自走屋

本業の音楽の合間に、副業として自走屋をやっとります。

自走屋とは、端的に言うと車を運転して運ぶ仕事です。
オークションから車屋さんへ、港から個人宅へ、社用のリース期限切れ車をオークションや港へ、レンタカー店舗同士の在庫移動、などなど、さまざまな状況の運転を担当します。
1行程、約20〜50kmほどになります。

まだ初めて4年ほどですが、運転した車はおそらく累計1000台は突破していると思いますので、ここで印象に強く残った車種をランキングしてみます。


10位 トヨタ クラウン
トヨタ車のフワッとした足は個人的に好きではないですが、体調が悪い時、疲労している時、クラウンに乗るとかなり復活できる事に気づきました。走りが楽しいかと言われると微妙ですが、体力を使わないという点ではベストチョイスだと思います。「いつかはクラウン」なるほどなキャッチコピーでした。


9位 日産 バネット
いわゆる商用ミニバン。現行日本のミニバンは「オラオラ系」の顔と、それにそぐわない軽快な走りがアンバランスに感じて、はっきり言ってあまり好みで無いのですが、これは良いですね。どうでも良い顔つきと、それに見合った軽い走り。商用ならではの潔いインテリア。こういう武骨な内装って、意外に気分が上がるんですよ。


8位 プジョー 5008
フランス車の特徴は、空間のマネージメントにポリシーがある事。車種のコンセプトに沿った空間デザインが用意されている事ですね。この車種でいうと、とにかく「移動を楽しむ」という気持ちに誘導されるのです。中途半端に「走り」に振らないのが素晴らしいです。直進性よりも、よく回る印象。これ乗った人は幸せだと思います。


7位 マツダ CX-5
現行のディーゼルが抜群に良いです。ディーゼル特有のトルクフルな低速域。重厚な加速。そして抜群の静粛性。そしてデューゼルの経済性も含め、SUVいっぱい出たけどこれだけで良いんじゃないの?という印象を持ってしまいました。


6位 BMW X4
重厚な走り、優れたハンドリング、抜群の足回り。文句のつけようの無い車でした。Xシリーズの中では「SUV臭」が薄いエクステリアで非常に好感が持てました。乗ったのは1度だけですが、強い印象を残してくれました。


5位 トヨタ センチュリー
幸運にも12気筒に乗れました。まじ静かでビビりました。こんな事、乗用車でできるんですね。ステアリングの切り方もかなり独特で、相当回すなあという印象。これが後部座席に乗ったタイトさは無いですが、とにかくスムースな走り。


4位 日産 ノートハイブリッド
大ヒット車種ですが、これは実際に乗ってみて、売れて当然と思いました。ハイブリッドシステムは、このサイズでこそ威力を発揮すると感じます。モーター特有のトルク感が、この車格だとスムースさに転嫁されて嫌味がない。マーチ以上の質感と、適度なチョロQぽさ。良いんじゃないでしょうか。


3位 フォルクスワーゲン ゴルフ
名車だと知ってましたが、乗るほどに名車ですね。4から7まで満遍なく乗りましたが、車体剛性の高さはどの世代も変わらず。それによる直進性、直進性を武器としたハンドリング。最高ですね。特に7は今狙い目です。


2位 スズキ クロスビー
これは隠れた名車と言えるでしょう。軽ではないけれど、軽ライクな気安さとしっかりした足回り。走りの安定感は想像を超えてました。このまま名古屋行けるわ、とひとりごちました。コスパも良く、バランスが最高な一台です。


1位 アウディ A3
直進性に飛んだ心躍る走り。ブレーキの安心感。そしてインテリアと走りの統一感が秀逸でした。名車ゴルフのライバルですが、どちらかを選べと言われたらA3と即答します。欧州車の1番の美点は空間マネージメントですね。シートに座った瞬間から心がクワっとなる。日本車はもっとこの無形の分野を頑張って欲しいです。


以上になります。何かのご参考になれば幸いです。
頃合いを見て、期待はずれシリーズもアップしてみようと思います。

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