長崎市長へ激励、応援メール送信

タイトル
「長崎原爆忌における平和祈念式典について」
長崎市ホームページの市政への提案にて送信
(https://www.city.nagasaki.lg.jp/inquiry/mailformteian.html)
送信内容
長崎市長 鈴木史朗殿
長崎原爆忌における平和祈念式典について

激励、応援文

今から79年前の8月9日。
多くの人々が閃光、熱線で焼かれ、爆風で手足を失い、ガラスが突き刺さり、死の灰、黒い雨を浴びて、尊い生命を失いました。
広島への核攻撃からたった3日後の出来事。
このような、恐ろしい大量虐殺に対し、改めて、怒りと悲しみを感じます。
あれから、79年。
いま、平和の祭典と言われるオリンピックがパリで開催され、世界中が盛り上がってようにも見えますが、それを尻目に、ウクライナ紛争や、イスラエルによる、パレスチナ、ガザ地区への侵攻、虐殺が行われています。
平和の祭典、オリンピックというものは、臭いものに蓋をするようなもので、実際の世界は、広島、長崎後も、何も変わってはいなかったのだと落胆するものであります。
それでも、世界で唯一、原爆による核攻撃を受けた被爆地である広島、長崎から平和のメッセージを発しつづけなくてはなりません。それが、原爆で生命を失った方々、原爆症で苦しむ被爆者の方々に対する約束であり、慰霊であると思うのです。
8月7日の広島原爆忌においては、残念ながら、パレスチナ、ガザ地区を侵攻し罪のない非戦闘員を虐殺しているイスラエルの大使を広島市が平和祈念式典に招待するという未曾有の事態が起きてしまいました。
このよう事を誰が望んだのでしょうか?
イスラエル大使を招待した件について、多くの抗議の声が起きました。
抗議の声を弾圧しようとする動きが国側には見られました。
広島、長崎後の世界も、日本も、何も変わっていなかったのです。
このような中、長崎市長、鈴木史朗殿におかれましては、イスラエル大使を招待しないという英断をされました。
その英断により、現在、欧米各国、イスラエルにより、不当な外圧が受けていると存じます。

米、英、仏、伊、欧州連合(EU)は、長崎の平和祈念式典に大使よりも格下の外交官を派遣。
報道によれば、カナダとオーストラリアも同様の措置を取るとのこと。
イスラエルのギラッド・コーヘン駐日大使は5日、長崎市の平和祈念式典に招待されなかったことは、長崎市長が安全面の懸念を「でっち上げている」として非難している。
このような謂れのない卑劣な外圧屈することなく、イスラエルの平和祈念式典不招致を貫いて頂きたい。
広島、長崎への原爆攻撃の当事国(加害国)である米国、それを容認した欧州の戦勝国と隷属する日本をはじめとする敗戦国も加害側であり、広島、長崎に使用された原爆の開発、計画、実験に多くのユダヤ人科学者関わったことを考えればイスラエルも加害側でありましょう。
米国による広島、長崎への原爆攻撃が加害であるという意識すらない。
ましてや、被害国、被爆国であるはずの日本の政府、政治家、日本国民さえも、加害側に従属し、核の傘に依存することを是とするとは言語道断。
今回の長崎市長によるイスラエル不招致の英断は広島、長崎後も変わらない世界、変わらない日本の現実を明らかにしたと言えるでしょう。
8月9日の長崎平和祈念式典では、長崎市長のイスラエル不招致の決断のもと、被爆国として、日本が訴えるべき、反核、反戦、平和のメッセージを発信して頂きたいと願います。
上記を以て、長崎市長、鈴木史郎殿を激励、応援致します。
回答を希望します。

以上

令和6年8月8日
日本未来会議メンバー
木島伸一

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