見出し画像

専業主婦になり、育児の日々に思ったこと

はじめて専業主婦になってみて


次男の出産前に、それまで働いていた産婦人科クリニックの職場をやめて

私ははじめて専業主婦になった。

長男の時は育休期間があったけど、今回はない。無期限で仕事がお休み。


長男が1歳の時、育休明けで復帰して働いて、仕事自体は楽しかった。

でも職場は人手不足で代わりがききにくい現状で、残業しないとその日の仕事が回らない。

子どもが二人になって、仕事と子育てを両できる働き方が

できると私にはとても思えなかった。

復帰しても、長男一人だけの子育て中に感じていたような、

オーバーペース感、心苦しい気もちを感じて働く事がイメージできた。


だから、今しかない「育児」を優先する生活を選んで、仕事をやめました。


夫に言われたわけでもなく、自分で専業主婦になる事を選んで

毎日いつも二人の子どもと一緒の生活を選んだ。

産後は二人の育児にてんやわんやで、忙しい日々を送っていてあまり思わなかったけれど

半年ほど経った頃、日々の生活や育児に煮詰まってきた自分に気がついた。


仕事と育児の両立は、現実とても厳しかった。

でも専業主婦である生活も、また違った意味での厳しさがある事を知りました。


毎日、仕事は休みなのだけど、家事や育児の休みはないし、終わりもない。

家事や育児を、家族や誰かにお願いしたいと思っても、理由を探すのが難しい。

仕事はしていないから、時間はあるし、

個人的な用事であれば、子どもを連れて行けば済ませることができる。


私の場合、夫も両親も、とくに長男を預かって見てくれたので

とても助かったのですが

専業主婦をしていると、家事育児をお願いする理由がなかなか見つけられないから

自分から誰かにお願いしないと、全部自分でやってしまう。


育児や家事の逃げ場や、できなかった言い訳が許されにくくて

家庭の外の社会での居場所が見つけにくいなあと思っていました。


子どもといつも一緒にいられる事自体はしあわせな事で

二人の子どもは可愛いし、大好きだと思う。

だから今の選択を選んでいるのだと思う。


でも、いつもいつも朝から晩まで、寝てる間もいつも一緒というのは

正直なところ息が詰まってくる。

こうやって思うこと自体に、私はすごく罪悪感を感じてしんどくなっていた。


この気持ちを友だちには話せても、

長男を見てくれている母親には言えなかった。

次男は人見知りする赤ちゃんで、

夫にも両親にもすごく泣いてしまって、預けるのは難しかった。


長男は慣れているし預かるけど、次男は自分でみてください。

仕事してないし時間あるでしょう、一人ぐらい連れて行けばいいじゃない。


母には直接そう言われたので、長男は預かってもらえて助かったのだけど

次男とはどこに行くのも、いつも一緒でした。

長男はとても可愛がってもらえるのに、次男だけどうしてだろう。

と思う時もあって、ますます私は次男がかわいくて仕方なかった。


長男がちょうどこの頃、イヤイヤ期に入り始めたり

私があせってトイレトレーニングを始めたりしていた頃で

どうしてこんな事もできないのって長男によく怒っていました。

正直、長男を可愛くないかもって思った時期はこの頃でした。


主婦としての自分に悩んでいると

周りの目とか、どう思われているんだろうとか気になって

子どもにもイライラしてしまうし、

育児がつらいものになってしまっていました。


そんな時、私は本を読むことでハッとさせられたり

気もちを前向きに持っていってもらえた。

主婦になっても、仕事と両立していても、どちらも大変なことがある。

今は子育ての時間が欲しくて、主婦をあえて選んでいるんだから、

やるからにはせっかくだから前向きに、

あえて楽しいことを見つけて、やれるだけの事をやってみようと思った。

いつしかこうやって気もちがシフトチェンジしていって

時々立ち止まったりしながらも、前を向いて育児していきました。