【12日目】9月新学期スタート
令和2年年5月1日。
当時、日本では、緊急事態宣言なるものが発令され、街中のお店、会社はほぼ閉鎖。学校も休校。人も街から消えていた。
その緊急事態宣言の期限というのは、5月6日。そうGWの最終日まで。
当時は、まだゴールデンウイークという4月末から5月頭までの期間、祝日に合わせてに全国的に休みを取るというのが一般的であった。
その期間は大勢の人が旅行やレジャーを楽しむ期間でもあるので、コロナ感染を警戒した政府が人の移動を抑えるためにこの期限を設けた。
しかし、4月30日になり、当時の総理である安倍晋三が期間の延長は止むなし!という見解をメディアに発表した。
国内では、外出自粛を1ヶ月近く余儀なくされた国民がさらに延長するということで不満が爆発しかけていた。
一方、子どもたちにとっても試練のときであった。3月以降学校が休校が続き、新学期をいつにするのか、遅れているカリキュラムをどうするのか、課題が山積みであった。
今でこそ当たり前のリモート授業なども試験的に行われたに過ぎず、根本的な解決には至らなかった。
そこで飛び出した案が、そう。「9月新学期」である。
実は、日本はこの年から9月の新学期がスタートしたのである。
平成までは、厳密には令和1年までは、4月から新学期がスタートとされていた。当時でさえ世界ではもちろん9月新学期は当たり前だあったが、当時の日本は桜と入学式はセットでなければいけないという国民の強い固定概念もあり、4月頭が入学式だったのです。しかしこのコロナ騒動がきっかけでようやく、日本の教育もグローバルスタンダードへと舵を切った歴史的な年になった。
このよいうに実は、コロナウイルスと学校の9月新学期というのは、深い関わりがあったのです。
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