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恋よ、来い。のこと。

中之島春の文化祭2024 2日間に渡るお祭りが無事に終わりました。
私は、初日4日のBブロックの「十三クラブ」と、
Cブロックの「Micro To Macro」に出演しました。
「十三クラブ」には十三フロンティアという十三ネームを持つ役者として出演し、
ミクロは、作・演出をして、役者としても出演しました。

20分の短編と言えど、同時に2作品の稽古をし、なんなら一個は作・演出やし、演奏したり歌ったり、なんなら今回ラップみたいなこともして、なんなら本番は同じ日のブロック続きやったんで、なんならとか言うてる場合じゃないくらい、ようよう考えたらめちゃくちゃ大変でした。

それでもやろうと決めたのは自分だし、なんなら、しんどい以上に、おもろい楽しいが十分勝ってた。ので、やれてよかった。

十三クラブ作品は、観てくださった方には感じてもらえたと思うけれど、なんとも昭和感漂う戦隊モノでした。家族戦隊ファミリーファイブでした。4人しかおらんのに!!!本当に楽しかった。

ミクロの自分の作品のことを少し。
「恋よ、来い」という作品をやりました。
ずっとやりたかった学園ドラマで、めちゃ恋する話をしたかった。
中学生や高校生の頃のようなプラトニックラブを。

いつものように音楽劇をつくるということに、プラス、今回は、
ラップみたいなのもやってみたくて。
ラップになってたかどうかわからんけど、どう見ても完全にもどきやったけど!

ラップ。どんな言葉にあわせようかと考えてて。
私が学生のころ、たしか覚える時に、リズムで覚えてたような気がする……って
はるか昔の記憶を呼び起こしながら、古典とかの活用の言葉をラップにしよう!と決めて。自分で書きながら言うてみたら、おもろくて、「こい」という言葉・発語が入っている「カ行変格活用」最高やん!ってなって。古典の変格活用でラップ!即決。
そこから、大好きな枕詞「ちやはふる」と入れよう、と思ったら、だいだいの物語になってた。
だって、
「神様ー!」って叫びたくなるのも、
「荒ぶる、強い気持ち」とか。
恋そのものじゃね?

あとは、ミクロ、あまり何かのオマージュみたいなことをしないんだけど、今回に関しては、少しした。
登場人物の名前をドリフにしたのは、夜8時に駅集合とかって高校生っぽいなあって、まだ粗筋にもなってない段階から、なぜかもう心に中にあって、それを考えてたら、「8時だよ。全員集合!」って叫ぶしかないよな。って思ったら、とにかくキャスト名は、ドリフターズのメンバーの名前になって。なぜか役割分担もちょうどいい感じに振られてて。

そして、一番のオマージュは、オマージュってか不良はバイクにノーヘルで乗るよなあって考えてたら、もうAKIRAしか出てこなくて。ドリフに「金田」はいなんで、名前を何回も間違えて呼ばれることによって、より「金田」を覚えてもらうことにしよう、ってなって、あんなことに……。

観てくださった方で、AKIRAの中の「金田のスライドブレーキシーン」をご存知の方は、ちょっとニヤけてもらえたかと思います。
止まった後、すぐにパトカーのサイレンが鳴って

「やべ、おまわりだ!」
「ふっ。やっとモーターのコイル、あったまってきたところだぜ」
エンジン、ブチ吹かす。

までが、オマージュでした。

コアなAKIRAファンの方なら、金田のバイクが爆走する時の、あの「ラッセラッセラッセーラ♪」という、なんとも言えぬあの曲だ!と気づいてもらえたかもしれません。

このシーンはかっこよすぎて、スピルバーグ監督が「レディプレイヤー1」(私は2回観に行ったぜ。)という映画の中でも取り入れてますね。
観たことない方は、時間ある時にでも最後まで見てもらえたら 🔻

演奏する曲は、恋する曲といえば、これしかない、という曲にした。
いつもはオリジナルだけど、私の曲でものすご「恋してます」みたいな曲ないんで。「CHE.R.RY」なんで、相手の女の子も無理やり、「後藤・メリーチェリー・蘭」になったけど。

でも「CHE.R.RY」途中音数少なくなる箇所があって、2ケツのバイクは絶対途中ひっくり返って時は止まろうって思ってたから、それもなんかぴったりやった。
ありがとう「CHE.R.RY」。

役者のみんなには、初のラップをしてもらい、カホン叩いてもらい、ギター弾いてもらい、鍵盤弾きながらハモってもらい、それ全部踊りつつ、車乗ってる芝居しつつ、スライドブレーキをかけて止まるというたった10数秒程の動きのために何回も自主練してくれて、そして学ランで汗だくやっていうのに20分の最後の最後に全力疾走してもらい。役者のみんな、ほんまに一生懸命やってくれて。
心から感謝しかない。最高のメンバーでやれたな。
音響も廣岡ちゃんに力を借りて、心から安心してやれた。本当に感謝です。

恋をする。とか
もう人生でないかもだけど
でもその行く末がどういう結果でも、
ドキドキする人がいるってだけで
生きてるって感じするよな。
幸せだわ。
芝居と似てる。きっと。

「恋よ、来い」は、これにておしまい。
またやれたらいいな。
書き上げた時、30分あって削りまくったから笑
30×30仕様やん。

中之島春の文化祭2024
ABCホール様
役者のみんな、スタッフの皆様
一緒に駆け抜けた参加団体の皆様
そして、ご来場くださいましたお客様
本当にありがとうございました。

次は
5/29 Komatteru LIVE!(BAR クラベリト)
6/1  焼酎亭寄せ〜紫陽花〜(伊丹AI・HALL)





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