怪盗山猫
結城天命なんて幻だったんでしょうか。
現状に重なる気がします。
政治家のだれそれが悪い、悪意のある組織が悪い、地球温暖化が悪い、日本や地球に悲観的になって、悪いものを排除さえすれば、よりよくなる、、なんて、ただの妄想。
なんにも悪くないし、誰も悪くない。
自分の半径数十メートルだけ平和で、幸せで、輝いているなら、それで十分じゃないか。
誰とも、何とも闘う必要はない。
なんだか、無駄に頭を使ってきてしまった気がします。
ただ好きな人と、ただ信じられる人と、笑っていられたらいい。
ダサかった勝村が、仮面をぬいで、急激にかっこよくなった。
メイクは変えているそうだけど、体つきも、身のこなしも、表情も変わる。
さすが。
かなり緻密に計算されてますよね。
カメレオンであることを知りながら、カメレオンであることをおくびにも出さず、山猫にいいように使われている勝村という雑誌記者を演じる。
最終章で変身することを知っていながら、ドジな役柄を演じるのって、難しいし、プレッシャーだろうなと思います。
勝村とカメレオンのメリハリがないと、たぶん、このドラマ自体が相当つまらないものになってしまうから。
芝居にメリハリってめちゃくちゃ大事だと思うし、
たぶん、いろんなものごとは、メリハリが大事なんだと思います。
めり‐はり【▽減り張り/▽乙張り】 の解説
1 ゆるむことと張ること。特に、音声の抑揚や、演劇などで、せりふ回しの強弱・伸縮をいう。
2 物事の強弱などをはっきりさせること。
かっこいい
惚れるな
惚れたな
この涙は、勝村としての本当の涙だと思いたい。
サイコパスの心は空洞だと言われるけど、誰かを思うくらいの心はあってもいいよね。
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