リアリティ番組の罪

テラハ出演者自死で、有名人が誹謗中傷を問題視していますが、
一番の問題はリアリティ番組そのものではないでしょうか。

テラハは地上波時代見ていました。
芸能人未満くらいの人たちがテレビカメラの前で
恋愛ごっこをし、裏での会話をさらけ出し、それについて、スタジオで芸能人たちがあれこれと視聴者的に感想を言い合う。
その感想の中には、視聴者のイライラ感、むかつきをあおるような言葉も
ありました。

出演者たちの多くはSNSをしています。
そこには、辛辣なコメントもたくさんありました。
それを見て、私は、いくらお金をもらって出演しているといっても
こんなに批判されるなんて、つらい仕事だと思いました。
でも、視聴者の感情をあおり、炎上することも込みで
番組を盛り上げようとしている制作サイドの本音はあると思います。

テラハだけではなく、今や高校生まで狩りだして、カメラ前で恋愛ごっこをさせる。
これって、使いやすい人間に
まるで猿回しのように素人芸をさせて、視聴者からのコメントの渦中にほおりこんでいるだけ。

実は台本があるんじゃないか、やらせじゃないかという意見もあるようです。
本当のところはわかりません。
ただ、出演者間のトラブルがあったり、誰かに、悪者になるような言動をさせて、あるいは編集でそのように仕組めば、容易に視聴率が上がるというのは簡単に想像できるところではあります。
一つ屋根の下に住む人たちがただ和気あいあいしている図なんて
テレビ的にはおもしろくないというのは、テレビ制作にかかわったことのない私にでもわかります。
視聴者は、目の前の”ドラマ”に関心があるのですから。

世間が、ただただ誹謗中傷許しまじ、、、という一方的な流れになっていくのは、私は解せません。

番組打ち切り、、だけで終わらせてはいけないと思います。
番組の中で何があったのか、リアリティ番組を作ることの罪を
考えたい。






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