フルマラソンド素人のナンパ師が東京マラソン2024を完走した話
前提
本noteは、フルマラソンを完走して学んだナンパとの共通点をナンパ師向けに、また僕のようにフルマラソンド素人の方向けに書いたものです。
そういった前提のもとお読みください🙇♂
自己紹介
はじめまして。シモンといいます。
普段は都内で会社員をしているアラフォーのナンパ師です。
なぜナンパをするようになったかと言うと、約10年付き合った彼女と別れ、その後始めたアプリで同年代しかレコメンドされず、さらにはマッチしないといった絶望的な現実を変えたいと思ったからです。
ありがたいことにナンパを始めて1ヶ月で彼女ができ、その後4人と同時に付き合うという男の夢のようなことを叶えることができました。
しかし、4人と同時に関係を持つのはかなり大変で、今では15歳年下の本命彼女とのみ関係を続けています。
そんな僕ですが、学生時代はまともにスポーツをやったことがありませんでした。
学校のマラソン大会が嫌すぎて、仮病をつかって休んだことがあるくらいの運動音痴です。
社会人になってからモテたいという理由でジムに通ってボディメイクをしていますが、有酸素運動はほとんどしていません。
元カノと一緒に皇居ランをした時は、2kmくらいで膝が悲鳴をあげてしまってガチ心配され、僕は走るのが苦手なんだと勝手に思っていました。
ちなみに元カノは皇居一周余裕で走っていました。
なぜ東京マラソンを走ろうと思ったのか
まともにスポーツをやったことがない僕が、なぜ東京マラソンを走ろうと思ったのか。
きっかけは、当時お世話になっていたナンパ講師のあんりさんにナンパで結果が出ない原因は自信のなさにあるのかも知れないと相談したところ、
と東京マラソンを提案されたことです。
東京マラソンの倍率が高いことは知っていたので、どうせ当たらないだろうとたかをくくっていたところ、当選のお知らせが。
もうこうなったら腹をくくるしかないと、参加費を入金して退路を断ちました。
トレーニング
当選から東京マラソンまでは5ヶ月という期間があります。
一般的にはその期間で目標に応じたトレーニングをすると思うのですが、僕は1ヶ月半前まで何もしませんでした。
(絶対にマネをしてはいけません。計画的にトレーニングしてください。)
あと1ヶ月半しかなく焦った僕は、日々のトレーニングを計画することにします。
早速3日目から"off"が続いていますね…。
ご想像の通りこのメニューは絵に描いた餅に終わり、5ヶ月の期間で実際にトレーニングできたのは、たった14日間しかありませんでした。
さらに2月はアツストサロンというナンパサロンの30日プログラムという短期集中講習を受けていたので、なおさらトレーニングがおざなりになってしまいました。
しかし、後述しますがこの30日プログラムの経験が東京マラソンに活きることとなります。
準備物
ド素人目線で選んだ準備物を紹介します。
衣類
Tシャツ
ポリエステル素材のものであれば、正直なんでもいいと思います。ハーフパンツ
トイレ休憩で脱ぐことになるので、紐が太くて結びやすいものがおすすめ。アンダーウェア上下
これ重要。汗を吸ったり、万が一転倒した時の怪我を防止したりしてくれます。
本当はスポーツブランドのやつがいいんでしょうが、僕はユニクロのエアリズムで代用しました。女性用ですが、大きめを買えば問題ないです。
帽子
頭から汗が流れてくるのを防止してくれます。(シャレではないです)ソックス
スポーツソックスであればなんでもいいと思います。シューズ
一番大事です。僕はナンパ用に買った盛り靴であるホカオネオネのBONDI 8にスポーツ用のインソールを入れて走りました。まさかナンパ用のシューズをマラソンに活かせるとは。
その他
スマホ
写真を撮ったり、休憩時に友人と連絡を取ったりして全力で楽しみましょう。時計
ペースやタイムを測るのに必須です。
シャオミのスマートバンドシリーズが安くておすすめ。
タオル
汗をめちゃくちゃかくので必須です。トイレの後手を洗って濡れた手を拭くのにも使えます。カバン
スマホや飲食物、タオルなどを入れておけるのであると便利です。
僕はリュックを使ったのですが、首と肩が痛くなったのとスマホが取り出しにくかったので、次からはポシェットにしようと思っています。日焼け止め
数時間屋外を走るので、天候によってはめちゃくちゃ日焼けします。
