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【ポケモンSV】キタカミプロローグを振り返る【個別編②】
サ「さて、振り返りもいよいよ最後だな」
キ「前回の個別編はこちらになります」
キ「パーティはこちらです」
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キ「構築記事はこちらです」
④イルミーゼ
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サ「イルミーゼだな」
キ「何かと注目される悪戯心さんです」
サ「何というか、一番試合に出てたよな」
キ「技構成をみても分かる通りやる事はただ一つ、お相手の妨害です笑」
サ「本当に、笑っちゃうくらいウザ絡みしてたよこいつは笑」
キ「初手から出てきて、身代わりを貼り続けます。身代わりが残ったら、次に纏わりつくで拘束します。守るは勿論、積み技や追い風、お相手のあらゆる変化技がアンコールされていきます」
サ「1日目はそれで結構行けたよな」
キ「イルミーゼは舐めて掛かられる展開が始めのうちは割と多くて、気付いた時には纏わりつくのスリップダメージが蓄積していて、取り返しが付かなくなるというのが勝ちパターンになっていました」
サ「2日目辺りからはイルミーゼを優先して処理してこようとするプレイヤーが増えてきていたよな」
キ「レートが上がるに連れてイルミーゼも動きにくくなりました。それでも動いていましたが」
サ「イエッサンやキラフロルと共に序盤から中盤に掛けての盤面作りを担っていた感じだな。纏わりつくが毒と合わさると、無視できないスリップダメージになる」
キ「このパーティの特徴をよく表しているというか、イルミーゼは象徴でしたね」
サ「一方で高火力で殴り合う構築の時は手も足も出なかった」
キ「短期決戦型の構築相手の時は、ダメージレースで遅れを取っていました。また身代わり型なので、ガチグマには相性が悪かったです」
サ「今回みたいなイルミーゼの使い方だと、良くも悪くも試合のテンポが遅くなるから、こっちのペースに引き込めた時の強さと、相手のペースに巻き込まれた時の脆弱さがモロに出る感じだったな」
キ「キタカミでは悪戯心枠として注目されていましたが、同じ悪戯心のオーロンゲとは役割がだいぶ違っているというか、その点オーロンゲは壁役というのが試合のテンポに影響されにくいのか、やっぱり使い易さではオーロンゲなのかなって思ってしまいます。耐久面も含めて」
サ「後半はガチグマが使われるようになり、特徴が活かされなくなってしまったな」
キ「それでも追い風役で頑張っていましたが、やはりイルミーゼが輝くのは身代わりアンコールの時だった、ということで」
サ「評価は8.0だな。ウザさは今大会屈指だったが、1人では何も出来ない」
キ「レートを稼いだ序盤はパーティのリーダー的存在でした。8.0あげたいです」
サ「総合点は8.0だな」
⑤ヤバソチャ
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サ「ヤバソチャは、今大会を通してオーガポン、ガチグマに次いでよく見かけるポケモンだったな」
キ「ウチのヤバソチャも割とスタンダードな型だったと思います。プレーン味というか」
サ「基本的にヤバソチャを倒す時は一気に倒さないといけない。瞑想を積まれたり、その上でシャカシャカ砲を撃たれたりしたら、ゾンビ化してしまうホラー要素がある」
キ「確かにゆっくり相手をしている暇はないですよね。一方でヤバソチャは、弱点さえ付いてしまえば攻略自体は容易でした。問題なのは、アタッカーも出来るしサポートも出来るという、その二面性にあると思います」
サ「どっちも出来るのはズルいよな」
キ「試合の中でどっちに舵を切るかがヤバソチャを上手く使えるかどうかの腕の見せ所ですね」
サ「しっぽ氏は瞑想ばっかり打っていたぞ」
キ「まぁ、パーティコンセプトでヤバソチャは、積んで戦うという認識でしたからね。でもお相手のヤバソチャの使い方は勉強になりましたね。トリル封印は特に」
サ「今思えば、怒りの粉はあっても良かったかもな」
キ「この指とダブるかなと思いましたが、あったらあったできっと役に立ったでしょうね」
サ「対戦ではそのスペックを活かして、器用に立ち回っていたな」
キ「使用率も納得の強さでしたね」
サ「毒テラスの狙いは何だったんだ?」
キ「毒対策ですね。積む時に毒毒貰っちゃうと苦しくなるので」
サ「試合を通して良く頑張っていたと思う。評価は7.5だな」
キ「色んな型が考えられたので、これが正解かは分からない部分もあります。8.5です」
サ「総合点は、8.0だな」
⑥ウインディ
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サ「最後はウインディだな」
キ「いわゆる本構築でやりたかった事を最も体現したのはウインディでしょう」
サ「イエッサンのフィールド擬装からの神速だからな。元々ルカリオがやっていた事に近づけようとして選ばれた訳だ」
キ「では、実際の試合ではどうだったかというと微妙でして、理由は先制技はイルミーゼの独壇場になっていたからです」
サ「パーティ内では後発の仕上げ役を期待されていたが、それだと序盤から威嚇を回す特徴が活かしにくいのと、先発がイエッサン、キラフロル、イルミーゼで殆ど決まっていたので、窮屈そうにしていた感じだな」
キ「実際、先発から出す発想がないため、選出もあまりされませんでした」
サ「ルカリオとは大きな違いだな」
キ「出たら出たで活躍はしてくれました」
サ「フレドラでヤバソチャやバルビート、低耐久勢は大体片付けてくれていたな」
キ「ウチでは唯一の物理アタッカーでしたから、もっと活躍の余地はあったと思います」
サ「同じ炎にはオーガポンやシャンデラといった強力なライバルがいたことと、威嚇がドドゲザンに引っかかるのが勿体なかった」
キ「貰い火もありだったかも知れませんね」
サ「ウチは炎に弱いパーティだからな。ちなみにサイコファングはどうだった?」
キ「オーロンゲの壁対策で採用したものの、使う機会はありませんでした」
サ「結果論になるが、噛み砕くで良かった訳か」
キ「サマヨールに打点ないのはキツかったですからね」
サ「ウインディは何というか、パーティの狙いを体現しているし、出れば活躍もするけど、相手の脅威になれなかった印象だな」
キ「威嚇を撒くのに出し入れするなら、クリアチャームも微妙でした」
サ「色々持て余していたな。でも、窮屈なりにやることはやっていたから、7.0かな」
キ「そもそも試合に出ている機会が一番少なかったのでパーティへの貢献度としてみると6.0ですね」
サ「総合点は6.5か」
雑感
サ「さて、いったんこれで振り返りは終わりにしようか」
キ「全体を振り返ると、成績はともかくとして、色んな発見があった大会でしたね」
サ「そうだな。レート1500を下回る構築記事の需要は少ないだろうけど、プレイヤーたるしっぽ氏にはこの反省を踏まえて、次に活かしてもらいたいものだ」
キ「こういう振り返りは初めて行ったそうですが、なんか言っていましたか?」
サ「一試合毎に対戦を振り返るメモは相当役に立ったらしいぞ。今までは試合展開なんて終わったらすぐに忘れていたらしいが、今回取ったメモのおかげで45戦全ての試合をざっくりではあるが思い出せるそうだ」
キ「対戦メモと振り返りは上達の足掛かりかも知れませんね」
サ「来年に向けていい練習が出来たな。次は藍の円盤の時にでも、まとまった記事を書くかもな」
キ「後編の新ポケモンの考察もありますし楽しみにしています。それでは今回はこの辺で。また次回、お会いしましょう」
終わり