最近、スマホで本を読むことが増えた。

最近、スマホで本を読むことが増えた。電子書籍のアプリを開いて、いくつかの本を行ったり来たりしながら読むのが、なんだか心地よい。紙の本はもちろんいいものだし、触れる感触やページをめくる音は特別だ。でも、スマホで読むのも悪くないと思えるようになったのは、移動中にふとした時間を埋めるのにちょうどいいからだろう。
それに、スマホには辞書機能がついている。わからない言葉があれば、その場で調べることができるのは便利だ。ただ、これがまた面白くて、わからない言葉を調べるつもりが、次々に関連する言葉をたどってしまい、結局本のほうに戻るのが遅くなる。知識が広がるというよりも、ただ広がりっぱなしになる感覚だ。それもまた悪くないけれど。
読み方は人それぞれだし、どんな形で読んでも、本を楽しめるのは素敵なことだ。紙も電子も、それぞれに味がある。だから、スマホで本を読むことも、紙の本を読むことも、どちらも「いい時間」なんだと思う。