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鎌倉殿の13人 佐藤二郎さんすげー

比企の乱の回、
めちゃめちゃおもしろかったです。

そして、さすがの佐藤二郎さん。

怪演、快演、不快演。

断末魔の、

悪魔のような、閻魔様のような、

なんとも表現しようのない

醜い顔、表情、セリフ回し。

最期の最期で

比企の本性発露とでも言うように。

これまでは、

お人好しで、良い親爺像を
時にコミカルに、

佐藤二郎さんではなく
比企自身が演じてきたのに

最期の最期に

比企の悪魔性を、、というか

生き物の本能を出したのです。

殺される間際の人間って

いろんなドラマで描かれるけれど

実際、あんな風になるんじゃないだろうか

誰でも

他人への憎悪というものが

外へ出た時

あんな風になるんじゃないだろうか

そんなことまで

考えさせられるすごい回でした。

この最期の、
この演技を際立たせるために

比企を、
ちょっと笑える、変なおっさん風に
あえて演じてきたんだろうな

と佐藤二郎さんの
内なる計算をすごいと思います。

大泉洋さんが退場して

要になる俳優さんがいなくなって
どうなる?と思ったけれど

これから後半にかけて
ますますおもしろくなる兆しです。

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