朝倉杏子と過ごした2023
はじめに
自分は朝倉杏子というバーチャルアーティストを応援している。
彼女を応援していく中で自分が感じたことをここにまとめようと思う。
出会い
初めて彼女のことを知ったのは2022年12月、ツイッターでのデビュー告知だった。
RIOT MUSICに新しいアーティストが入るとのことで「新しい人が増えるんだな」くらいのことしか考えていなかったと思う。
たまたま2022年はRIOT MUSICのアーティストの曲を聴くことが増えていたので情報を知ることができた。
自分はとりあえず新人の初配信を観るということをあまりしないほうなのだが当時はせっかくだから観てみようかなと思い、初配信を観たのである。
初配信を観ていく中で目を引いたのは自己紹介での好きなものである。
好きなアーティストもMOSAIC.WAV、あべにゅうぷろじぇくと、riya、ClariSと個人的に興味が湧く人が多かったのだが好きな作品についてが特に自分の中で彼女に対する興味、今後見てみようかなという気持ちが湧いたところである。
好きな作品に「ケロケロちゃいむ」があったこと。大変興味が湧いた。
好きな作品に挙げるにしても初配信で観てる人がわかりやすい近年の漫画やアニメを挙げる可能性が高い。
自己紹介の中で好きな作品に「ケロケロちゃいむ」を書く彼女。めっちゃ面白いと思った。
なにより自分も連載当時、アニメ放送時も楽しんでいた作品だったので「ケロケロちゃいむ」が好きな作品にあることはとても惹かれるものがあった。
そして好きな作品に「Key作品(とくにKanon)」と書かれていたこと。ここもとても好きな部分だった。
「Kanon」と書くわけでもなく「Key作品」と書くわけでもない。
「Key作品(とくにKanon)」、なんだそれは。面白い。
Key作品全般は好きで特にKanonが好きだよってことなのだろうがそれは口頭で「Kanonが好きです」って言うこともできたはず。
ここにどうしてもこれは伝えたいという好きなものへのこだわりを感じて完全に「ふーん、おもしれー女」という気持ちになっていたのを覚えている。
そこから歌ってみたカバーで個人的にさらに気持ちが加速したのが「ヒトリゴト」だ。
「Fantastic future」と「Baby Sweet Berry Love」と可愛い系の歌を出していたところに追加された「ヒトリゴト」はとても衝撃的だった。
聴いたときに感じたのは「この人、こういう歌い方もできるんだ」だった。
元々「ヒトリゴト」という曲自体はかなり好きだったのもあるけども彼女のここまでの歌と違うものを感じて彼女の持つ可能性の広さを実感した。
転機
彼女の活動を見ていく中で彼女に頑張ってほしいと思ったきっかけは彼女の活動に対する姿勢である。
ファンに喜んでほしい、楽しんでほしい、誰かのためなら頑張れるという気持ちをパワーにして活動をしている彼女の性格はとてもアイドルだと思った。
そんな彼女の気持ちはとても尊いもので彼女の活動で感じた楽しかった気持ちや好きだという気持ちはちゃんと伝えようと思ったのでそれまであまりしなかったチャット、コメントやSNSの返信をしていこうと決めた。
誰かのためなら頑張れるという性格が個人的にとても好きなのだ。
彼女も頑張ってもなかなか上手くいかないことがある。そういった時に「なんでできないのか」という悔しさから泣くこともあると言っていた。
しかし頑張った経験を次に活かす、頑張った自分は必ずそこにいるから手は抜かない、ちゃんとやる、自分に嘘をつかないという気持ちも持っておりそのストイックさに感銘を受けた。
活動に対する揺らがない気持ちやストイックなところ、この部分が自分の心を震わせ「自分が持てる限りのできる応援をしていこう」と思ったきっかけである。
彼女に出会う前まで自分の持つキャパシティを全力で何かへぶつけるということが昔ほどできなくなっていて代わりに色々なものを見聞きはできていたのだがスッキリしない日々を過ごしていた。
世の中には娯楽が溢れているから特化をする必要などないのだけども自分は昔から特化したオタ活をする者だったのに特化するほどの熱量が持てなくなっている、自分が胸を張って「好きだ」と言えるものが昔ほどなくなっているのを感じていた。
