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リーダー初挑戦の私が意識していること

誰しも初めて挑戦する仕事は緊張するもの。マネジメントに関わる仕事の場合は、なおさらプレッシャーを感じます。今回お話をお伺いしたのは、シンプルフォームの調査Ops(オペレーション)チームのスタッフをまとめるリーダー・原さとみさん。これまではアシスタント業務が多く、チームリーダー業務への挑戦はシンプルフォームが初と言います。リーダーを務めるにあたり、どのようなことに意識して仕事を進めているのでしょうか。詳しくお話をお聞きしました。

原 さとみ|Satomi Hara/Research Operation
法律を学んだのち、経理や法律事務所のアシスタントを経験。パートナーの農業手伝いやスタートアップ数社で採用業務を経験後、2023年6月に現職。

ー 原さんは法律を学ばれた後、経理や法務のアシスタントを経験されたのですね。

はい、実を言うと勉強しているほうが好きで、あまり就職には積極的ではなかったんです。それもあり、法科大学院で法律を学んだあとは職種を限定せず、いわゆる事務職を中心に歩んできました。最初は広告制作会社の経理職、その後は法律事務所、一度主人の農業を手伝った後は、採用のアシスタント業務をしていました。

ー 事務職の間に、農業のお手伝いもされていたんですね!

主人がきゅうりとトマトの農家をしており、結婚後は少しですが農作業を手伝っていました。夏野菜なので、ちょうど今のような秋から夏の始めごろまでが繁忙期で、年の半分以上忙しいんです。それまで農業をしたことなかったので、家族の仕事を知る上でとても良い経験でした。ただ、事務職の経験も捨てがたく、1年ほど手伝ったあと、また自分自身の仕事を見つけたいなと思ったんです。

ご主人が栽培されているビニールハウス内

ー それで転職活動を始めたのですね。これまでリーダー経験はなかったそうですが、不安はありませんでしたか?

すごく不安でした(笑)! 事務職の経験はありましたが、アシスタント業務が多く、果たしてちゃんとリーダーが務まるのか半信半疑でした。

でも面接のときに、会社や業務のことをとても丁寧に説明してくださったので、人を大切にされている会社なんだなという良い印象をまず初めに持ったんですね。それと、最初からリーダー業務ではなく、スタッフからスタートできると聞けたのも、良かったです。それであれば、実際に働いてみて、お互いが適性を考慮した上でリーダーになれますよね。

そのほかの条件面では、自分が働きたい会社として望んでいた通りでした。埼玉のすこし交通の不便な場所に住んでいるので、リモートワークが絶対条件でしたし、これまでの経験上スタートアップ企業で働きたいと思っていたんです。スタートアップは、年齢や性別ではなくアウトプットで評価してくれますし、申請や手続きが効率化されているので、働く上で煩わしさがないので……。

ー はじめからスタートアップでのリモートワークという働き方を希望されていたのですね。

はい、働きやすさの面を考えると、それが一番ですね。シンプルフォームでも、SlackやITツールを活用しているので、手間のかかる手続きもなく、スピーディーに業務を進められてストレスがありません。

リモートワークのため顔を合わせる機会はありませんが、Slackでテキストだけでなくハドル(音声機能)を使ってコミュニケーションできるので、リーダー成り立ての自分には、細かいところも確認できてずいぶん助かっています。

ー スタッフを経験し、晴れてリーダーになられましたね!リーダー業務には慣れてきましたか?

ありがとうございます!数ヶ月スタッフとして働かせていただき、業務内容もある程度把握できたので、少し前からリーダーとして勤務しています。

入社前は不安でしたが、同じチームリーダーの泉原さんと、かなり「密」に連絡をとっているのでだいぶ慣れてきました。毎朝Slackで共有事項を確認していますし、不安な箇所があればすぐにテキストかハドルで聞いています。

リーダーには、スタッフから毎日業務内容について多くの質問がきます。リーダーごとに回答する内容にバラつきがあると、スタッフも混乱しますし、後々大きな事態に繋がりかねません。そのようなことがないよう、迷いが生じたときには、すぐにリーダー同士で話すようにしています。

資格試験のために必死で勉強してきた経験が意外にもここで活きているのかな、と思っています。たとえば、同じ間違いをしないように工夫するというところ。資格の勉強では、一度間違えてたら必ずメモを取り、自分なりにミスをしやすいところを整理しておきました。そうすると、だんだんとつまづきやすいところがわかってくるんですね。

また、経理経験も活かせています。細かい数字の差異に気がついたり、締切日に合わせて計画的に作業したりといった姿勢が役立っていますね。細かい作業をコツコツと積み重ねるのが、わりと好きなのかもしれません。

原さんのお仕事グッズ

ー リーダー業務に得意分野が活かせているんですね。

はい、同じリーダーでも、経験が長い泉原さん(※)は大局を見られる方です。大きな判断がすぐに必要な場合は泉原さんにお任せし、その分自分は細かい箇所を検証するようにしています。まだまだ経験は不足していますが、自分の得意分野でカバーできることもあると考えています。自分ひとりが強くなることを目指すのではなく、チーム全体が強固になっていけるよう、リーダーも異なる得意分野を持ち寄って、多様な力を発揮できればいいなと思っています。

実際に、新米であることが活きるところもあります。タスクを初めて取り組む人の気持ちになって、マニュアルや作業手順をいちから見直しているんです。「こことここで表現が異なるから、統一しよう」とか「混乱しやすいから入力シートのここは削ろう」とか、慣れてしまうと気が付きにくい箇所も、まっさらな目で見ることができます。

そういった細かい改善点を書き留めておき、リーダーミーティングの際に改善提案してます。初めてリーダーに挑戦しましたが、自分の役割を見つけて、少しでもお役に立てていると思うと嬉しいですね!

(※)原さんと同じく、調査Opsチームのリーダーを務める泉原さんのご紹介はこちらの記事をご参照ください。

ー原さんの丁寧で優しい雰囲気はSlackからも伝わってきます!スタッフへの対応で心がけていることはありますか。

リーダーとスタッフのもっとも大きな違いは、情報量の差です。リーダーはいろいろなスタッフのタスクを見ているので、全体の傾向を把握していますし、最終的に完成形がどうあるべきかも見えています。

いっぽう、スタッフの方々は、割り振られた目の前のタスクに集中しているので、全体像が見えにくい部分があると思います。その差異をなるべく少なくし、補完したほうが良い情報は、混乱を招かない程度に説明しています。

わかりやすく説明することは難しいですが、パッと読んで一度で判断できるような文章を書くよう努めています。通常と異なる点を洗い出し、論点を整理した上で、テキストにおこす。一度のやり取りで「疑問が解消されてスッキリしました」と言ってもらえると、やった!って思います。

ー 今後はますますスタッフやリーダーが増え、調査Opsチームの組織も大きくなっていきますね。どのようなチームでありたいと思いますか。

声をかけやすい雰囲気を作っていきたいですね。雑談など業務に関係ないことでも一度話したことがあると、業務の質問もしやすくなるのではないかなと思ってます。すこし大げさかもしれませんが、スタッフの方々の心のケアもしたいですね。一度ミスをすると落ち込む方もいらっしゃるのですが、間違いは誰にでもあります。大事なのは次同じミスをしないことですよ、という寄り添える存在になりたいです。

そして、やはり大事なのは自分の得意分野を活かすこと。バランスの取れたチームとなり、みなさんの業務が進めやすくなるよう、貢献したいと思っています!

ー ありがとうございました!

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