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NAOKINOライブVol.0


2023年7月15日
NAOKINOライブ@白楽Border's Reboot

まじで最高な時間だっただなんて、
当たり前だし最初からそうなるなんて
分かっていたんだ。
でもこんなありきたりな言葉で語ってしまうには勿体なくて語れば語るほどチープに聞こえてしまうかもしれないってこと、わかった上で語らせていただく。

私がこの日、目撃した「NAOKINO」のこと。
とても長いですが、お付き合いください。



今回のライブ、6年ぶりのライブだったから、
本当に緊張した。客である私が、だ。笑

前日に急遽告知があったが、迷いは一切なかった。
「行くに決まってんだろぉぉおお!!!」と
浮かれてしまい、ここだけの話ちょっと踊った。
いや、ちょっとどころじゃなかった。
すごい、踊った。笑


会場は白楽Border's Reboot
白楽は個人的に大好きな街。
好きな街で好きな人の音楽を味わえるなんて
贅の極みでしょうよ。



緊張で喉がカラカラだった私は、
1階のBARで普段ほとんど飲まないビールを注文し、階段を上り会場へ。

階段を上る途中から大好きな歌声が
聴こえてきちゃって私の足取りは一気に軽くなった。なんなら、嬉しくて駆け上がった。

階段を上るとそこに居た「NAOKINO」


すでに、1曲目を歌っているところだった。
歌の途中であるのに、「いらっしゃい〜」と
ニコニコ笑顔で迎えてくれた。

はぁ〜?!待て待て、なんだこの居心地の良さは...
実家かよ!!!と心の中でつっこんだ。笑
思わず「ただいま」と言いかけた口を
ギュッと結んで席に座る。


1曲目は「旅立ちの朝/5AM」

6年前、地元福井を出て神奈川に引っ越す前夜。
神奈川行きの夜行バスの中でこの曲をイヤフォンで聴きながら一人スンスン泣いた。
この曲を聴くと、その時の感情と一瞬で紐づいて込み上げるものがある。

"石ころにけつまずいたら、容赦しない
笑ってやるよ。つられて君が笑うまで
この先なにがあろうと"

田舎者の私が生まれ育った街を離れるということは間違いなく大きな決断だった。
この人生において、間違いなく大きな分岐点だった。

そんな時、わたしの傍にあったこの歌が1曲目に聴けたのだ。
やばい、泣くぞ。
まあ、もともと泣くつもりで来たけど(?)
まて、まだ早い...と、ぐっと堪えた。




2曲目「Heart song」
3曲目「Winner」
4曲目「あいづち」
5曲目「キンモクセイ」と続く。

なつかしさとエモさが爆発する曲の並び。
6年前のライブ通いしてたあの頃の記憶に
トリップしながら聴いていたけど
あの頃より更に進化していて厚みが増している歌と演奏にいい意味で頭を抱えた。
いい意味で情緒不安定になる。
もうどの曲を聴いたって泣いてしまいそうになる。これは思い出補正なんかじゃない。
ずっと私の傍に在ったというか、私が必要として傍に置いて暮らしを続けてきたから。
そんな1曲1曲をお守りみたいに大切にしてきたからだ。


そんな情緒をかき乱されまくってる最中
遂に来た...
6曲目「夢だとしても」

"会えたら何も言わず強く抱きしめてね"
"あなたに奪われたこの心はまだ預けておきたいから大切に持っていてね"

この曲はNAOKINOの持ち曲の中でも
人気がある曲なんじゃないかなと勝手に思っている。ツイキャスでも、リクエストとしてよく上がっていたね。

まじでなんなんすか...
女心というか、片想いの心の機微を捉えすぎとるんよ...最高かよ。
まじで申し訳ないんだけど、最高すぎて歌っているNAOKINOのことを心の中で勝手にエアハグさせていただいた。


7曲目「Are you ready?」
8曲目「あいことば」
9曲目「I am you」

...語彙なんてもんはもう失くした
心がホクホクしすぎて、柔柔になってしまった
外気の暑さのせいではない、NAOKINOの曲たちのせいで多分微熱くらいはあったと思う。
興奮でやや汗ばむ身体が全てを物語っていた。

10曲目「I」

"「ただいま」と呟いて思い出した
「ただ今」それだけがここにあることを"

