一杯のかけそば
一昨日、3年ぶりに日本酒を痛飲して心地よくなったのも束の間、夜から酒が回ってひどい状態になり、翌朝は何も食べる気にもならず、気持ち悪さだけが時折、間欠泉のようにわき上がるも、空砲を打つような状態で、ただ吐き気を催すのに無用なエネルギーを費やしてしまう、集中力も低下し、仕事も手につかない、午後からの商談までには、何とか持ち直したものの、そこで気力を使い果たし、再び低空飛行に。とはいえ、午前中までの、何もしたくないし判断もまともにできない、という状態からは脱しており、あと一押しで、8割の水準まで戻りそうな感じです。
水はさんざん飲んだのですが、どうも食べ物を入れた方がよさそうです。でも、スムージーでさえ多少気持ち悪い思いをして、商談前に何とか飲み終えた状態で、がっつりした感じのものとか、お菓子は無理そう、そこで思いついたのが、やはり同じように翌日遅くまで二日酔いが残っていた、今から16年前に、妻が作ってくれたかけそばです。
職場の近くの「ゆで太郎」という蕎麦屋さんに行きました。この場所にできて10年ぐらいは経っているような気がしますが、店に入ったのは初めてだと思います。時間帯が中途半端だったので、店には自分ともう一人しかいませんでした。
注文したのはシンプルな「かけそば」で、5分ぐらいしてから出てきたのは写真のような薬味のネギとかけそばが別々になったものです。今の弱り切った体にはこのシンプルさがありがたい。当然ながら刺激の多い七味もかけずに、最初はネギも入れずにいただきました。
おそらく、ふつうに一食とし食べるには物足りないのかもしれませんが、そばもおつゆも美味しく、体内から酒の毒を出そうとしている肝臓にとっては援軍になったようで、目に見えて体調が戻ってきました。
一杯のかけそばをお店でこれだけ有難くいただいたのは、はじめてだと思います。ゆで太郎さんもこれを機に、ひいきにさせていただきたいと思います。もちろん、今回のような二日酔いは二度と御免です。
やはり飲み会という「戦場」の設定は重要で、つまみがあまり出ないで吞み進められるお店は、過去にも何度か大ダメージを埋めましたので、今後は「戦場」として選ばない。つまみが十分に出て、そちらを堪能してからお酒も必要に応じて呑める、そういうお店を選びたいと思います。ただ、昨日も書きましたように、僕にとってのプライムタイムである朝の活動が低下するので、アルコールは避けたいところですけどね。