好きなバンドの新しいアルバムが出ることのワッショイさ
あの、わーい!! 出る。
ただでさえ、単発でさえヤバいのに、それがいっぱい出る。いっぱいヤバい。わーっと錯乱してちゃもったいないので、こりゃもう宴だワッショイ! 踊ろう!!
……というようなことって、あんまりないじゃないですか、生きてて。
でっかい嬉しいことがあり、でっかい嬉しいことがラッシュを仕掛けてくるような、シメのスターマインみたいなこと。
あんまりないじゃないですか。日々。
うーん、ないよなぁ……うん、無いな、ってことはなくって、あるわ! わーい!! ある。
あの、まあ、つまり、『フレデリズム2』である。フレデリズム2が出るのだから、仕方ない。ワッショざるを得ない。うたげリズまねばならない。
知ってますか。アナタ。それは、フレデリックだ。バンドだ。
フレデリックっていうバンドだ。
えー、まあ、4人編成のバンドでして、80'sディスコミュージックや、日本の歌謡曲、オルタナティブロックにニューミュージックとか、なんか耳に身体に気持ちいい、アガってノれて踊れる音楽の気持ちいい部分を集めて磨いて高らかに放つ感じのやつです。
要は「めちゃくちゃ気持ちいい音」というベクトルに洗練された音楽をやるロックバンドなのですが、平易でない言葉を駆使する繰り返し使う中毒性の高い歌詞もすてき。フレデリズム2 収録曲「スキライズム」も、新しくって、らしさ全開で、良い。
フロントマンの三原健司さんも、新しいサウンドも今までのサウンドも大事したい的なこと言ってて、ファンとしては嬉しい。
雰囲気でも聞けるし、しっかり耳をすませても聴ける。
まあ、いい。まあそれはいい。バンドの魅力の話はいいんです。いや、バンドの魅力の話なんですけど、それが、どのように良いのかっていうのは、いい。
つまり、あの、何が言いたいかっていうと、要は、
好きなバンドがいて既存の曲どれも大好きで、夫婦そろって好きで、ライブとかも近場にくるときは必ず行ってて、既存の曲どれも大好きで、そんなある日、新曲が公開されて、めっちゃ良くて、「スキライズム」って曲めっちゃ良くて、案の定ですよ、案の定良くて、しかし予想外でもあり、つまり結局めっちゃ良くて、うわーやっぱ好きだわまた今までの曲も聴き直そうっと、ってなって、たった1曲の投下で、フルドライブでワーイってなってんのにコッチは、次はフルアルバムが出ると。
フルアルバムが出ますだと!
こらっ。わーい! こら!もう大変だ。
えっ13曲の全曲ダイジェスト公開しますだと? えっ! 新しいフルアルバム「フレデリズム2」の全曲ダイジェスト公開しますってそんなん大変じゃないですか。聴くじゃないですか。デッド・オア・聴くじゃないですか。
どんだけバリエーションあんだどれもめっちゃいいじゃないかどんだけバリエーションあんだ! 大変!
ってなるじゃないですか。
いつだ。2月20日!! 2月20日発売です。
もうすぐだー! それまでにライブがある。もうチケット取ってる。そんなんNEWアルバムの曲もちょっとやるじゃないですかきっと。どうすんの新曲! ニューアルバムですよ! ライブ!! あがるテンション!! トぶ記憶!! 楽しみだ!! ワーイ!! 楽しみがあること、大好きなバンドの音を浴びる瞬間、待ち望んでいた。もうすぐだ、その日!
しかし、その後もつづく日々。一番の楽しみが終わっても世界は続く。押し流す日常。仕事。生活。生きるということ! だがそこに、そこかしこに、植え付けられたフレデリックのフレデリズムが、その音が、何度でも何度でも何があっても楽しくてもつらくても、ときどき袖をひっぱって「遊び足りない」とビートをフラッシュバックさせて、生きて歩くその足を、引きずる足取りであったとしてもステップに変えて、ダンスはループしカスタネットが鳴り響き、つづく日々を弾ませる!
えーと……あの、あれです、まあ、けっこう良いと思うんですよね。フレデリック。そして「フレデリズム2」。楽しみだなあ。