そんな中で出会った彼女の歌、活動に対する気持ちは自分の中の熱を思い出させてくれたもので感謝しかない。胸を張って好きなものを好きであるということを言える自分を取り戻せたのは彼女のおかげである。
3Dお披露目
デビューからあまりにも早い3か月での3Dお披露目LIVEだったが見事やり遂げた。
これまで歌枠でアイドルソングなどを歌っていた彼女だったが実際にダンスの振りが入ることで変わることが増える。動いて歌うことの大変さである。
体力的にきつそうな箇所もあったが彼女の持ち前の明るさで場の空気は常に楽しいお披露目LIVEで幕を閉じた。
この3Dお披露目以降、歌と体力の進化が目まぐるしく今現在の彼女への大きな転換期だったと思っている。
ReVolt2023
所属事務所の合同ライブにて彼女の初めてのオリジナルソング「アプリコットブロッサムマジック」の披露。
開幕初披露であるこの曲で歌詞から感じることができる朝倉杏子要素をたくさんぶつけられてとても嬉しかった。
3Dお披露目時も歌った「ハイタッチ☆メモリー」、ライブを盛り上げる「fancy baby doll」とこれが朝倉杏子です!というのがとてもわかりやすい選曲で嬉しかった。世界一かわいいよ。
同じ事務所の長瀬有花さんとのコラボは可愛い系の歌と思わせての「オドループ」で頭がおかしくなったのを覚えている。
なにが悪い
合同ライブも終えて新たな歌ってみたカバー「なにが悪い」が公開された。
この「なにが悪い」からこれまでの歌ってみたカバーとは違う歌い方の変化を感じ始めた。
素人なのでどこどこがどうなどと言えないのだか歌声の変化を特に感じて彼女の成長を感じた。
彼女の努力が表れ始めているのかもしれないと思い、それがまた嬉しかった。
ストロボメモリー
好きな作品の好きな歌をいきなりカバーされて横転。デカい声が出た。
ダイナゼノンの話なんて1ミリもされたことなかったので本当に不意打ちだった。
これまで可愛い歌や電波な歌のカバーが多かった彼女だったが「なにが悪い」「ストロボメモリー」のような歌は新鮮で彼女の表現の幅が広がっていっているのを感じることができてとても嬉しかった。
あんこばくはつ!
初めてのワンマンライブ。秋葉原でライブがしたいと言っていた彼女がバースデーライブにてそれを実現できたことがとても嬉しかった。
開幕「ギミー!レボリューション」でドキドキとか色々な気持ちが全部吹き飛ばされた。
好きな作品の好きな歌をいきなりぶつけられたし聴けると思っていなかったから当然である。
そこから「ヒトリゴト」で感情がデカくなり、「ガチャガチャきゅ~と・ふぃぎゅ@メイト」で脳がぐちゃぐちゃになる。
「INTERNET OVERDOSE」の音で全細胞が喜んでいた。
極めつけの「さくらんぼキッス ~爆発だも~ん~」反則だ。
おこがましいが俺がセトリ決めたのかもしれない、そう思わさせる選曲でばかりで想像を遥かに超える楽しさだった。
「Baby Sweet Berry Love」で始まりを感じ、続く「アプリコットブロッサムマジック」は事前にリスナーとコールを決めて練習をしていたので彼女とファンで全てを作り上げた空間がそこにはあってそれは素晴らしいものだった。
アンコールで「fancy baby doll」「Honey♡Come!!」を歌い、彼女ならではのワンマンライブで幕を閉じた。
ライブ前とライブ後のチェキ会ではいつも元気をくれる感謝とインターネットの中だけではなく応援しているファンが実在することを証明できてよかった。
また3Dお披露目LIVEやReVoltのときの比べてもパフォーマンスがどんどん良くなっていっているのを感じることができて嬉しかった。
Blitz Wing Fes2023
所属レーベルの合同ライブにて他の方とデュエット、他の方のオリジナル曲をカバーを披露。
道明寺ここあさんとの歌ってみたカバーを出した「INTERNET YAMERO」がライブにて披露されたときは嬉しすぎて発狂だった。
このライブで特に嬉しかったのは「青空のラプソディ」のソロパートで綺麗なロングトーンが出ていたことである。
