内圧を上げる
今日は「ヒマワリ」の今年初稽古。
第6場という大事な所をやったよ。
ほぼラストに近い所で、登場人物達の本音、本当の気持ちが溢れ出す箇所。
役者はここに辿り着く為にやっているといっても過言ではないかもしれない……そんな場面だ。
複雑で且つ強い思いを出すには、表面的な何かだけでは伝わらないことがあって。演出の虎本くんは
「内圧を上げてほしい」
と役者に声をかける。
「内圧を上げる」は、つまり、まず中に溜まってないとダメなやつだ。満タンになってないと上げれないやつだ。どれだけ我慢してたかとか、どんだけ苦しかったかとか、どんだけイライラしてたとか。そういう、その瞬間までの満タンになるまでのギリギリの思いがちゃんと詰まってないと、なかなかそこだけは上げれない。
上がらずにはおれない程の強さ。
なかなかな重さで、思いで、積み上げていかないと強いものにはならない。
お芝居は難しい。
でもそれ以上に楽しい。
ちゃんと楽しむ為に、
ちゃんと足掻いて辿り着きたい。
不器用な人間達の
その不器用ささえも愛しくなる。
そんな作品だと思う。
「ヒマワリ」
よい作品になると思います。
是非観てほしいです。
公演情報🔻
SHASEN × ステージタイガー
「ヒマワリ」
脚本・演出 虎本 剛
日時
2024年
1月27日(土)19:00
1月28日(日)13:00 / 17:00
※開場は開演の30分前、受付開始は1時間前
🌼テルご予約窓口🔽
https://ticket.corich.jp/apply/290333/005/