見出し画像

ズボラ模型

はじめまして清水です。

趣味で模型を作ったり、模型雑誌でライターをしたりしております。
こちらのnoteでは模型に関するあれやこれやについて書いていこうと思います。

日々作っている模型そのものについてはTwitterでつぶやいてますのでこちらもよろしくお願いします。

と、前段で書いている通り、模型作るの好きなんです。組み立ても塗装も好きです。
そんな好きな模型ですが、いざ作るぞ!っていうときにちょっと躊躇するんです、めんどくさいというか。
なぜかといえば好きなのは模型の実作業であって、それに至る諸々を準備するのがひたすらに面倒なんですね。

特にその辺は塗装関係に多いです。むしろ模型作業としては組み立てよりも塗装が好きなのに、です。
例えば何かというと、

・塗料、溶剤を出す
・塗料を攪拌する
・攪拌棒を拭く
・換気扇回す
等々…

改めて書き出してみると模型やめてしまえ、っていうくらい些細な事ばかりですけど、実際面倒なんですこれが。

面倒なことは極力ズボラに対応させてほしい、趣味だし。

この辺が解消されていくと気持ちの問題だけでなく当然作業効率も上がっていくはずです。

で、最近だと艦船の超絶作例でおなじみのR工廠さんのツイートで詳細されていたこの「ボルテックスミキサー」。これがもう最高のズボラツールでした。

凄くざっくりいうと「据え置き式電マ」。塗料瓶を押し付けると電マ的回転振動で塗料を攪拌してくれます。

いままでだと、

瓶に攪拌棒突っ込んでかき混ぜてかき混ぜてたまに勢いよくかき混ぜすぎて塗料がこぼれて舌打ちしてやっと混ぜ終わったらティッシュ出して攪拌棒拭いて塗料をパレットに出す

というルーティーンが

ボルテックスミキサーに瓶ごと押し付けて攪拌、塗料をパレットに出す

一行で終わります。

画像1

(振動がちょっと痒い)

実際このボルテックスミキサーを導入してから
「ちょっとこの辺に塗り足そう」
とか、空いた時間にチョコチョコ筆を入れる回数が増えました。準備はズボラに済ませるようになった分、模型製作の楽しいにだけ気持ちが向いている感じです。素晴らしい。

あと最近だともう一つ。ドール系の方のツイートで知ったこちら。

呉竹の「からっぽペン」。
本来は好きなカラーインクを充填してオリジナルカラーペンを作るものですが、ツイートの方は溶剤を充填して消しペンとして使っています。

これ、エナメル溶剤だと自分的には凄くよさそうに思いました。

塗装の仕上げ工程に入ると、割といつまでもチクチクとエナメルで汚しを入れたり消したりを繰り返すことが多いんですが、その度に塗料出して(これは仕方ないですが)溶剤用意して筆用意して片づけて等々が若干でも楽にならないかなと。

さっそく購入してみました。まずはからっぽペンの「ほそふで芯」「ほそ芯」の二種類。「ほそふで芯」は硬い筆先のようなペン先、「ほそ芯」は硬いペン先です。

画像2

さっそくエナメル溶剤を充填。

ペンの外装素材はエナメルでも侵されないので大丈夫ですが、中芯をコートしている樹脂がやられました。使用には問題ないですが。

実際に使ってみると、最初はペン先から溶剤が結構出てきます。ダメかな?と思ったんですが一晩おいたらだいぶ落ち着きました。

まず細かい箇所の拭き取り」用途については、よい感じです!。双方ともに細かくふき取りできますが「ほそふで芯」の方が若干しなる為、コントロールしやすいです。

次に個人的にはこちらを期待していた「溶剤を用意しなくていい筆」として、塗料をつけて使ってみました。こちらは何だか面白いです。

画像3

(そこにあったオブソリートさんの背中に錆を追加してみます)

画像4

細かいスポットを描画したりちょっとそれを滲ませてタッチを加えたり。慣れたら色々使えそうです。これは良いですね!

更に調べるとからっぽペンにはそのものズバリ「毛筆」というものが!

画像5

(買いました)

こちらはカートリッジ式なので付属カートリッジに溶剤を充填します。カートリッジの素材も問題ありません。

実際に使ってみたところ…これです!

画像6


消しペンとしても、溶剤入りの筆としても十分使用可能です。溶剤を準備することなく、ちょっと気が向いたらいつまでもチクチク塗面をいじり続ける事が(多分)可能になりました!
あとこちらは普通に筆なので、シタデルなんかの水筆としても普通に使えそうです。

こうやって日々一つ一つズボラにできることを増やしてきたい今日この頃です。当面は一番面倒な「整理整頓」というラスボスをどうズボラに攻略していくかが目下の目標ですが。

それではまた。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集