こんばんは。
for severe addicts onlyのギターの慎です。
石井光太さんというノンフィクション作家さんがいらっしゃって、好きで今まで色んな著書も読んできたのですがWEBメディアに寄稿されていることも多くたまに思い出したかのように検索して見付けてまとめて読んでいます。
そんな中にこんな記事がありました。
8月に掲載された記事なので今はまた状況も変わっているとは思いますが。(もちろん良い方に)
この中にこんな一文があります。
ガイドラインを過剰なほど守ることで、意図的なアイロニーを込めることにした。
窮地に立たされていることを逆手に取って制限された状況を楽しめるようにし、それをしっかり共有できるようにする。
逆に考えるとこんな時でしか経験できないこと。
バンドやアーティストによって考え方やスタンスは様々かと思いますが、この「敢えてを楽しむ」を提案しやすい業界なんじゃないかなと常々思っています。
先日の我々のライブにも、言葉を借りると「意図的なアイロニー」は込められていました。
そんなことが来てくれた人たちに伝わっているかどうかはそんなに重要ではなく、「これはこれで楽しかったな」と思ってもらえていたら本望なのです。
同じライブのことを考えるなら、この状況で自分たちならどう楽しめるか、どう楽しませるかに頭を悩ませたいと思います。
しかしながら先程も書いた通り、11月現在はまた状況が違うのです。
その「アイロニー」が表現しにくいというか、「これはダメ」「こうしたらOK」みたいなものの境界線が曖昧になってきてグレーゾーンが多くなって「意図的なアイロニー」を発生させるポイントが見つけにくいんですよね。
勿論それは好転しているという意味なので良いことなんです。
でも「ほな普通にライブしよか」とはまだなかなか踏み出せない。
逆におもしろいことをやるには難しいタイミングやなと思っています。
うだうだ言うてんとしっかり対策してやりたいようにやれよとお叱りを受けそうなもんですが、読み返して自分でもそう思いました…。
要は「こうなったら嫌やからこうします」より「こうやったら大丈夫やからこうしようぜ!」って前向きにいきたいってことですね。
何かいつも以上に尻すぼみな文章になってすみません。
for severe addicts onlyだからこそできること、for severe addicts onlyだからこそ楽しめることを状況云々関係なくいつだってしっかり模索していきたいと思います。
俺の話は置いといて、石井光太さんの本おもしろいから読んでみてねって話でした。
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