今年は快晴で、しっかり塗ったのですがそれでも日焼けしてしまいました。
前日・当日の過ごし方
前日に事前ランナー受付がビッグサイトであったのですが、EXPOも同時開催されていてモチベを高めることができました。
あと、スポンサー企業のブースでプロテインや湿布などのノベルティをもらえます。
当日の受付が9時前と早いので、その後は寄り道せず帰って、たくさんご飯を食べて早く寝ました。
最後の悪あがきで無理なトレーニングをするのはやめましょう。
前日はとにかくコンディションを整えることを優先します。
当日の朝食はプロテイン・おにぎり1個と軽めに済ませ、会場まで移動します。
出走
会場は大盛り上がりで、さながらお祭りのような雰囲気です。
周りのランナーが全員凄腕のように見えてきます。
受付を済ませ手荷物を預けたら、いよいよゲートinです。
開会式的なものが始まり、小池都知事と陸連のお偉いさんのありがたい言葉を聞いたらスタートの号砲が鳴ります。
ただ、38,000人も走るのですぐには走り出せず、スタートラインまで数十分ほどかけて歩くことになります。
徐々にスタートラインが見えてきて、スタッフの「走り出してください」という言葉とともに走り出します。
42.195kmの道のり
フルマラソンの距離はとんでもないです。
最初20km辺りまでは目標としたタイムのペースメーカーに付いていくことができ、「行けるかも」って思いましたが、そこから脚が痛くなってガタッとペースが落ちました。
途中に『関門』というチェックポイントがあり、指定された時間までに通過しないとその時点で失格となってしまいます。
ペースが落ちると、関門通過のプレッシャーとの戦いになります。
それでも、ナンパで培ってきたマインドや30日プログラム最終日に目標を達成したという自信が脚を前に動かしてくれました。
周りのランナーが「もう無理かも」とつぶやいても「俺は絶対完走する!」と決して諦めませんでした。
最終関門を突破して、後はゆっくり歩いてでも完走できるとなった時、プレッシャーから開放された安心感や走るきっかけをくれたあんりさんのことを思い、涙が溢れました。
完走
MAX目標としていたサブ5(5時間以内に完走すること)には届きませんでしたが、MIN目標の完走を達成することはできました。
完走するとスタッフにめちゃくちゃ祝福されて、メダルやらポンチョやらの記念品をもらえるので自己肯定感が爆上りします。
学び
フルマラソンを完走してみて、ナンパにも通じる学びを得ました。
応援してくれる人の存在
彼女やナンパ仲間、ボランティアスタッフや沿道で応援してくれる方の応援が力になりました。途中休憩時にLINEやXを見て何度元気づけられたことか。目標を持つ
ストレッチしたMAX目標と必達のMIN目標を立てましょう。
僕の場合、MAX目標のサブ5達成が難しくなっても、MIN目標に切り替えたことでモチベの低下を防ぐことができました。最後まで諦めない
最後まで諦めず脚を前に動かし続けたことで、完走というご褒美をもらえたのだと思います。30日プログラムの最終日達成も同様。全てはマインド
👆と重複する部分もあるのですが、ランニング中しんどくても走り続けることで、マインド(気持ち)がフィジカル(体)を上回って限界を超える力を出せることがあります。いわゆるランナーズハイみたいなものです。
ナンパの場合はナンパーズハイというみたいです。
👇僕の好きな言葉です。
ナンパもマラソンも辛いことがたくさんありますが、最初の一歩が重いだけで、やり続ければ楽しくなってきます。
終わりに
まともなスポーツ経験がないのにほとんどトレーニングも行わずフルマラソンを走るのは、正直無謀だと思います。
そんな中でも完走できたのは、ナンパでマインドや自信を身に付けてきたこと、また応援してくれる人たちが周りにいたことに他なりません。
新しいことに挑戦するのは勇気が入りますが、結果はどうあれ挑戦したこと自体を後悔することはほとんどないと思います。
完走後は正直「二度と走りたくない…!!」と思いましたが、一日経って「次こそはサブ5を達成したい…!!」と欲が出てきました。
これからも引き続き、ナンパもマラソンにも挑戦して人生を楽しみたいと思っています。
本noteを読んでいただいた方に少しでも良い影響を与えることができたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました🙇♂
シモン