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2022年6月21日

電車に乗っている時やちょっとした空き時間に読み続けてひとまず読み終わったけれどきっとこれは何度も読み返して味わうものだろうと思い二周目に突入したが一つ一つの和歌に込められた思いやそれを限られた字数の中で表現するという雅やかな手腕に1000年以上の時の隔たりがあるとは思えないほど魅力的な表現が多く時代背景は違えど相聞や挽歌で表現される愛情を発端とする様々な感情には時代なんか関係ないのかもしれないし万葉の世界に興味を持たせてくれたさだまさし氏の「まほろば」という曲に感謝しつつ興味を持ちながらも今まで手を伸ばしてこなかったことを少し悔いそれでも心惹かれた二首に出会えたことを嬉しく思いまた読み返す度に新たな感情表現との出会いがあることを期待して。
(ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 万葉集 / 坂口由美子)

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