"周りに馴染めない時も自分と仲良くできてりゃそれでいい。遠回りして探し続けてたものは初めから内ポケットに入っていたんだ"

"私を変えるはずの日々よ、私へ還る旅となれ"

この曲に限っては一切の思い出補正は無い
新しい曲。
どの曲が1番とか決めきれないくらい1曲たりとも逃さず全部すき!!!と推し贔屓のお手本みたいなヲタクだった私だったけど、言わせていただく。
とても言い難いことではあるが
...ダントツで好き。もはや、殿堂入り。

いつだって何かを考えていて思考に
ぶんぶん振り回されて騒がしい私の頭の中を
すっきりと整えてくれる。
サウナなんか行かんでもマジで整う。
実は、この曲を聴くのが私のチルになってる。
過去でも未来でもなく目の前の今を
ここに居る私を抱きしめて安心しなさいって
イマココに戻してくれる。引っ張りあげてくれる。

11曲目「PLAY」
この曲も新しい曲だ。
新旧織り交ぜたセットリストは
懐かしさと新鮮さで心がついて行かない。
でも聴く側を置いてけぼりにしないのが
NAOKINOだ。

曲間のMCで聴く側の心を掬いあげて
たちまち笑顔にしてしまう。
あの笑顔をみたらつられて笑ってしまう。

そして、私くらいのヲタクになると MCの中に出てくるワードで次の曲がなんなのか、分かってしまう。(きもいね、すまんw)




本編最後の曲は「命の讃歌」

"悲しみの数かぞえるよりも
ありがとうをかぞえてみよう"

"臆病でもいいじゃないか
誰も信じられなくたって構わない
でも自分自身を愛すること諦めないで"

"汗と涙を拭いながら人は強く優しくなる
君が君をいきていくこと称え続けてる
響け命の讃歌''


あぁ、だめだ。響きすぎちゃった....
込み上げる感情には恥もなんもかんも追いつかず、イントロのギターで涙がポタポタとこぼれ落ちる。

こうなると、もう止まらない。
今年分の涙ぜんぶ出し切ったんちゃうかと
思うくらいには泣いた。

介護の仕事をしているゆえ、不規則な生活がたたり自律神経は日常的に乱れまくりな私だが、いい大人なので人前で泣くことは流石にはばかれると私は普段人前では絶対に泣かない。
でももう無理だった。無理でしょ。
たぶん色んなものがぜんぶ出た。
デトックスしまくった。


このあと、アンコールとして6曲歌うんだけど
トータル18曲もやってくれた。
そして、配信終了後もさらに歌ってくれた。
投げ銭箱に諭吉入れるべきだったよ...
コスパ最強すぎるライブがこうして終了
した訳だけど、幸せで楽しくてビールは
すすみ、もう何杯飲んだか分からない。
帰る頃にはベロベロだった(ほんとすみません)
帰宅したら3時を回ってた(翌日仕事の私がんばれ)

よく泣きよく笑いよく飲んだ時間。

ライブの翌々日にこうして、最高だったっていう気持ちのまま殴り書いているわけだけど、誰かにこれを伝えようというより、あの日の私の興奮をどうにか記録しておきたかった。
絶対に忘れたくない夜だったから。

初めましてじゃないのに
初めて会うような、いや出会い直したというべきか、語彙がなくて申し訳ないのだが
生NAOKINOはめちゃめちゃかっこよかった。

これ以上、好きが増すなんて事ないだろってほどには愛してたはずなのに、増すどころか溢れた。

8年間、推しに推していたし今も変わらず
推しであることには変わりなくて、
きっとあとにも先にもこんなに変わらない熱量で愛し続けられる存在はないんじゃないかと思う。
なに?プロポーズ?笑

もうなんでもいいけど、
私は彼の音楽を愛している。
今も昔も1ミリも変わらない熱量にて。

心身ともに健康で、また必ず会いにいく。


長くなりました。
ここまで読み切ったあなたはなかなかの変わり者
(褒めてる)



これは、
「どうかこの笑顔がいつまでも続きますように」
と願ってしまった横浜での夜の話。
何度だって私に立ち上がる力をくれる
推しへの愛の話。




あなたを愛するようにいつかは自分のことも
心の底の底から愛せますように。

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