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This is RINGOプロセス

進化型組織では意志を持った人が意志決定できます。

ティール組織で言うと「助言プロセス」
DXOでは「RINGOプロセス」と呼んでいます。

2024年6月にDXOの生みの親であるぬいさんが、新しいDXOのテキストを書き上げ、関係者でお祭り騒ぎをしている中、テキストの表紙デザインをRINGOプロセスを使って決める動きがありました。

そこでのやり取りが「これぞRINGOプロセス!」という流れだったので、それを表に出したくて記事にしてみた。

決して大げさではなく、ほんとに感動した。


RINGOプロセスってなに?

意志決定を組織の上層部に固定化させるのではなく、意志を持った人が意志決定できるように決定権を流動的にする。それが進化型 OS (オペレーティングシステム)であり、DXO では「RINGO プロセス」と呼ばれています。

ひとりの想いから始まって、参加できる形で対話を重ねていくと、自分の意見とは違っていても、組織の意志としてある程度の納得感を持って一緒に進むことができるようになる仕組み。

全員が納得するまで話し合う同意型とは違い、あくまでも起案者が意思決定を行います。

説明するよりも、どういうやり取りなのかを見てもらう方が伝わると思うので、ちょっとでも興味が沸いた人は、これから紹介する実際のやり取りを見てみてください。

RINGOプロセス 1巡目
~もっとおもしろく、ちょっとおかしく~

物語のはじまりは、手放す経営ラボラトリーのFacebookコミュニティページに投げかけられたぬいさんの投稿から

この投稿になんと53件ものコメントがついた。(2024/6/28現在)

ぬいさん個人の気持ちとしては「赤」でいきたかったけれど、その気持ちとは裏腹に、みんなから集まったコメントはC案を押す意見が一番多く、不安を感じたぬいさんがインスト実験部(DXOを探求したい人の集まり)に対して「表紙のデザインを決めたい」というRINGOプロセスをあげたことからやり取りがスタート。

このあたりはみんなちょっとふざけてます😉
手放す経営ラボのHow(どういう姿勢で価値を届けるか)は「もっとおもしろく、ちょっとおかしく」。だからこれで良いのです笑

RINGOプロセス 1巡目
~みんなで感じたことを出し合う~

このあたりから真面目なやり取りも出てきた。
「どんなシーンを想像してるの?」「紙で印刷するの?」などの質問や「赤がいい」「水色が良い」「黒が良い」など、一巡目は各々が感じたことを自由に出し合います。


恵子さんやMayu Tanaka(たなまゆ)さんが、赤じゃなくて水色(C案)や黒色(B案)って出しているのもとっても素敵ですよね。

従来型の組織だと、経営陣が○○って言ったら、無意識にでもそっちに合わせちゃう力学が働いちゃいますもんね。

でも、RINGOプロセスは全然違うんです。みんな思いのままに感じたことを出して、起案者がそれを真摯に受け止めるだけなんです。

RINGOプロセス 2巡目
~起案者の意志を味わう~

ここまでの意見を真摯に受け止めたぬいさん。
意志を発表して二巡目をまわします。

ここでのぬいさんの意志、見事というのかなんというか。これまでの意見を真摯に受け止めてくれたんだな感がすごい。さすが「DXO」の生みの親。

RINGOプロセス 収穫
~個人の意志からみんなの意志へ~

ね、すごいでしょ?

最初はぬいさん1人の意志だったのに、いつのまにか組織の意志になってるんです。意見が同じとか、違うとかいつのまにか関係なくなって、みんなの意志になってるんです。

もはや、キツネにつままれたような不思議体験🦊

ここでぬいさんがRINGO(意志)を収穫。
でも、収穫後も何気にすごいんです。

意思決定された後にこのやり取りを見た俊彦さん(つもさん)のコメントを見てみてください。

タイミングが合わずに途中のプロセスに関わることができなくて、もともとご自身の意見としてもC案だったにも関わらず、このやり取りをただ辿っただけなのに「不思議だけど心地いい」

ここまで来たら一体何が起きてるんだっていう世界ですよね。でも、これが「DXO」の世界観なんです。

進化型組織では意志を持った人が意志決定できるプロセスがあるって伝えてもいつもキョトンとされるので、実際の様子を見てもらった方がイメージ伝わるんじゃないかと思って勢いで記事にしてみた。

たくさんの方に「DXO」の素敵さが伝わったら嬉しいです。

Appendix

従来型組織から自律分散型組織への移行プログラム「DXO」が2年ぶりに改訂。全6本トータル約5時間の解説動画が気になった方はコチラ

1人でも多くの経営者、人事関係者の方、みんなが幸せにいられる組織づくりに興味がある方に届きますように。

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