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【ポケモンSV】キタカミプロローグを振り返る【構築編】
サ「さて、今回は先日行われた公式大会『キタカミプロローグ』について振り返っていこうと思う」
キ「大会が終わり、結果が出ました。しっぽ氏の成績はこちらになります」
![](https://assets.st-note.com/img/1696848663727-Rhk34epKUo.jpg?width=1200)
キ「パーティはこちらになります」
![](https://assets.st-note.com/img/1696774689175-WkueA14Wdz.jpg?width=1200)
サ「では、今回のキタカミプロローグに臨む構築の経緯からみていこうか」
キ「今回のルールでしっぽ氏が注目した点は、『ウーラオスがいない』ことでした」
サ「型の違いをどう捉えるか次第ではあるものの、水と悪の2種類合わせたらランクマ9月のダブル使用率1位であるハバタクカミを恐らく越えるだろうから、ウーラオスは今のダブル環境で最も影響を与えているポケモンだろうな」
キ「それほど影響力のあるポケモンをキタカミに持ち込もうと、組んだ並びがマニューラ&ルカリオです」
サ「2匹で擬似ウーラオスを作ろうとした訳だな」
キ「簡単に解説すると、初手袋叩きでルカリオの攻撃を4段階上げた後、マニューラのフェイント+ルカリオの攻撃で守りを貫通させていく狙いがありました」
サ「キタカミ最速の猫騙しマンと見せかけて、実はフェイントマンだった」
キ「実際、仲間大会で使った感触としては叩きが決まった時は圧倒的な強さを誇りました」
サ「しかし、袋叩きコンボにはイッカコノヨという有名な並びがあって、プレイヤーの間で既に認知されていた」
キ「袋叩きを考えたことのあるプレイヤーであれば、選出段階から何をしてくるかは一目瞭然です」
サ「イッカコノヨ対策の網に始めから掛かっていたと」
キ「それでも何とかして通せないかと、工夫は凝らしたみたいです」
サ「色々仕組んではいたみたいだな」
キ「フェイント&神速で先制技を組み合わせることができるので、これを生かす手はないと考えました」
サ「耐久に難があるからなあの2人だと。速い方が良い」
キ「そこで特性シンクロのイエッサンです。これでサイコフィールドが張られて先制技が通らない様に見せかけています」
サ「さらにイエッサンの方を猫騙し持ちにしてシナジーを強化した」
キ「これで一方的に先制技を握れると、しっぽ氏は思ったのでしょう」
サ「実際は、そんな甘くなかったがな」
キ「サイコフィールド擬装から有利の取れるメンツが検討され、ここで悪戯心イルミーゼが合流します。同じく神速持ちのウインディも後に加わります」
サ「結局、先制技無効偽装が本番で使われることになった訳だな」
キ「マニューラ&ルカリオは色々と問題を抱えていました。相手にイエッサンがいた時の為にサイコフィールドを剥がせるアイススピナーをマニューラに持たせて対策は万全に思えたのですが、メジャーな弱点を抱え過ぎていました」
サ「炎と格闘が両方抜群か。キツイな」
キ「さらにルカリオの特攻種族値を無駄にしました」
サ「叩きで威力が上がらないから、特殊技は入れなかったのか」
キ「そうです。試行錯誤しましたが、木曜の仲間大会の結果をみて、見切りをつけることにしました」
サ「イエッサンの先制技無効偽装を、どうやら気に入っていた様だな」
キ「イエッサンの猫騙し→この指ルートが隣のサポートに適していたのと、イルミーゼのアンコールが干渉されないので、後にこの2匹は先発の並びになりました」
サ「イエッサンが軸になりつつあるな」
キ「最終的にはサイコフィールド偽装に合わせて、神速持ちのウインディがルカリオとの競合の末、内定します」
サ「別のところでは、ガチグマとトリル持ちヤバソチャが内定したな」
キ「ここはトリル下での動きも入れたかったのと、単純に使用率が高かった為採用しました」
サ「ガチグマの厳選してたっけ」
キ「厳選していなかったのでルームサービスを持たせて、トリル下ではとにかく先に行動できるようにしました」
サ「実際ガチヤバのコンビは、2日目辺りから動かし方のコツを掴みつつあったよな」
キ「ですね。技構成は後述しますが、特に積み役をパーティに1匹入れておきたかったので、ルカリオに代わりその役割をヤバソチャが担当しました」
サ「仲間大会では相当負け込んでいたようだな」
キ「オーロンゲの壁に苦労していました。そこで目を付けたのがサイコファングです。しかも、ウインディが覚える」
サ「しっぽ氏は当初、サイコファングの採用を渋っていたらしいな。使うことにした決め手はあったのか」
キ「このパーティは、起動が非常に遅いです。なので短期決戦に向きません。そこでしっぽ氏はスリップダメージで試合を有利に進めようと考えました。毒戦術に詳しいキラフロルを使うことを、大会前日に思い付きました」
サ「つまり、毒のスリップダメージを入れようとした時に相手が毒ミラーだった場合、サイコファングが活きるという訳だな」
キ「壁を壊す以外の用途が見つかったので、噛み砕くに代えてウインディの技に加わりました」
サ「ゴーストタイプ、特にシャンデラ相手に何も出来なかったのは、そういう理由があったんだな」
キ「これでパーティが出揃いました。カジュアルバトルで2戦試して、ぶっつけ本番で大会に臨むこととなります。以上が構築経緯となります」
サ「しっぽ氏はまだまだ大会に向けた構築作りに改善の余地があるな」
キ「ですね。次回はパーティを個別にみていきたいと思います」
続く。