山下達郎 / ターナーの機罐車

今日のお題は、山下達郎の「ターナーの機罐車」1991年リリース

この曲は、私が個人的に大好きな「山下達郎」の曲トップ3に入る曲。
日産ニュー・スカイラインのCMに使われていた曲です。
※CM動画 https://youtu.be/GWbUtdbUTT0

「退屈な金曜日 埋め合わせのパーティ」という歌詞から始まり、しょっぱなから情景が頭に浮かぶ、山下達郎お得意の手法が味わえる曲です。

この「ターナーの機罐車」を作った時のエピソード。

ある晩、青山のとあるレストラン・バーの行った時、トイレに続く長い廊下で黒いワンピースを着た髪の長い女性が泣いているのを見、それがとても印象的だった。そこで、倦怠期のカップルが何も話すことが無く、ただテーブルをはさんで座っている様子を歌にしようと思った。そういう店にはターナーの絵が飾ってあるだろうと思った。

とのこと。

この曲に出てくるターナー。
私も美術館巡りが好きで、以前福井市立美術館にターナーの絵が来た時に観に行きました。

ターナーはジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナーといい、イギリスのロマン主義の画家。風景を描くことがほぼ。光と雲や空や海などが印象的で、それ以外描かれる物体などがモヤがかった感じに描かれることが多いです。(外光派というそうです。)
「ターナーの機罐車」の舞台で出てくる絵は『雨、蒸気、スピード』という題目で、モヤの中を走る機関車が描かれたもの。ほとんど何かわからない(笑)。機関車
かどうかもわからない(笑)。ちなみに動画の絵がそれです。
確かに曲の内容の場面にハッキリした絵よりもモヤモヤした絵があった方が似合いますね(笑)。

さて、この曲も昨日のお題にした「スプリンクラー」同様、ほとんど山下達郎が演奏しています。もちろん作曲作詞はご本人。
山下達郎による演奏は、ギター、バックコーラス、シンセサイザー、ドラム(プログラムによるもの)
その他、ピアノは難波弘之だそうです。

湿っぽく、すっきりしない今の季節にぴったりな「ターナーの機罐車」。
好きな方は好きな曲じゃないかな?
是非聴いたことが無い方は聴いてみてください。すてきな曲です。

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