幸運。
暑いと、涼しいがようやく混在してきて
でも、なんだかどこかちょっぴり寂しいぞ。
ごきげんよう。
テルです。
超人予備校さんの
✨開演前音楽祭✨というのに呼んで頂き、
小松さんとKomatteruで、出演してきました。
開演前20分ほどの短い時間でしたが、
お芝居観る皆様のワクワクとか
自由に楽しんでええんやあという気持ちを
少しでも届けられていたら幸いです。
超人予備校さんの3年ぶりの本公演は
「カンポケ社」というタイトルでした。
カンポケ社は、カンガルーポケット社。
略してカンポケ。人生をやり直したい人の相談所
でのお話です。
と言っても、超予備さん!
ずっとその場所のはずは無く、
そこに訪ねてくる人も、そこで働く人も
ずっと人である訳はなく。
色んなモコモコしたもの、動物になります。
その動物としての試練、苦難を経験します。
カンガルー君なんて、もう一度お母さんのお腹ポケットの中からやり直す!という試みですよ。
なんでやねん!とオモロ過ぎるやろ!が共存する。
私的にですが、役者の皆さんが、そのなっている動物に、めちゃくちゃぴったりやなあと感じて、もうそれだけで凄いわあと。微笑ましい。
最初は纏った衣装のモコモコやしっぽの可愛らしさにニマニマしてたはずやのに、だんだん、その動物ならではの苦悩や悲哀が人間のそれに重なって、染みてくる。ミツルギさんマジックですよ。
かつて自分は、どんな自分だったのか
今何処に立っていて、
これからどうしたいんだろう。本当は。
そんなことを感じさせてくれるのです。
可笑しいバタバタの中で。
そっと。
そっと。
何度かきゅっうとなって泣いてしまったんですが、
そのひとつに
「私、ずっと不幸なんです!」
と訴える相手に
「いや生きてるだけでラッキーやろ」
みたいな台詞があって。
私は、(別に言わんでええことやけど、自分の為に記す)27歳の時に、同じ歳の演劇仲間を1人見送っている。逝く前日の夜までマクドで皆でワイワイ駄弁ってた。翌日の朝、お母さんが起こしに行くともう目を開けなかった。突然で原因がよく分からないやつだ。その子はホンを書いていた。私がまだ役者しかしてなかった時だ。めちゃくちゃ夢を語ってた。恥ずかしいくらいに。熱く。
それから、今日まで何人かの演劇仲間を見送った。大先輩でも苦しいのに、同年代や歳下の仲間の時には、ほんまにやりきれなかった。いや今でも。
その度に思ってきた。
私は、有り難い瞬間瞬間の中にいて
芝居をさせて貰ってる。
私は今、幸運だと。
それをまた田口さんが言うてたんでね。
もう余計に沁みた。
演劇。素晴らしいなあ。
演劇に携わってきてよかったなあと思う。
超予備さん
3年ぶり本公演、お疲れ様でした。
開演前音楽祭。呼んでくださり、本当にありがとうございました!ライブしてる時間も、観劇中も、めちゃくちゃ楽しかったです。
私は幸運です。