シンウルトラマンを観て
本題に入る前に、あなたは、ウルトラマンシリーズの中である共通点を、見いだす事が出来ないでしょうか?
それは、初期のウルトラマンシリーズをよく見ていたであろう、シンゴジラの監督でもあり、この映画の総指揮でもある「庵野秀明」氏に追うところも大きいのです。
丁度、クレージーキャッツが好きすぎて、生前に全員のメンバーが生きている時に、大滝詠一が実年行進曲を作曲した際、特別編集者として、青島幸男の名コンビであった、デクさんこと萩原哲晶の名をクレジットに入れた様に。
余談はこれくらいにして、作品としては、ファンとしては渋い敵キャラを選んだな。という感じです。
本題に戻して、種明かしを一つだけすると、野蛮な怪獣及び、外星人と呼ばれるキャラは、比較的濁音を使った(ゾフィーは例外)が多く使われていて。
最後の外星人であるメフィラス(よく東京03の今度にも出てくる、あのキャラです)星人が、長澤まさみを巨大化させるのは、初期のマドンナである桜井浩子(ウルトラQとウルトラマンに出演)が巨大化したのの「オマージュ」なのです。
そんな「ウルトラマン愛」がびっしりと詰め込まれてますが、そんな解析を許さないほどの、情報量とスピードで物語が展開していくのは、早々にシンウルトラマンが誰かがわかる様に、現代調であります。
毛色は全く違いますが、それが何度見ても新鮮な驚きがあるディズニー(最近はピクサーが多いが)映画に通ずる部分があるのです。
現代調と言いましたが、勧善懲悪が流行らない時代とも少し符牒を合わせた内容、単なる時間潰しと思わずに、騙された。と思ってみてください。
きっと貴方なりの感情や感想が出てくる筈です。ドラマ調的な展開に目をつぶったとしても