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食べたもの日記 10月前編

2024年10月2日(水)羊で同窓会

今夜は池袋の聚福楼で大学の同窓会。聚福楼は羊肉やウサギ肉で有名なお店らしい。初訪問。

羊の背中肉。炭火で焼いていく。これは美味しかった
食べやすいようにカットしてくれる
このキュウリと鶏肉の和え物もおいしい

飲み放題には白酒まであり、けっこう飲んでしまう。それにしても大学時代の友人と飲むと、一気に学生時代に戻ってしまう。あれこれ気にせず好き勝手に喋りあうのは楽しい。

二次会はコメダ珈琲店でシロノワールを

2024年10月4日(金) ラムチョップカツカレー

朝6時起床。涼しくなってきたのでよく眠れているのか、朝起きるのに少し勢いが必要になってきた。

マーガリンを切らしていたので食パンにバターを塗り、トーストし、蜂蜜をたらして食べる。マーガリンでも十分美味しいのだが、バターだと流石に風味や味わいが強くて美味しい。たまにはこんな贅沢も良い。

7時からは仕事開始。CADソフトのアップデートを行う。日本独自の操作パネルがマクロで入っているのだが、その不具合があるのでアップデートが保留になっていたもの。ひとまず日本独自の操作パネルも問題なさそう。インドで作成してもらった3Dデータも問題無く読み込める(今回のアップグレードでは新バージョンで以前のデータは読み込めるが、以前のバージョンのままでは新バージョンのデータが読み込めないのである)。

昼間にラムチョップを低温調理で火入れしておく。

夕方仕事を終え、夕食の準備。

火入れしておいたラムチョップに衣をつけて揚げる。遠野ジンギスカンのあんべのジンギスカンカレーをお湯で温める。こちらのカレーはジンギスカンと書かれているが、実は「マトンコルマ」というインド・パキスタンの本格的な羊のカレーだ。かなり美味しい。遠野のジンギスカン屋さんが普通は出さないものだと思うので、お店の人でインド・パキスタンカレーが好きな人がいるのだと思う。

ジンギスカンカレーのラムチョッカツ乗せ

静岡土産に頂いた黒はんぺんも揚げて一緒に乗せてあげる。ラムチョップのカツが美味しい。そしてカレーとも良く合う。これはまた作ろう。

2024年10月5日(土) お燗は楽しい

朝6時に起床し、朝食は豆乳ヨーグルトにグラノーラを入れ、リンゴ酢を掛けて、と思いきや間違えて濃縮出汁を掛けてしまうり。掛けたのは少量に思えるし大丈夫かと思い食べてみる。

濃縮なのでしっかりと出汁の味がする。半分ほど食べたが、残りは流石に食べきれずに捨てる。どちらもしっかり仕事をしているので、豆乳ヨーグルトにも濃縮出汁にも申し訳ない。

昼は東新宿サンラサーのmac”s curryとのコラボイベントへ。実は実店舗は初めてなのも嬉しい。平日のみ営業は都内勤務でない身にとっては厳しいのだ。

mac's の鮭のちゃんちゃん焼きカレー、グレービーと鮭の旨みが強くて美味しい。サンラサーの優しいカレーとよく合う。

右上の器に入っているのが鮭のちゃんちゃん焼きカレー

mac's curryは現在札幌での月一営業というのがハードル高い。また東京に来てほしい。

一旦家に戻り、ルンバが掃除してくれない階段などにクイックルワイパーを掛ける。

夕方から下北沢へ。今日は多摩川花火大会のため、最寄り駅が混んでそうだったので、一つ手前の駅から電車に乗り込む。

今夜は発酵デパートメントのアケパがある。アケパとは発酵デパートメントで購入したお酒をシェアでき、普段一人では飲み比べできないお酒などを楽しめるイベント。

平六醸造 Re:vive Origin アカツキ 2024

今回はお燗の上手なお客さんが参加されており、様々なお酒をお燗してもらって、楽しく美味しく飲めた。チーズがまだ口の中にある状態でお酒を飲むと、チーズもお酒も味が広がって美味しかった。これを口内調味というらしい。日本酒はできるが、ワインはやらない。日本酒の可能性を知ることができた。お燗は楽しい。


