標準版」として広く演奏されてきましたが、最近はヤナーチェクが初めに完成を目指した版が「原典版」や「オリジナル版」などとして演奏されています。すぐにわかる違いは、「標準版」が盛大に管楽器が鳴るÚvodで始まり、軽快なテンポのIntradaで終わる8楽章構成であるのに対し、「原典版」は冒頭にもIntradaが配置された9楽章構成になっていることです。また「標準版」のGospodi pomiluj(ラテン語のKyrie eleisonにあたる)が4拍子であるのに対し、「原典版」では5拍子になっています。「原典版」の演奏を聴けるYoutube動画を集めてみました。
Tina Kiberg, Soprano
Radni Stene, Alto
Peter Svensson, Tenor
Urlik Cold, Bass
Copenhagen Boys' Choir
The Danish National Radio Choir
The Danish National Radio Symphony Orchestra
Sir Charles Mackerras
チャールズ・マッケラスはヤナーチェクの演奏で知られている指揮者で、次の動画もマッケラスが指揮をしています。
Eva Urbanová, Soprano,
Bernarda Fink, Soprano
Leo Marian Vodička, Tenor
Peter Mikuláš, Bas
Jan Hora, Organ
The Prague Philharmonic Choir
Czech Philharmonic Orchestra
Sir Charles Mackerras
こちらはピエール・ブーレーズが指揮をしたBBCプロムスの演奏です。
Pierre Boulez
BBC Symphony Orchestra
BBC Symphony Chorus and London Symphony Chorus
Proms 2008
動画はいくつかに分かれています。