カットの仕方―心理的に惹きつけるカット編集
心理的つなぎの例
編集で映像をつなぐ上で1つのポイントを紹介します。
飽くまで1例なので, 参考程度にご覧ください。
今回は職人を使って引き付ける映像カット方法を紹介します。
参考文献参照 (下記表記)
①まず, 職人を映します。
このカットの意図は, 職人はどこでどんな状態で作業をしているのかを明確にする目的で撮られています。
②次に, 少しアップで職人を映します。
このカットの意図は, 職人の表情を視聴者に伝える目的で撮られています。
③手元のクローズアップです。
このカットの意図は, 細かい作業の緊張感を伝える目的で撮られています。
④最後のカットでは, 職人の顔を映しています。
このカットの意図は, 作業に対する気迫を表現する目的で撮られています。
以上です。
参考文献では, これは正解だとは言っていません。
例えば, このカットの順番を反対にすることで, 視聴者に「なんだ?」と思わせることも1つのやり方であると述べておりました。
映像は自由です。
どんな風に視聴者を驚かすかは, 映像制作者の腕の見せ所です。
・参考文献
井上秀明 (2007) 「図解だからわかりやすい 映像編集の教科書」玄米者MOOK-p.44-p.51
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