2024年10月9日(水)学生ステーキ

朝6時に起床し、今朝も食パンに鶏ハムとチーズをのせてトースト。まだまだ飽きていないが、明日で終わりそう。

6時半前、NHK教育のTV体操はラジオ体操第一だった。第二の方が好きなので少しがっかり。

7時に仕事開始。仕事は変わらず新製品のコンセプトの煮詰め。

昼はハーバード大学式野菜スープを温めて飲む。今日は今までの暑さが嘘のように冷え込んだので、スープで丁度良かった。

午後からの打合せでは衝撃の話が。人が足りないから新製品開発をストップするという。なんじゃ、それ。流石に想像がつかない理由での開発ストップで、一気にモチベーションが下がる。

夜は合い挽き肉をイナダ式学生ステーキに仕立てる。合い挽き肉200gに1%の塩を振り、黒胡椒もたっぷり振る。それをフッ素加工のフライパンで油を引かずにじっくり焼くだけ。

かなり肉肉しいステーキになる。マクドナルドのハンバーガーのパテだけを抜き出して食べたときの肉肉しさと似ている。マックのパテも実は美味しいのだ。

2024年10月11日(金) 羊たちの饗宴

朝6時に起床し、採尿し、水を少し飲む。今日は人間ドックの日だ。

人間ドックで検査を受けて思うのは、その段取りの良さ。今は自宅から近い病院で検査を受けているが、以前受けていた病院もとても段取りが良かった。

身長体重の測定から始まって、血圧に血液採取、心電図と流れるように進んでいく。順番通りという訳でもなく空いている検査に適宜割り振っている。

検査は順調に進み、胃のバリウム検査も何とか無事に乗り越える。バリウム検査後に下剤をもらえるが、そもそもバリウム自体にも下剤が入っていることを初めて知る。どうりで検査後すぐにトイレへ行きたくなるわけだ。

検査後は診察結果を直接聞かず、郵送を選ぶ。直接聞かなければ検査終了後に開放される。

まだ10時過ぎなので昼はどこか外で食べようと計画していた。しかし思ったより腹具合がゆるいので(もらった下剤は飲んでいない)、家で様子見ることに。

お腹の状態は微妙に悪くトイレに数回行きつつ、結局午後は家でゴロゴロして過ごす。

夕方から秋葉原へお出かけ。今夜は年に一度のお楽しみ、羊齧協会主催の南部羊を食べる会だ。今年で5回目となる。今年は岩手の山本ファームの羊も供される。国内流通1%未満という国産羊の共演だ。なんとも贅沢な宴である。

南部羊と山本ファームの羊を窯焼きで
まずは山本ファームの羊を。18ヵ月のホゲット

山本さんのところの羊は少し甘みを感じるところがあって、長野で米を食べさせている冨草サフォークと味が似ている。肥育を尋ねてみたら米ぬかをあげてると聞いて納得。米に慣れているから米由来の甘みを美味しく感じるのかも。

こちらは南部羊。17か月のホゲット

切り分けられた部位がたまたま脂身の多いところでしたが、その脂身がコクはあるけど後味が引かないさっぱりした感じで美味しかった。こちらは飼料におからを使っているとのこと。

国産羊は肥育時に配合飼料に頼らざろう得ない為、どこも似たような味になりがち。そこから独自性を出そうと、各生産者が様々な工夫をしているのが面白い。南部羊と山本ファームの羊もしっかりと味の違いを感じることができた。

最後はトリュフ入りの炊き込みご飯

燻製豚のコクとトリュフの香りがとてもマッチしていて美味しい。良い宴でした。

2024年10月12日(土) 土田酒造

朝5時に起床し、手早く身支度を済ませ家を出発。近所のセブンイレブンに寄りカフェラテを購入。

環八を北上するが道は少し混んでいる。三連休初日だからだろう。

練馬から関越道に乗る予定だったが所沢の先で事故渋滞の情報が。かなり混んでいるようだ。このまま練馬から関越道に乗ると予定に間に合わない可能性が高いので、事故渋滞の先まで国道17号で進むことにする。

