生まれた意味を知るRPGをうろおぼえで語る
今日は、バンダイナムコエンターテインメントより発売されている
「テイルズオブジアビス」の発売17周年記念日だそうです。
テイルズオブジアビスは
唯一クリアできたテイルズシリーズです(苦笑)
もう10年以上前にクリアしたのですが、
アニメを見返したり
主題歌のカルマが大好きだったり
まだまだご縁のある作品です。
CATION:ここから先はネタバレガンガンします
うろおぼえだけど、お許しください
主人公のルークはファブレ公爵家の跡取り
過去に誘拐されたことがあることから、ほぼ幽閉されています。
そんな息子を哀れんで、両親は甘やかし放題。
ルークは世間知らずのわがまま坊ちゃんです。
そんなルークにも楽しみが。
幼馴染で、使用人のガイはルークの理解者です。
また、剣の先生である、ヴァンを慕い、たまの稽古を楽しみに過ごしています。
そして、稽古の日、いい歌声のとてもタユンタユンな美少女がヴァンを襲撃に来たのです。
ヴァンをかばおうと美少女とコトを構えるルーク。
ふたりは、謎の光に包まれ、消えてしまいました。
というのが、簡単なあらすじなのですが、けっこう覚えていますね。
すいません、あらすじもう終わります。
生まれた意味を与えられる世界で人はどう生きるのか?
テイルズシリーズは代々○○のRPGという代名詞がつきます。
TOAは生まれた意味をしるRPGという代名詞です。
しびれる…
生きる意味ってなんだろう。って思うことありませんか?
わたしはあります。
精神科医かつ、ホロコーストに遭うという、極限状態で自身の精神を見つめたという壮絶な体験をされたフランクルさんの著書を
病みすぎて、疲れた頭で読んだことがあります。
生きる意味を生きることに求めるのではなく、
生きる意味が私たちに何を問うているのか
的なことが書いてありました。
わたしはしびれました。
(;´Д`)「おい!TOAの話をしないのか!」
(´_ゝ`)「悪いな、これはそういう記事だ」
(´_ゝ`)「まあ、今から話してやるから、もちつけ」
(;´Д`)「おい!時代は令和だぞ。せめてゆっ〇り動画にでもしろよ!」
(´_ゝ`)「わるいな、俺はオモ〇ロ派だ」
(;´Д`)「どうでもいいわ!」
TOAの世界、惑星オールドラントでは、ユリアという優秀な譜術師(だったはず)が、譜石(だったはず)を読み解きスコアというお告げを守って人々は生きています。
日々の暮らしの何気ないこと、大きな歴史のできごと。
そう、戦争にちかいものまで予言されているのです。
ルークの師匠ヴァンはその世界を否定していました。
ヴァンの目的は、
「ユリアのスコアからの解放」
そして、目標は、
「オールドラントの住人を全員レプリカに置きかえてスコアが適用されないようにすること」(多分)
そして、ルークはそのためのコマにすぎなかったのです。
ルークはレプリカ技術によって生み出されたルーク・レプリカだったのです。
ルークが甘やかされて育ったのも、ヴァンにとって、ルークがただのコマにすぎなかったからかもしれません。
そして、物語中盤、ルークはヴァンにとって用済みになります。
自分は本物のルークの居場所を奪って生まれた存在であること。
そして、名セリフ「俺は悪くねえ!俺は悪くねえ!」
スコアを守るために人々が生きているともいえる世界で、
スコアから解放するために生まれたルーク
皮肉にも、
明確に生まれた意味をそれぞれが定義されている世界を壊すために、
明確に生まれた意味を持ってルークは存在したのです。
しかし、
たとえ間違ったとしても、間違いを間違いだというヴァンも
ひとつの正義であった瞬間があるのかもしれません。
正義は、振りかざした瞬間消えてしまうものだと思っています。
生まれた意味を与えられ、奪われた男
本来のルークであった男、鮮血のアッシュです。
ほんとうはオールバックの人なのですが、オールバックの人が前髪おろすの好きなんです…
誘拐され、家族も、名前も、過去も、約束も奪われてしまいました。
彼は、ユリアのお告げに読まれたその人でした。
しかし、ヴァンの計画に利用されてしまいました。
生まれた意味がある意味、ユリアのお告げを守るためだったアッシュ。
生まれた意味が、ユリアのお告げを壊すためだったルーク。
彼らとの冒険から思うこと
生まれた意味を与えられれば楽なのに。
と思ったことがあります。
しかし、そうすれば、人間はそのしがらみから抜け出そうとするでしょう。
人間は地球上で高い知能のある生き物だと思います。
生き物の生まれる意味は、
極端に言ってしまえば生存競争の中で繫栄することでしょう。
しかし、日本人は出生人口も年々減り、明らかにしがらみからの解放をたどっています。
ルークとアッシュは、自分に何ができるか、何をすべきかと向き合い続けました。
その姿に心動かされたことを思い出しました。
どんなにつらくても、苦しくても、生きるためには、
生きることが問うてくる問いに答え続けなければならないのかもしれません。
ルークありがとう。
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