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魔術的進歩と退化

皆様お久しぶりです。
逆にお久しブリーフ。シンスですはいこんにちは。


私は今、奄美に住んでいます。
本当に、何故もっと早く移住しなかったのか。
いや、紆余曲折ありの今だからこその今なのか。
全くもって答えは出ませんが、もうすぐ50歳になろうかという人生の後半戦、全てがピークに達した感があります。

プライベートも仕事も順調。
職場は最高。
家は庭付き一軒家。ゴーヤはスクスク。


休日に霊峰湯湾岳に登ったり。

霊峰湯湾岳の生ぬるい伏流水を飲んだり。

問題があるとしたら。

最高の環境に、身体がついていかない事。

今の仕事は、私自身の人生の総決算。
定年まで全力で働くつもりでいます。
職場の同僚、上司や先輩らの惜しみ無いサポートを受けながら、全て万全、これ以上ない恵まれた環境で仕事が出来ています。

当然、全力で応えます。

するとどうでしょう。

内地にいた頃は大体95kgほどはあった体重が、今現在驚きの79.8kg。
あと5kg痩せると、なんと高校時代のベスト体重に。
それはそれで嬉しい話なんですが。

仕事は極限のハードさ。
毎日フルマラソンしてるかのように、家に帰ると指一本動きません。
当然、白米は喉を通りません。
肉類は吐き気がして食べれません。
自然と野菜中心の生活に。

ハードな業務を完遂するにはカロリーが足りません。
体重は落ちるが疲労は増える。

これは悪循環なのか好循環なのか。

さて。

人生山あり谷あり。
人から好かれたり嫌われたり。
人を救ったかと思えば道を外れたり。
ならばと奮起し人生やり直そうとしても時期とタイミングが合わなかったり。

私自身、うちの姫と出会わなければ、今頃何処かの山奥でのたれ死んでる事でしょう。
そんなパラレルワールドの人生に後悔はありませんが、姫と過ごす奄美ライフは最高の人生である事に間違いありません。

しかし齢50歳。
毎日フルマラソンは絶望的につらい。
もっと若ければ。

もっと体力があれば。

果たして。

本当にそうか?

少しずつ、体力はついてきた。
今日だって、こうして記事が書けている。
『明日からこのポジション任せた』
重要な仕事も任せて貰えるようになった。
気合いが入る。

私は進歩しているのか。
それとも退化しているのか。

本題。

多くの西欧魔術の結社では『二元論』が基礎的な思想となります。
この思想が所謂占術の基礎理論にも繋がる為、非常に重要な思想となります。

ところが。

実はこの二元論は大嘘で、まるでHUNTER×HUNTERの裏試験のように、二元論からの脱却こそが、結社卒業後の課題だったりもします。

今の自分自身。
今の環境。
今の社会。

二元論で解釈し、絶望したり悲観したりしてませんか?

はっきり言います。

我々に、あなたに、物事を二元論で白黒つける能力なんてありません。

わからないんです。

我々にできる事は、良いか悪いか等の二元論に勝手にカテゴライズする事ではなく、目の前にある日常を、ただひたすら懸命に生きる。
それぐらいしかありません。

魔術訓練も然りです。

明日、巨大地震がくるかも知れない。

関係ありません。

しっかり準備して、毎日しっかり生きる。
その事にだけ、全力でいてください。

もう歳だから。

関係ありません。

明日死ぬとしても、今を全力で生きる。

多分、そういう人にこそ、


術は発動します。

それがカバラであり魔術師の生き方でもあります。

てこと。


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