騒音と共にはじまる朝に、わたしはシナモンレーズンベーグルを頬ばる
3月16日
2022年に入り都会に足を運ぶ機会が増えた。
どちらかといえば
都会が苦手で田舎が好きだと思っていた。
朝一
コーヒーをテイクアウトして
買っておいたシナモンレーズンベーグルとヨーグルト。持ってきておいたナッツとドライフルーツを片手に部屋を出る。
部屋を出て向かう先は
屋上階のルーフトップ。
朝陽をあびたかったから
ここで朝食をとることにした
聴こえてくる音は、止まることのない車の音
なんの音かわからない騒音が鳴り響く
音に敏感なわたしは、
ちょっとしたトラックの音
サイレンの音
人混みの中
怒鳴り声や
誰かの悲しい音を避けて生きていたいと願う。
聴こえてくると
わたしのなかが萎縮して
強張ってしまうのを知っているから。
できるだけ
静かな静かなひと気のない場所へと動いてきた。
だけど
今朝気づく。
あれ?
都会のど真ん中にいたとしても
わたしとわたしの周りが平穏であれば
なんてことなかったんだってことに。
車の音に紛れて
鳥の鳴き声も鳴こえてくる。
それも都会にいる鳥は可愛そうだなぁなんて
思っていたのは
わたしのただの傲慢さであって
変わらず
嬉しそうに謳っているよ
外側に振り回されない。
柔軟でしなやかでありつつも
人生の舵はわたしがきること。
いつもわたしの中心
Soulから広がる波紋は平穏でいよう。
だけど
やっぱり
やっぱり暮らすのは
波の音や地球の音が聴こえてくるような
植物や動物達の呼吸と
わたしの呼吸が
そっと奏でられるような静かな場所がいいなぁ。笑
最近は
船に乗らないと島から出れないような
島暮らしなんていいかもなぁって
湧いてきてる
土も果樹もハーブもお花も野菜もお庭にある
そんな暮らしが
そんな遠くない今にもうあるよね、きっと。
騒音と共にはじまる朝に
わたしはシナモンレーズンベーグルを頬ばる
おいしっ♡
今日も変わらず
どこにいても
朝陽は顔を出してくれる。
ありがたや。
本当は誰もがワガママの極みで生きられればいいのだ。私が言うワガママというのは、周りの人と不調和を起こすワガママではなくて、お互いに許し合えるようなワガママのことだ。
好き放題、自分勝手同士で生きるということ。
それでいて調和する所はきちんと調和する。
要はワガママと言うのは「自分がまず好きなように生きようよ」ということだ。
のりさんの生き方
〜ほんのりとどっちでもいい話〜 保坂行徳