浄化の時
先日、夢を見た。
私は古い日本家屋にいて、その家の南側には建て増しされた暗い部屋があった。
その部屋は板張りでうっすらと埃が積もっており、部屋の壁沿いには何竿も古い箪笥が並んでいて、そこには先祖代々の着物や洋服や、道具や思い出のものが詰まっているんだろうな。。という感じがした。
タンスを見ながら部屋の奥へと歩いて行くと、そのまた奥にまた別の部屋があり、そこの床には古い道具類が並べて置いてあった。
それらを見た時の私の中に、「今はこれを処分することはできないけど、いつか必ずみんな捨ててやる。」という気持ちが湧いてきたのを感じたところで目が覚めた。
目が覚めた直後の私の心身には嫌な感じが残っていた。
。。。。という話を、今日のクラブハウスモーニングページルーム(飯島波奈さんが主宰している、早朝にみんなで一緒にモーニングページを書いて気持ちをシェアするお部屋。通称クラハモニぺルーム。)で波奈さんに聞いていただいたら、波奈さんから、
「この間、夢占いをする人から悪夢が浮かび上がってくるのは良いことだと聞いたよ。
先祖代々の箪笥、というのが何か示唆してる感じだね。」
と返ってきた。
それを聞いた私は、「確かにそうかもしれない。」と思った。
そして、クラハモニぺルームが閉じられた後、モニぺにその夢のことを書いていたら、
「夢の中では、いつか処分してやるって思ったけど、今すぐ私のイメージの中でお焚き上げしよう!」
と出てきた。
私は「おおっ!」と驚きつつ、イメージの中ではお焚き上げの準備は着々と進んでいった。
箪笥たちの中からご先祖様たちの悲しみや苦しみ、恨みつらみがしみ込んでいる着物や洋服や物をすべて出して、広げて、眺めて、外に持ち出して積み上げよう!
箪笥も全て外に出して、この建て増し部分も全部壊して着物や箪笥と一緒に外に積み上げよう!
箪笥の引き出しから一枚一枚着物を出していこう。カビ臭い、埃っぽいにおいがして鼻がむずむずする。手拭いで鼻と口を覆おう。さあ、どんどん出していこう!
色鮮やかな着物もあれば、色あせて擦り切れてボロボロになった着物もある。思い出の物なのであろう物もいくつも出てくる。小さな子供の着物、服。趣味の物。作った物。誰かから戴いたもの。好きじゃないのに罪悪感から捨てられなかった物。
一つ一つ手に取って全て床に広げていく。その一つ一つに気持ちがしみ込んでいるのを感じる。
箪笥はすべて、引き出しも水拭きしてきれいにしよう。
ありがとう、ありがとう。
箪笥を拭いていたら、ご先祖様の身体を拭いているかのようなイメージが浮かんできた。
ありがとうございます。ありがとうございます。
涙が滲んできた。
貴方達のお陰様で今私はこうして生きる嬉しさを感じられています。
すると、ご先祖様たちが大きな円になって、それぞれ前の人の背中を洗っていて、一番最初のご先祖様が私の背中を洗っているイメージが浮かんできた。
そのご先祖様はもう人間の形ではなく、宇宙なのかもしれないなと感じた。
そうしたイメージを感じながら箪笥や道具類を一つ一つ拭いていった。
さあ、外に出そう!
天気の良い、おひさまの光がさんさんと降り注ぐ庭に運び出そう!
ご先祖様たち~~~!お日様の日の光の下だよ~~~!
さあ、みんなで一つになろう!どんどんどんどん積んでいくからね!
暖かいでしょう~~~!ずっとっこの温かさを感じたかったんだもんね。良かったね。今までずっと別々で寂しかったんだもんね。
さあ、箪笥も積んで、壊した建て増し部分も積んで、大きな大きな山になったよ~!
みんながワクワクしながら浄化の時を待ってるのがわかるよ~!
さあ、火をつけたよ!どんどん燃え上がっていってるよ!
私の中でも、肥大化したエゴに火がついて燃えているよ!エゴの「ぎゃあ~!」という声が聞こえてくるけど、でもその炎の中からきれいな赤ん坊が出てくることも分かっているよ!
炎が高く高く天まで届いているのが見えるよ。みんな笑いながら天に昇っていっているのが見えるよ。炎が大きな鳥の羽ばたきのような音を立てながら揺らめいているよ。
とても熱い炎。とても暖かい炎。
私もその炎の中に入ろう。
炎が私の中に入ってきて通り抜けていくよ。気持ちがいいよ。
全部焼けたよ。全部燃えたよ。
すっかり明るくなった南側の部屋から外が見えるよ。
すっかり綺麗になったよ。
良かった。良かった。
。。。。。ここで今日のモニぺは終わった。
年の暮れのこの時期にこうしたことが出てくるなんてなあ~~~。
まだ色々書きたいような気もするけど、ここで終わろうと思う。
感情開放永田香織