関越道には東松山ICから乗り込む。事故渋滞は迂回できたが、三連休のせいか高速道路はそこそこ交通量が多く、自然渋滞も所々で発生している。

今日は川場町の道の駅へ行き、その後土田酒造で見学する予定だった。道の駅には9時到着で土田酒造の見学は10時に予約を入れてある。しかし高速の混み具合により、土田酒造へ10時に到着できそうにない(土田酒造は川場の道の駅のすぐ先にある)。

途中のPAで少し遅れることを連絡してから土田酒造へ向かう。結局到着したのは10時半過ぎだった。

酒造見学は菌の保護もあり、ガラス越しに醸造所を見学しながら、モニターに流れる説明を聞く形。係の人が同行してくれていて、説明で分からないことには答えてくれる。答えてくれるのだが、質問内容が少しだけ難しかったようで、蔵の人を呼んでくれる。蔵の人に米麹99%というほぼ米麹のみで作っている日本酒についてあれこれ説明を聞く。米のでんぷんを米麹で糖化し、それを酵母でアルコールに変換している。米麹だけで米がほぼ無いと糖化がどうなるんだろう?というのが質問だったが、米麹も米のでんぷんが残っているので、麹はまずは米麹のデンプンを糖化し、その後米のデンプンを糖化するのだそう。なので米麹のみでもお酒は作れるとのこと。原材料に米と米麹、酵母が無いと日本酒として認められないので米麹に1%の米を足して作っていると。

米麹を99%使った99。その麹の製造時間を変えたもの

ベーシックな99はこのテスト品のNo.1 29時間とNo.2 37時間の中間、33時間ほどの麹製造時間らしい。

ベーシックな99とNo.4の99を購入。対極に近い関係なのでどこまで味が違うか楽しみ。

そこから高崎の十文字へ移動し、十文字うどんへ。

以前食事イベントでご一緒した方がやっているうどん屋さん。本業は他にあり、羊の育成もやっている。

うどんは地域特有の肉汁うどん。肉汁には薄くスライスしたゴボウの天ぷらに豚肉、そしてネギは輪切りと白髪ねぎとを入れる凝りよう。そして美味しい。

肉汁うどん。左のうどんを揚げたように見えるのがごぼう天

13時ごろに到着したが、店内は満員。うどんを食べたらその人気ぶりも納得。店内では豚肉の販売も行っている。肉汁うどんの中の豚肉も美味しかったので、豚肉も買って帰る。

羊には会えなかった…。今の時期は放牧しておらず室内にいるらしい。

食後は高崎へ移動し、高崎駅前の高崎オーパ4Fで開催されている「見て、着て、さわって 買える葬儀具展」へ。以前日記でも触れたことがある森下のめめんともりがやっているイベント。日本で初めての葬儀具「販売」の催事ということで骨壺や遺影撮影会などをやっているイベント。

折角なので入棺体験を。時間が無く素早くやってきたが、きちんとワークシートに記入まですれば良かった。ワークシートに自分の死に際や呼ばれたい属性などを書いていくことは、誰もが迎える死を具体的に(初めて?)意識することでもあり、自分の人生をどう見て欲しいか考えることは、たぶんセルフエスティームへと繋がる。

入棺体験中

良い体験だったので、これはもう一度森下のめめんともりできちんと体験する。

会場でFさんに「高崎駅にも土田酒造のその店舗限定のお酒がある」と伺い、高崎駅の売店へと向かう。

高崎駅2F(JRの改札口出てすぐ)にある群馬いろはで「168〜菩提酛×山廃酛 5年熟成〜」という限定酒を購入。

土田酒造と高崎駅で購入した酒たち

2024年10月13日(日) 秩父へ大人の遠足

朝6時に起床。今朝は牛乳とグラノーラの朝食。食後は紅茶を入れまったりしつつ、8時前に家を出る。今日は珍しく電車でのお出かけ。一部でちんあなごと呼ばれている特急ラビューに乗り、秩父へ向かうのだ。

