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プレイ、レビュー「きまぐれテンプテーション2-ゆうやみ廻奇譚-」

(ネタバレをするとしても、匂わせまたは共通ルート範囲内ですので、ご安心ください)


・粗感想 

本作は、かの「エルフ」の直系に位置する老舗メーカーである「SILKY'S PLUS」が2024年発売した作品です。(今回は、きまぐれテンプテーション2の発売に伴って、発売された1&2をプレイしました
全ルート制覇までの時間は約15時間程でした。
以下簡易評価(10段階評価)
 初心者お薦め度9(かなりお薦め)
 イラスト綺麗度9(よくもまぁここまでやりおる)
 台詞難易度8(簡単に読める)
 演技度9(演技力の平均値が普通にたけぇ)
 シナリオ完成度9(見事な回収力)
ちなみに今回は「Better→Bad→True」 順番でプレイしましました。

以下詳細レビュー 

・初心者へ

かなりお薦め

続編ではあるのですが、1,2のセット販売がされているでその辺の問題はありません。(初版限定)
DLでバラで買っても合計は7,000円ほどですのでフルプライスを買うよりかは全然安いです。(量が多そうなので中古だとより安いかもです)
操作感は前作よりも一部改善されました。というかGUIが見やすくなったと言えば良いですかね。ショートカット系は作用されてないようですが(私が見つけられなかっただけかも)、ハンバーガーメニューって言えば良いんですかねあれが採用されて、操作手帳(用語目録)、セーブロードなんかがそこに集約されてよりプレイ中の画面がすっきりしました。
ほかにも、探索パートの時にセーブしやすくなったり探索により手数が増えました。
なによりも自分でいじれる行為シーンが採用されました。(男女それぞれの絶頂の回数などで終わりの時台詞が変わるっぽいです)なので「エロゲって結局そんなにエロいシーン無いんでしょう」って思っている人に入門としてお薦めです。

・イラスト綺麗

よくもまぁここまでやりおる

先ず本作では、前作と違ってアンネリーゼの服は4種類(一応8種類とも言える)あり、プレイヤーがCG絵以外は変更することが出来ます。「自分でいじれる行為シーン」ではその服装をこちらが変更することが出来ます。また前作に引き続きアンネがぐりぐり動く。揺れる、はねる、空を飛ぶ
なのでかなり自由に楽しむことが出来ます。

・台詞難易

簡単に読める

前作に比べて主人公の口数が増えた気がしますね。(数えてはいないのですがそういう印象を受けました)
相変わらず難しい語彙は出てこなかったですけど、バトル描写とかに趣向をこらそうとしたのか聞き慣れない表現が何回か出てきた気もするのですが、その場でサクッとしらべれば分かる程度の語彙なので気にしなくていいと思います。(私が読む小説でバトルがある奴少ないし、剣劇なんてもってのほかだったりするのでなれている人には普通なのかもしれない)
前作に引き続き探索パートの順番などで台詞がばんばか変わるので、マジデどんだけの台詞量あるのか恐ろしや。

・演技

演技力の平均値が普通にたけぇ

前作に継続して悲鳴だとのが凄く良い。けど主人公達が場慣れしてる感が凄いのでビックリすることは無かったですね。(個人的に世界観に没入で来たのでどんどんこんな感じてきてくれくらいの気持ちですね)
妙にひっかかるような声色も、全体を見終えたりするとどこか腑に落ち足りしたので(これは私のバイアスかも知れません)

・シナリオ完成

見事な回収力

なんていうかここまでキレイに色々設定を拾ってくるの恐すぎでしょ、マジデ。前作のあのかっこいい終わり方からどうやって続くのかと実はそわそわしてたのですが、もう全部見終わればねこれが杞憂というかなんというかで有ることを分からされます。その他にも、謎解きというかがキレイに回収されるのでよかった。(普段サスペンスとか見ない口なんで難易度とか、その辺は確信がないんですが)
てか作中の台詞が全部重みがあるの普通に凄いと思うんですよね。
あとはこれは本当にバイアスかかりすぎてる話なんですが、かずきさんって昔話系良いですね。(俺が好きなだけかも)

・総合感想

続編の良さが存分にでていて、よかった

続編だからコソの良さが存分に活かされた作品というのが一番いい気がしますね。てかあのエンディング的に下手するとここから先も続編が来そうで結構そわそわしてる自分がいますね。
前作のキャラが、CG一枚で登場するだけじゃ無くて声でゴリゴリにサポートしてくれているのほんと良い。この辺のツボが抑えられてるのが本当に良い。それと前作は合計で6ルート有ったのが本作は3ルートに減らされている…ように見えてその実、主人公勢がベテランになりつつあるせいか危ういところがないってそれだけの話ってのが、良い。
ほかにも、前作だけで名前だけ登場のキャラクターの背景が掘り下げられたりして、正直ここから大きく大作に成長しますなんて言われても違和感ないです。てか設定資料があるんだとしたら、それ普通に大作級のものになってるんじゃないのかな。
別に今のままでも十分に楽しめるし、続編が来たらそれはそれで嬉しいそういう作品ですね。
欲を言えば、操作系の改善とメインのシナリオの量が増えるとなお嬉しい、って感じですかね。


以下言いたいこと書き殴りなので、ネタバレ注意です

前作のレビューでも書いたんですが、俺いい鴨過ぎないか。いやいいんだよ、だって普通に面白いんだもん。
後この路線の作品って珍しいですよね。主人公はどちらかと言えば末端で、尚且つ外法に手を染めてるので鼻つまみ者(ここまでならハガレンかなってなりますけど)、大局はどちらかといえば師匠なんかが相手をしてくれているし、主人公自体自分の組織をどうにかしようというよりかは、困ってる人を助けるみたいなヒロイック精神の方が強いんですよね。(王道感漂わせて逆に外れてるという絶妙な新鮮度合い)
他にも主人公は、最初は怪異の認知されない世界でそういうものが見えると疎まれて、見える人たちの世界に行けば今度外法のせいで嫌われる。(本編見てると嫌われてるけど必要とされてるみたいな感じもしますけど)この不思議なバランス感良いって感じです。
後個人的に、めっちゃくちゃ熱々の恋愛模様を見るよりもつきあって5年目のカップとかのコミュニケイションとしてイチャイチャとか行為シーンが大好きなのでそういう意味でもこの作品はすごく俺の需要を満たしてくれる。
やってる最中に雑談初めて、急に嬌声上げるとか本当、見られる作品少なくて、大変なのなんのって。
てか、前作キャラもそうだけど師匠からの間接的なサポーターだったり、お弟子さんが出てきたり、前作でお世話になった一門がまさかの親戚いたりと…etc、あんまりにも情報量が多すぎる。はっきり言ってアニメで言えば4話分くらいは軽く見逃した気分だわ。その辺は逆に拾わない方が味が出てくれて俺は良いと思っちゃう。
後はコハルさん周りの設定は前作語られていた範囲だとして、キルトさん周りは声とか込みでなんかきな臭いんだよなぁ(まぁ師匠さん超越存在感あるから関係ないと言えば関係ない)。

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