コーヒーは今こそうまいため、いいのを淹れてひとに飲ますことをやります
コーヒーが美味い季節である。春のことではない。
世の中が未曾有の状況となり、プライベートも仕事も、あらゆることに影響している。
ライフスタイルも変わった。具体的にはめちゃめちゃピクニックするようになった。週末のおでかけも、ショッピングモールは人でごった返しているが、でっかい公園ならほとんど問題ない。
ぼくら夫婦はふたりともコーヒーが好きなので、朝、カーテンを開けて、
「おお! 快晴!」
となれば、
「ピクニックしなければならない!」
となるし、
「コーヒーを入れなければならない!」
となる。
良い天気の日に、公園で飲むコーヒーは最高だ。味が最高かどうかはわからないが、家で淹れてる時点でその日の楽しい時間がはじまるため、加速がすごい。家に居る段階から加速しているので、公園で、水筒からコーヒーをひとくち飲むころには、
ぱぁん
とリュクスがベイパーコーンを形成しながら心を貫いてくるに至る。
ようするにコーヒーとは、ブレーキなんである。
めちゃめちゃ楽しいときも、むちゃくちゃしんどいときも、街を歩いてどこからか香るコーヒーの香りを嗅げば、その瞬間だけ、心がストップする。
停止は落差を生み、それまで楽しかったり辛かったりで溜まってた感情の運動エネルギーが解放され、爆発する。
その爆発はコーヒーのうまさだ。
なにかとタフな日々が終わりも見えず続いているけれど、世の中にありつづけるコーヒーは、そんな日々をこそうまさに変えて、人心をひととき癒やしころさんと馥郁(ふくいく)たるちからを蓄え続けている。
コーヒーは飲むのも淹れるのも焼くのも巡るのも楽しい、深遠なる暮らしのアナザーディメンションであり、いまは基本的に往事に比べしんどめな日々ゆえにうまさやおもしろさを感じやすいホットなシーズンであるので、ぼくの書いたコーヒーにまつわる与太話をくすぶる興味の薪として……読まなくても別にいいんですけど、どこでもいいからコーヒーでも飲みながら思いっくそぼーっとしたりしましょう。
余談ですがぼくは日々の生活でもコーヒーを淹れていますが、ときどき出張コーヒー屋となって、ドリップしたコーヒーをひとに提供しています。
直近では 「天満ナチュラルマーケッvol.102」というマルシェイベントがありセトコーヒーという屋号で参画する。
感染予防対策の徹底されたお昼のバルで、オアシスめいてくつろいではいかがか。
そうして油断しているところにじっくりコンセントレートした良いの(珈琲)を叩きこむ所存でおこないます。
プリン🍮もオススメですよ。それ以上でも以下でもないプリンですが、プリン食べたいというときに食べると、けっこう満ちるのではないかと思いますので。
その他出店いろいろです。
🍃 天満ナチュラルマーケット vol.102🍃
じかん|4/18(日) 11:00~17:00(毎月第三日曜)
ところ| てんまのいえ (〒530-0041 大阪市北区天神橋4-12-9 イーストワール天四 2F)
イベントページ|
よしなに!!