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同棲しているパートナーとセックスレスになったのでirohaを買った話【経緯編】

少数派でも、まあなんとか生きていますっていう記録。

結婚を前提にお付き合いをしましょうとなって早1年。
とにかくお互いの生活リズムが違いすぎた。会えて月2回。
この計算でいくと2年付き合ったとしても1ヵ月弱しか会えないわけで。
いや、これでほんまに結婚すんの?やばない?賭けすぎん?

元々結婚はしといた方がいいみたいな固定概念で婚活した。
相手のこともあるし年齢的にもそろそろ前向きに検討しなければいけない。
月2回の逢瀬で夜中に大声を出さないと眠れないとか、こっそりやばい薬をやっているとか、そういう無理なところに気づける自信はない。
私がおおらかで何事も気にしないタイプだったらまだいいかもしれないが、生憎こだわりの強い神経症かつ軽い潔癖。
マイルールやルーティーンがいくつもあり、そもそも人と住むことに向いていない。
あと普通に寂しかった。会いたかった。当時は。
最近思い返してみたけど、だったらもっと会いに行けよと思った。
会えないと思っていたけど、仕事あるし、ちょっと遠いし、本当は会いに行くのめんどくさかったんだよね~~~~~~~~~~。

話し合いを重ねた結果、効率よく相手を知るには早いと思い一緒に住むことにした。
幸いお互い1人の時間が必要で、部屋は別、寝るのもお互いの部屋と自然に決まった。
会社の人に「一緒にいたい、片時も離れたくない!と思うから同棲するんじゃないの!?そういうもんじゃない!?」と言われたけれど、私にとっては「一緒に住めるかどうか」を確かめる手段だった。
案の定細かいことが気にならないパートナーはすぐに慣れたようだけれど、神経質な私は2人での生活に未だに慣れず、度々発狂している。
みんな普通に人と生活していて本当にすごい。
そんなこんなで同棲を始めて1年ちょっと。
その間したのは3回くらいだし、最後にした日はいつだったか思い出せない。

気づいたらセックスレスになっていた

気づいた時にはそんな状態だった。
いや本当は気づかなかったわけではない。
最初はお互いが休みの前日は念入りに風呂場でありとあらゆる毛を剃ったし、上下揃いの下着を身につけた。
いざベッドに入ると「なんかもういいや」と思ってしまう。
いや、眠いな?寝よか、みたいな。
やっぱり今日もないな、っていう感覚が毎回あった。
次第に気を付けることもなくなっていった。

向いてない上に慎重な性格な私は、同棲前から同棲、結婚のエッセイやコラムを読んで勉強していた。
「セックスはスキンシップの延長線上にあり、セックスレスで離婚があるぐらいパートナー間では重要なこと」という認識だった。

今、ないやん。

性欲はあるものの、セックスしたいという気持ちはない。
うまく伝えられないけど性欲=セックスしたいかと思いきやそうじゃなかった。

なんでセックスできないのか

どちらか一方が拒否しているわけではなく自然消滅的な感じでなくなった。私は自分を追い詰めていた。
「パートナーとのセックスは必要なこと」と思いこんでいた。
どうしてできないんだ、しなければと必死だった。

何とかこぎつけたものの、お互いが途中でだめになった。

「正直これはセックスレスだと思うんだけど、どう思う?」と率直に聞いてみた。
パートナーは「一緒にいられればそれでいい」とだけ言った。
いやそんなはずないやろ、腹割って話そうやと言った。

本当に一緒にいるだけでいい。
抱きしめてくれればいい。キスはしてほしい。
AVが好きなのでセックスよりもオナニーの方が好き。
陶子ちゃんは触ったり舐めたりしてくれないし、疲れちゃう。
性欲はオナニーでいい。一緒にいられることが大事。

趣味はAVと公言し、コレクションがどんどん増えているので本当なのだと思う。
オナホが洗って干してあるのも何度も見た。

私も一緒に住むことで今まで知らなかった大雑把なところや衛生観念の違いが見えてしまった。
正直デリケートなところに触れたい、触れられたいという気持ちがなくなってしまった。
できることなら触れたくない。舐めるのはかなりきびしい。
キスは頑張る。本当にごめん。
一緒に住むのはなんとかできる。

「別に無理してやらなくてもいいんじゃない?」

別にいいらしい。
あ、そうなん?いらんのや。
結構衝撃だった。絶対必要だと思ってた。

いいんだ。

心が軽くなった。いいんだ、いいんだやらなくても。
お互いが不満に思ってなかったらそれでいいんだ。

え、じゃあムラムラしたときのためにiroha買お!

早速Amazonで種類を調べた。
お試し価格的なものから、本格的なものまで様々だった。
パートナーに相談したら「せっかくだし、いいの買いな!2人の問題だし、二人のお金で買おう」と言ってくれた。
めちゃくちゃ感動して、普通に高いの買った。

そしてirohaの使用レビューに至る。

別に仲悪いわけではないけど、特別いいわけでもない

夫婦や夫婦になろうとしている人たちは仲いいものだと思っていた。
実際私の両親は今でも「ラブラブです」と電話をかけてくるし、パートナーの両親も自粛前はよく2人で出かけたときの写真を送ってきていた。
周りの結婚している人たちもそんな感じ。

でもそういう関係に私はなれないんだと思う。
性格的に厳しい。
いやなことが目に付くし、すぐ怒ってしまう。
「なんとか一緒に生活できる」というチームが作れている状態。
私的には上出来。お互いよく頑張ってる。

今後は正直どうなるかわからない。
それは多分前者も同じ。

なんとか生きていこうと思う。

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