しっかりと伸ばしたロングトーンを聴けることをこれまでで少なく感じていたのでここで聴けたことはとても嬉しかった。
ブイステ
まさかまさかの外部イベント。あまりにも急な告知と内容で驚きはしたものの事務所外のイベントに呼ばれたことが嬉しかった。
松永依織さんと一緒のステージでトークパートもテンポ良くて楽しかった。
彼女の「Baby Sweet Berry Love」の歌声が安定してダンスもどんどん動けるようになっているのを感じることができて嬉しかった。
しゃべフェス
2分間彼女とお話しできるイベント。あんこばくはつ!以来になるお話しできる機会で前回は伝えることができなかった気持ちをできる限り詰めてお話した。
彼女の活動を通してもらったものは今の自分にとってとても大事なものだからそれの感謝を直接伝えることができて良かった。
2分間しか話せないので内容を色々考えて台本作って時間を計って調整したのも楽しい想い出。
一周年記念ライブ
一年間色々な歌枠、歌ってみたカバー、ライブを観てきてその集大成となるライブ。
一年前の初配信観る前の自分に朝倉杏子のオタクしてるよなんて信じ無さそうだななんてことを考えていた。
3Dお披露目のときと比べると歌声の安定感、振りを入れてても息切れを起こさない、歌う曲の数なにもかもがパワーアップしていて一年間彼女が積み重ねた努力が表れていた。
セトリはどの曲も一年間の想い出が見える選曲でそこがまたオタクとしては嬉しかった。
そこに二つ目のオリジナル曲「マジ恋ぷれりゅーど♡LOVEアンセム」を披露されてしまっては感極まってしまうというものだ。
「マジ恋ぷれりゅーど♡LOVEアンセム」も「アプリコットブロッサムマジック」と同じようにこれは朝倉杏子の歌ですというのが強く出ていてそこがまた良い。
この一年で積み重ねた朝倉杏子という要素が濃く出ていて一周年記念で出す曲として相応しい曲だった。
アンコールで「メルヘンデビュー」をぶっこまれた時は笑ってしまったが古の記憶が呼び起されてめちゃくちゃ楽しかった。
「マジ恋ぷれりゅーど♡LOVEアンセム」も「メルヘンデビュー」もライブが終わった後々でMVが公開されたのも嬉しかった。
深海フェス2023
出演が発表された時、自分が前から見ていたフェスに出演されるとは思っていなかったから衝撃が大きかった。
外部のイベント参加をすることで色々な刺激にもなって彼女の魅力がもっと多くの人に伝わる機会なのもとても嬉しかった。
直前に一周年記念ライブをしていて披露された「マジ恋ぷれりゅーど♡LOVEアンセム」。
もしかしたらいきなりぶちこまれるかもしれない。公開されてからまだ数日程度しか経っていないがぶちこまれたら正気でいられないなと思いながら現地で参加。
無事にぶちこまれて正気ではいられなくなってしまった。
「アプリコットブロッサムマジック」で気分サイコー!ってなった後に「マジ恋ぷれりゅーど♡LOVEアンセム」でぶん殴られて濃厚な朝倉杏子成分を短時間で摂取できた。
思っていた以上にすぐに現地で「マジ恋ぷれりゅーど♡LOVEアンセム」を浴びることができたのは嬉しい誤算だった。
朝倉紅白歌合戦2023
2023年の締めくくりとして行われた朝倉紅白歌合戦2023。
紅組が反則気味だったのも面白かった配信だが目を見張るのはアンコールの「唱」。
この一年間で彼女の声から聴いたことのないような歌い方が披露された。彼女の更なる表現の可能性を感じずにはいられないそんな一曲だった。
こんなすごいものを裏でめちゃくちゃ練習していたという。この成長は個人的に2023年最も驚いた自信がある。
最後に
夢に向かって努力している人を応援するということの楽しさ、そして好きなものを好きと言う気持ち。この二つを思い出させてくれた朝倉杏子さんには感謝しかない。
彼女が頑張っていることは応援したいと思うし、常に努力して成長をする彼女を見ることも楽しい。
改めて文章に起こしてみると「嬉しかった」「楽しかった」が多くて一緒に過ごせた時間は本当に幸せだなと思う。
これからもどんどん進化し続ける彼女のことを見ていきたいと思う。
彼女がしたいことを応援していきたい。
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