池袋で友人Nと落ち合い、9時池袋駅発の特急ラビューに乗り込む。ラビューが出発したらすかさず乾杯。大人の遠足である。

友人Мが所沢から合流。今日は大人3名での大人の遠足。

10時21分に西武秩父駅に到着。さらにここから長瀞駅まで秩父鉄道で移動する。接続駅の秩父鉄道御花畑駅を10時58分発なので、少しの時間、駅隣接の祭の湯内にあるChichibu The Craftでクラフトビールを飲む。4種飲み比べがあったのでそれを。

クラフトビール4種飲み比べ。味噌こんにゃくを添えて

この中のひとつが特に美味しくて買って帰ろうと思っていたが、銘柄を忘れてしまった。

そろそろ時間なので秩父鉄道の御花畑駅へと移動し、長瀞駅まで15分ほどの旅を。

長瀞駅から荒川の河原に向かって商店街が伸びており、その中間程に最初の目的地、喜久家食堂がある。普通の食堂なのだが、実は日本酒のラインナップが豊富なことで有名なお店。

我々は食事では無く飲みに来たので、食事メニューも味噌カツのあたまなど、おかず系を頼む。食事メニューは食券機で購入し、日本酒は都度現金払いするシステム。店内の冷蔵庫には入っているがメニューに載ってない日本酒も多数あり、聞いてみると開けてくれる日本酒もあった(もちろん開けられない日本酒もあった)。

味噌カツのあたま。トンカツ自体が肉厚で美味しい
新政の陽乃鳥にNo.6、そして川口納豆
悦凱陣二種。これは美味しかった

日本酒好きな友人曰く、悦凱陣はお燗にするととても美味しいのだそう。このお酒は店内ではお燗に出来なかったが、お燗できるお酒も用意はあるよう。

食事も日本酒も美味しいとても素敵な店だった。また訪れたい。

その後長瀞の河原まで歩いていき、ノリで川下りに乗船することに。そのままの乗船なのでBコースとなるらしい。SLの鉄橋や急流があるのはもう少し上流のAコースで、そちらへはマイクロバスで移動する。

側面のビニールシートを上げておかないと水しぶきを被るぐらいの急流

長瀞という名の所以のまったりした流れも、Aコースほどではないのだろうが、そこそこの急流も体験できて楽しかった。

船を降りた後はマイクロバスで長瀞駅前に戻る。秩父に戻る予定だが電車の時間まで30分程あるので先ほどの商店街をぶらつき、折角なので秩父の天然氷のかき氷を食べる。

時間もつぶれたので秩父鉄道で御花畑駅に戻る。途中、秩父駅で停車していたときに隣のホームにSLが入線してきた。

入線してきたSLパレオエクスプレス

御花畑駅に戻るが、夜予約してある時間まではまだ数時間あるので、秩父神社までぶらぶら歩きながら行ってみることに。豚の味噌漬けやメンチカツで有名な安田屋も秩父神社へ向かう参道筋にあった。メンチカツを食べたいと思い、聞いてみると「揚げ物はヒレカツ以外売り切れたとのこと」。まだ15時前なのに凄い人気だ。

夜は板野商店で絶品ホルモンを堪能。

ホルモン各種

肉類はホルモンしか置いていないのが潔い。そして美味しい。

秩父は大人こそ楽しめる場所だった。

2024年10月14日(月) 酵七福定食

6時半に起床。昨日目一杯遊んだ翌日が祝日なのはとても嬉しい。朝食はグラノーラに牛乳とリンゴ酢を掛けた簡易なもので済ませる。

昼前から出掛ける。

三軒茶屋駅で電車を降り、発酵デパートメントまでてくてくと歩く。だいぶ暑さが和らいだので日中外を出歩くのが苦痛でなくて嬉しい。

発酵デパートメントでは発酵食品が7つも食べられる「発酵七福定食」を注文。発酵食品の味わいがそれぞれ違うので結構楽しめる。ふぐのことめった汁が気に入った。金城漬けは味噌漬けなのでご飯が進む。めった汁はこれとごはんだけでも食事になるので、単品でもメニュー化して欲しい。

発酵七福定食

LaJomonの「土に叫ぶ」が在庫にあったので、1本購入。浪江に帰還した鈴木酒造の山形長井蔵のもの。これは明日以降飲むので、今夜はうきうきホップで酔っ払い。

「土に叫ぶ」とハッピー太郎醸造所の「うきうきホップ」

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