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老いるを舐めてました

高齢の母が事故して、
10数年ぶりに実家に帰ってきて
ヘルプしてます。

幸いにも歩けてるし
頭もしっかりしてて
よかったのです。

ただ、
わたしは
老いるということを少々舐めてました。

車なくても、近くに店がなくても
ネットあるし、スマホもあるし
楽勝じゃんと。

ですが
母は簡単スマホを持ってるけど
電話しかしません。

文字を打つ、写真を撮る、なんて
できない。

検索できない。

メール、SMS開けない。

アプリなんてさっぱりわからない。

市から配布される
ゴミの日カレンダーを
紛失しまして、それだけでパニくる。

「アプリがあるから大丈夫」と言っても
そんなもの信用できないんでしょうね。

しっかりした紙じゃないとダメだと。

バスの時刻表も地図も全て紙じゃないと
信用ならん。

クレカ持ってても使えない。

電子マネーなんてちんぷんかんぷん。

Amazonで注文して即日届くなんて
魔法か?!と。

信用できるのは、
テレビ、朝日新聞、物質。

老いと世間の進化のズレ幅が
どんどん広がっていて、

老いることがこわいです。

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