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第三子の妊婦生活~初の里帰りなし出産

第三子の妊娠生活


以前のnoteにも綴りましたが、子どもは3人欲しいなと思っていました。

長男は年中さん、次男は2歳になっていました。

幼稚園生活にも、引っ越し後の生活にも慣れてきた頃でした。


わが家は、男、男とうまれています。

私は3人目はどうしても、女の子が欲しいって思っていました。

まわりの友だちや先輩、幼稚園の子たちの女の子に出会うたび

女の子っていいなぁ、育ててみたいなぁという思いが募ります。


ネットで産み分けの方法を調べたり、中国式カレンダーを調べてみたり

中々周りには相談できず、一人で色々と考えていました。


夫婦でできる範囲で、うみ分けやタイミングをはかってみたところ

幸いにも第三子を妊娠することができたのです。


今回は実家に帰らず出産する予定でいて、

自宅近くの産婦人科で健診をうけていました。

妊娠経過は今回も順調で、とっても気になるのは性別。

でも緊張で怖くて、エコー画面が直視できなかったです。


しかし「うーん、男の子かな」

先生から安定期手前で、今回も男の子確定の診断をうけます。

正直とってもショックで、帰りの車の中で泣きました。

いつも一緒に健診にきていた次男が、不思議そうな顔をしていました。

三兄弟の母になる事に、出産まで私には受け入れられなくて

どうか嘘であってほしいと思ってしまっていました。


安定期に入り、家族やまわりに三人目の妊娠報告をすると

「性別どっちだったの?」ってほぼ聞かれるわけです。

三人目も男の子だったよと答えると

実に様々な回答が返ってきました。


実母は「えーまた男だったの!大変だね。」

義母は「おめでとう。男の子三人、賑やかそうで楽しみです。」


女の子が欲しいって前々から相談していた、先輩には

性別が確定した時、半泣きで電話してしまった。

「今は複雑な気持ちだろうけど、少しづつ整理していけると思う。お腹の子大事にしてね。」って言ってくれたなぁ。


仲の良い幼稚園のママさんたちは

「おめでとう。楽しみだね。」って言ってくれたりして、励まされました。


でも興味本位で性別どっちだったの?って聞いてくるママさん方もいました。

この頃、次男のプレ幼稚園に通っていたので、

毎週ママさんたちに会う機会がありました。

「えーー!」って笑われた時は、

ナイーブになっている妊婦の時期には、とても精神的につらかった。


私だって三人目も男の子って聞いて、びっくりした。

思い描いていた兄弟構成とは違っていて、受け入れるのに時間がかかった。

次は女の子がいいなって誰よりも思ってた。

三人目の妊娠、正直なところ勇気がいった。


そんな気持ちも知らずに、ずけずけと心無い言葉をかけてくる人も

少なからずいて、

とても妊娠期間中、暗い気もちで過ごすことが多かった。


優しい言葉をかけてくれる家族や、友だちもいたはずなのに

自分の心が整理されていない上に、周りの言葉が気になってしまっていた

私の中では、暗黒時代の第三子妊婦生活でした。


3人目がお腹にいる時は、なぜかお腹がよく張って仕方なかった。

お腹もかゆくて仕方ない時期もありました。

切迫早産の兆候はなく、結果的には大丈夫だったのですが

精神的にゆらいでいたのが、身体にでていたんじゃないかなと

今になると思います。


3人目の出産は

2016年12月25日のクリスマスでした。

吸引分娩で、促進剤をかけてあっという間に元気にうまれてくれました。


お産を担当した助産師さん。

産後の間もない時、私に忘れられない言葉をかけます。

「3人目も男だったね。産み分けとかしなかったの?」

って産後数日の母親に、言うんですよね。

え、何でそんな事をいわれないといけないんだろうって思いました。

何も言い返せなかったけど、ひどい言葉だったなと思います。


退院直前に、私が助産師であることを知られるんですが

「あんまりそういう事、隠さない方がいいよ。絶対バレるから。」

ってその助産師さんに言われます。


三男の妊娠、出産では本当にいろいろありました。

自分自身が気持ちがブレブレで、揺らいでいたからだと思いますが

嬉しい気もちより、下を向いて辛かった気持ちの方が

ずっと多い時期だったように思います。